コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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好調鳥栖を探る
第2クールのスタートを3連勝して、前節の2位をしっかりキープした鳥栖。
この好調さの原因はどこにあるのだろうか、という事で少し探りを入れてみた。

第9節以降の6試合で5勝1分無敗という結果だが、特に、第一クールで敗れた京都と山形に対して、共にアウエーでありながら勝利を収めてリベンジに成功している。(ここまでの3敗の相手は、この2チームと甲府。)
得点は10点だが、前節こそ1失点したものの、それまでの5戦は連続無失点を記録している。

選手起用で目立つのは、途中加入した高地選手が第9節以降連続して出場しているくらいか。登録はMFのようだが、左SBでの起用でボランチ飯尾選手と同様、攻守に効いているようだ。
被シュート数が165本(リーグ2位の多さ)でありながら、無失点試合は8試合。粘り強い守備が身上といったところか。
また、攻撃に関しては新居、鈴木のFW陣がここ3試合で6得点している。
攻守とも、代役で出場した選手が入れ替わりで活躍しているのも特色だ。

特筆できる、これといったものは見当たらないのだが、京都戦の勝利から自信と勢いを持ち続けているのは確かなようだ。
「精いっぱいのプレーを全員がしてくれた。相手にスキを与えなかった。」山形戦後の松本監督の言葉に表されるチームである。

チームのバイオリズムを見てみると、第9節以降の好調さが一目瞭然だ。

バイオリズムと順位

しかし、昨季もこの時期は調子が良かったのだが、徐々に調子を落としている。バイオリズムからすれば、この辺で一度下降しそうなものだが、次節甲府戦の後、草津、湘南、徳島と続くだけに、甲府戦を乗り切ると一気に突っ走る可能性もある。

昨季のバイオリズムと順位

ただ、ホームでの勝利が1勝のみであり、観客増とは裏腹になかなか勝ちきれていないのも事実。また、攻撃を担うMF高橋選手がU-21日本代表に選出された為、次節はチームを離れるのも痛いところだろう。

かつて、共に下位グループにいた「J2.5」、「沈没トリオ」の仲間。
ここへきて、上位で昇格争いを占うような場面で戦うとは、あまり予想出来なかった。何かと因縁があるだけに負けたくないものだが、今も昔も侮れない相手である。
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ゲームの流れを掴む
第14節 5/28(土) 甲府 5-0 徳島 小瀬:5048人
甲(11)太郎(37)藤田(51)バレー(65)バレー(73)バレー 

競技場に近づくと何やら鐘の音。どうやら、試合前の徳島の阿波踊りが始まっているようだ。何やら威勢の良い踊りだ。徳島も勢いよく攻めてくるのだろうか、とそんな事を思いながらキックオフの合図を待った。

両チーム探り合いの状態から、ゲームの均衡を破ったのは甲府だった。
前半11分、克哉のスルーパスに太郎が反応する。飛び出すキーパーの際を通過したボールがゴールマウスに吸い込まれて先制のゴールとなった。甲府ペースで試合を運ぶ為には貴重な先取点だ。しかし、この1点でゲームを決め切れないのも今の甲府。次の1点が重要だな、と思いながらゲームを見つめつつ声援を送る。

甲府が押し気味に試合を進めるが、追加点は奪えない。
すると前半26分、徳島がPAやや外側でFKを得る。壁の前には2名の中腰壁。(現地では気付かず、録画で確認。)
伊藤選手の放ったシュートが甲府ゴールを襲う。うわぁ、やられた、と思った瞬間、ポスト選手が微動だにせず立ちはだかり、鈍い音を残しながらボールを跳ね返した。ラッキーだ。

しばらく徳島のペースとなり、ゴール前の混戦からピンチを迎えるが、こぼれたボールを今日、甲府での初出場&J通算100試合出場おめでとう、となるディッキーこと井上選手がクリアー。落ち着いたプレーを随所に見せ、要所を押さえた安定したプレーが光る。

相手の時間帯をしぶとく凌ぐと、倉貫のパスカットから藤田にボールが渡る。藤田は水戸戦の2点目を彷彿させる動きでゴールに迫ると、落ち着いて素晴らしいシュートを決めた。これは大きな2点目だ。がぜん優位になった状況で前半が終了した。

後半、徳島はDFを3バックから4バックに変えて攻撃的な布陣となる。前日の練習でもシステム変更を想定していたようなので、予定通りの作戦だろう。ところが、どうやらこれが裏目になったようだ。4バックとはいえ、両サイドバックのどちらも上がる気配をみせない。また、ハーフやボランチとの呼吸も合わず、結局、中盤を薄くしただけとなり、甲府に中盤を支配される。

甲府は後半早々、藤田→水さん→バレー→太郎とすべて頭で繋ぎ、最後はバレーが角度の無いところからシュートを決める。追加点を奪ってからはワントップ気味となったバレーにボールを集め、中盤のプレスからボールを奪っては、前線に供給するという形が出来あがる。後半20分には、水さんからゴールポスト際に上がったクロスをバレーが頭で押し込み、その後も自身3点目となるゴールを決めてハットトリックを達成した。

守備陣も大量得点に集中を切らすことなく、2度目の無失点試合を達成した。ポストにも助けられた、相手のプレーも精度と迫力を欠いたが、同点ゴールを与えなかったあの時間帯の守りが、今日の勝利を呼び寄せたように思える。

次のホーム戦からナイトゲームとなる。
前半戦最後のデイゲームを爆勝で締めくくった。
今日は何度も何度もハイタッチを交わした。みんな、満足げで楽しい顔をしている。最後、タオルマフラーを掲げながら「ノー メガホン」を歌う。
少し感動しながら、イイ雰囲気を味わった。
そして鳥栖の勝利により、次節は大一番になった。
阿波踊り
ハーフタイム、バックスタンド側での阿波踊り。
コミカルというイメーシがあったが、威勢の良い踊りだ。
右側の緑色のマスコットは何だろう?
何が起こるか分からない
日本時間の深夜から早朝にかけて、トルコ・イスタンブールで行われた欧州チャンピオンズリーグ決勝戦、ACミラン対リバプールの試合は3-3(PK2-3)でリバプールが1984年以来、5回目の優勝を果たした。

前半は、まったくのACミランのペース。
1点目こそ試合開始直後のFKから不意を突いた得点だったが、その後は堅守からスピードに乗った攻撃を見せる。前線のカカにボールが渡ると、ツートップのクレスポとシェフチェンコの素早い動き出しから怒涛の攻撃。
カカのスルーパスの精度やシェフチェンコの運動量にひたすら感心していたら、前半が3-0で終了した。

前評判通り、「こりゃ、リバプールに勝ち目はないなー。」と思い、後半開始後のリバプールサポーターの「ユルネバ」を聞きながら睡魔と闘っていると、リバプールの反撃が始まった。
フォーメーションを変更した事により、前方に位置したキャプテンのジェラードが後半9分、ヘディングで1点を返す。その後もジェラードは、闘志あふれるプレーでキャプテンシーを発揮してチームを牽引する。
勢いが出たリバプールは瞬く間に得点を重ね、ついに同点に追いついた。
特に3点目、PKを一度止められた後、果敢に詰めてはじかれたボールを押し込むあたりの執念は凄い。

その後も息詰まる熱戦を繰り広げた両チームだったが、延長戦を経ても決着はつかず、結局PK戦でリバプールが勝利した。と同時に、今年12月に日本で開催される世界クラブ選手権に欧州代表としての出場が決定した。

各国の代表選手が顔を揃える両チームだけあって、個々の技術レベルは高い。ボールが足元に吸い付くような球さばきや地味だが正確なプレーに凄さを感じる。何より、3点差をひっくり返したリバプールの勝利への執念は、ビッグゲームであるにせよ、とにかく凄いと関心した。
赤ユニの有利性、ホントかなって思えてくる。)

次節はホームに徳島を迎えるVF甲府。
これまでの試合の状況別勝敗データを調べると・・・

先取点を取った場合~4勝2分0敗
先取点を奪われた場合~1勝2分4敗

特に、前半終了時リードの場合は4勝0分0敗であり、逆転勝ちは1試合だけである。前回の徳島戦は先取点を奪われたが、オリベイラの得点で追いつき、辛くも引き分けた。
今度のゲームがどんな展開になるかは分らない。あくまで甲府ペースでの試合になればイイな、と思うが、仮に先取点を奪われても、リバプールに負けないくらいの勝利への執念で戦ってくれると期待したい。
ガンバレ、甲府。
記憶に残るスタジアム
ワールドカップ・ドイツ大会にむけてのアジア最終予選が6月3日に再開される。前回の日韓共催によるワールドカップでは予選が免除であったため、日本代表は8年ぶりの予選を戦っている。
決まるまで、ハラハラドキドキ。8年前もそうであった。

1997年11月1日、ワールドカップ・フランス大会への出場をかけて、日本代表はアウエーで韓国戦に臨んだ。9月のホーム国立で韓国に負け、その後の3戦を引き分けてしまった為、もう後がない状況になっていた。
しかしこの試合、名波と呂比須であげた前半の2得点を守り切り、2-0で勝利する。ドーハの悲劇がよみがえり、ダメかもしれないとの疑心が大きくなっていたが、それを振り払う勝利だった。
まさに崖っぷちからの生還、といった気分であった。
そしてその後、日本代表は「ジョホールバルの歓喜」により本大会出場を決めた。

この韓国戦のキックオフ前の光景を伝える文章を紹介する。

『蚕室(チャムシル)オリンピック・スタジアムを揺るがすような巨大な赤い波が再び青いエリアにさしかかった時、私には、ウェーブを終えた韓国人たちが息をのんだように感じられた。
波は、途切れなかった。
色を変え、むしろ勢いを増して伝わっていく波を見ると、青を包み込むような形で陣取ったスタンド全体から暖かい拍手が沸き起こった。青が赤に伝わり、反対サイドまで到達すると、今度は日本人サポーター席から大歓声があがった。
波は波を呼び、拍手は拍手を呼んだ』 
                       <決戦前夜(金子達仁)より抜粋>

最近の世情のような憎しみ、嫌悪の連鎖からは何も生まれない。
国立競技場では途切れてしまった波が、蚕室オリンピックスタジアムでは途切れることなく繋がった。日本の勝利とこんな光景も手伝って、この一戦は思いで深いゲームとなっている。

その7ヶ月後。
1998年6月14日、日本代表が初出場したワールドカップでの初戦の日である。対アルゼンチン戦が数時間後に迫った、この待ちに待った記念すべき日に、仕事の関係で(と言うと聞こえは良いが)韓国にいた。

金浦空港から漢河(ハンガン)沿いにオリンピック大路をホテルへと向かう。チャムシル・オリンピック・スタジアムソウル市内を東へ進むと、蚕室総合運動場内にあるオリンピックスタジアムが車窓に姿を現す。李朝白磁の優雅さをモチーフにしたとされる、独特の外観を持つそのスタジアムは、遠目から見ても充分に美しかった。
と同時に、あの韓国戦を思い出してひとり感慨にふけった。
「あー、ここで戦ったんだなぁ・・・」
アウエーのスタジアムなのに、妙に懐かしいような奇妙な感覚になった事を憶えている。

改修が進む小瀬競技場。
生まれ変わった小瀬が、大きな歓喜に包まれる日はいつだろうか。
多くの人々の記憶に残るスタジアムになって欲しい。
どんな形になるのか。せめて、完成予想図くらい見たいものだ。
改修中の小瀬
改修中の小瀬競技場・アウエーゴール裏側
負けなかった勝てなかった
第13節 5/21(土) 甲府 1-1 山形 小瀬:4903人
甲(68)バレー 山(84)林

風は少しあるものの、穏やかな好天に恵まれた小瀬にヴァンフォーレが約一ヶ月振りに戻ってきた。前節、仙台に敗れたために連勝が途絶えた。今節は苦手な相手だが、ホームで勝利して再び勢いを取り戻したい一戦だ。同じシステムで戦うチーム同士、ミラーゲームさながら前半序盤はどちらに主導権が傾くことなく一進一退に進む。前半19分、ゴール前の混戦から右サイドにこぼれたボールを杉山が拾うとミドルシュートを放つ。これをきっかけに攻勢に出る甲府。数分後、相手のパスを中盤後方でカットした倉貫から前線のバレーに縦パスが通る。しかし、バレーのシュートはポストの際を無情にも通過する。今日もお約束の一発だ。

前半も30分を過ぎると、山形が反撃に移る。横浜F・マリノスから今季山形に移籍した阿部が右サイドから駆け上がり、クロスを上げる。甲府DFを越えたボールが原へ渡るが、ディフェンスに戻った水越がこれをクリアー。その後、甲府も太郎が一瞬のスキを突いてシュートを放つが、キーパーにセーブされる。そして、どちらもゴールを割ることなく前半が終了した。相手の出足の早さに中盤は支配された感じがした。しかし、失点することなく折り返すのは大事なことだ。

後半序盤は甲府がペースを握る。後半11分、右サイドの水越が放ったシュートがゴールネットを揺らした、と思ったらサイドネット。現場では気付かなかったが、ビデオでは場内DJの「ゴーーーール!」という雄叫びがしっかり聞こえている。それほど惜しいシーンだった。そして後半23分、池端からの素晴らしいフィードがバレーの胸に納まる。トラップ後、振り抜いた右足から待望の先制ゴールが生まれた。3戦連続となる、今日もお約束の一発だ。

その3分後、甲府は太郎に代えて白尾を投入する。失点により、前掛りになって反撃に移る山形の裏を取って追加点を奪おう、という意図だろう。 (注) 一方山形は前半よりプレスが弱くなり、甲府の中盤がやや機能し始めるも、追加点を奪うまではいかない。すると山形が徐々に反撃にでる。後半34分、左サイドを突破した佐々木がシュートを放つが、ここは鶴田がしっかりセーブする。しかし、失点後DFに代わって途中出場したFW林が、トラップ後に浮き玉で甲府DFをかわしてシュート。技ありのゴールで同点とされてしまった。ここまで辛抱強く守ってきた甲府にとって、ひとつの個人技で局面を変えられてしまった場面だ。

残された時間、甲府もあきらめない。FK、CKとチャンスは掴むが、ゴールは生まれない。終了間際、藤田と白尾のワンツーから藤田が抜け出すも、山形DFの必死の寄せにシュートは不発。その後、相手FKをしのいだところで試合終了となった。順位は前節と変わらず5位のままだが、仙台を破って2位になった鳥栖とは勝ち点差3となった。

引き分けだった、負けなかった・・・いや、勝てなかったゲームだ。

横浜FC戦、草津戦とDFが少し非力な相手に対しては、一対一で強さをみせた太郎とバレーのツートップ。しかし、力が拮抗した相手となると、なかなかそうはいかない。また、その攻撃の起点となる倉貫と藤田に対しても、相手のマークやプレスが一層きつくなっている。皮肉なことに、DFからFWへのロングフィード一発という甲府としては珍しい形を見ることとなったが・・・

「サッカーは複雑な相関関係から成り立っている」とは、いつかのJ’s GOALのレポートのなかでの言葉だ。上位争いをする相手にどうやって勝っていくか。ひとつのゲームの攻防でアドバンテージをどうやって得るか。今日の結果からだけではなく、結局、いろいろな局面に対応出来る準備をしておかなければならない、ということだろう。交代選手の要員と方法、セットプレーを含めた攻撃オプションの追加、逃げ切りの態勢作り等々・・・総力戦で戦って欲しい。

まだまだ、厳しい戦いが続きそうだ。

(注)J’s GOALの監督コメントより「体力的な理由から」だそうです。
   訂正します。
チーム戦力を探る
前回は最近4試合の戦績を点数で表す事により、チームのバイオリズムを求めてみた。
そこで今回は、戦力そのものを点数化して対戦相手との比較を試みる。
まず、戦力を次の3項目で採点する。

①基本戦力点(順位に反映されている)~3.0
②最近4試合の戦績(現時点での好不調)~4.0
③その他の要素点(モチベーションなど)~3.0 

合計10点満点となる。
これは、勝敗を決する要素の割合と考えても良い。
それぞれの求め方は、こんな感じになる。

①基本戦力点=2.0+A+B×1/3-C+順位点

Aは勝率、Bは引分率、Cは負率。
順位点は現時点での1位を0として、2位が-0.01、3位が-0.02
・・・12位が-0.11と減点方式とする。

例えば甲府の場合、
勝率は5÷12=0.42 引分率は3÷12=0.25
負率は4÷12=0.33
順位点は-0.04    基本戦力点=2.13

また、山形の場合、
勝率は5÷12=0.42 引分率は5÷12=0.42
負率は2÷12=0.16
順位点は-0.01    基本戦力点=2.39

ちなみに京都は、基本戦力点=2.73
草津は、基本戦力点=1.28 となる。

②はバイオリズムポイントのことで、甲府は前回求めた通り、4.00である。

甲府のバイオリズム

山形のバイオリズム

山形の場合は、
勝敗係数~2勝1分1敗なので勝点7→0.38
得点係数~最近4試合の平均得点は4÷4=1.00
        平均得点は16÷12=1.33 よって、0.10
失点係数~最近4試合の平均失点は1÷4=0.25、
        平均失点は7÷12=0.58 よって、0.25
バイオリズムポイント=(0.38+0.10+0.25)×4.0=2.92 となる。

③その他の要素点=3.0×(D+α)

Dはホームまたはアウエーの不敗率が67%以上の場合0.30、それ以外は0.15としたもので、甲府のホーム不敗率は83%、山形のアウエー不敗率は86%であるから、共に0.30となる。

問題はこの「+α」(プラスアルファ)の部分だ。
主力選手の欠場といったものから、相性の良し悪しや昇格争いや連敗脱出の一戦など選手のモチベーションの部分、いわゆる「気持ち」に関わるものなので、数量化するのは難しい。
しかし、ここを的確に想定出来ると、この屁理屈のような理論が意外とイイ結果を出す時がある。
もちろん、想定する側の力量によるのだが(J1がワカラナイ・・・)。

甲府は山形と相性が悪いので、山形に+αのポイントを与えたいところだ。
でも、前回のリベンジに燃えているだろうから、山形にポイントを与えない。
練習試合の調子もあまり良くなかったようだが、ホームで負ける訳が無い。
だから、やはり山形にポイントを与えない。
で、この客観性まったくなしの考えにより、今回は「+α」を甲府、山形ともに0とすると、戦力を表す点数は次のようになる。

甲府~2.13+4.00+0.90=7.03
山形~2.39+2.92+0.90=6.21

僅差で甲府有利という結果になった。
しかし、totoの支持率(2005年05月18日販売終了時点)では、甲府が不利のように判定されている。
よーし、ホーム小瀬でチームを後押しする「+α」を作り出そう。
そして、この判定を・・・覆すのだ。
チームのバイオリズム
人間が持つ生命や生活の規則性を表すもので「バイオリズム」という言葉を耳にする。肉体・感情・知性の状態をグラフ化したもので、正確には「bio logical rhythm chart」の総称だそうだ。 

人間のバイオリズムの求め方とは別の方法で、サッカーチームのバイオリズム(のようなもの)を求める事は可能だろうか。
昨年のデータを元に、実験的に遊び心でやってみる。

まずはチームの好調、不調を数量化しなければならない。
そこで、「最近の4試合」のデータを用いて、次の計算式より点数を算出する。
この点数の名称をとりあえず、バイオリズムポイントと名付ける。
(そのまんま、ですね。)

バイオリズムポイント=(勝敗係数+得点係数+失点係数)×4.0

それぞれの係数の意味は、
勝敗係数~勝点が7超→0.50、勝点が7→0.38
        勝点が6→0.25、勝点が6より小→0.10
得点係数~最近4試合の平均得点が平均得点を上回れば0.25
        それ以外は0.10
失点係数~最近4試合の平均失点が平均失点を下回れば0.25
        それ以外は0.10
とする。

最近の例(5/15時点の甲府)でやってみると、
勝敗係数~3勝1敗なので勝点9→0.50
得点係数~最近4試合の平均得点は9÷4=2.25
        平均得点は21÷12=1.75 よって、0.25
失点係数~最近4試合の平均失点は4÷4=1.00、
        平均失点は17÷12=1.42 よって、0.25
バイオリズムポイント=(0.50+0.25+0.25)×4.0=4.00 となる。

上の例から解るように最高点は4.00、最低点は1.20となる。
これを毎節ごとに計算してポイントの推移をグラフ化していく。
下図は昨シーズンの第5節から27節までのバイオリズムポイントと順位の推移である。

バイオリズムと順位のグラフ

甲府の場合は大雑把に言えば、10節毎に好不調の波が訪れている。
第24節以降、順位では上位にいるが、チームのバイオリズムが低下している様子が解る。
実際、第29節で順位を5位に落し、それ以降は苦しい戦いとなった。

バイオリズムと順位のグラフ

一方山形は比較的、好不調の波が激しい。
こちらも大雑把に捉えれば、丁度甲府と逆の波形になっていそうだ。
バイオリズムが低下している時でも、あまり順位を下げていない。
「したたかなチーム」ということなのか?

これを今シーズンのものに当てはめてみると、どうなるだろう。
勝敗の予測に使えるほどのものでは到底ないが、チームの好不調くらいはビジュアル的に捉えられそう・・・かな。
4連勝ならず
第12節 5/14(土) 仙台 2-1 甲府 仙台:11,695人
仙(29)シュウェンク(32)梁 甲(89)バレー

チーム初の引き分けを挟まない4連勝を狙う甲府。一方の仙台はゴールデンウイークの3戦を1勝1敗1引き分けで終え、序盤の不振からは脱出しつつある。ただ、ホームで1勝しかしていないため、多くのサポーターの後押しを受けて「勝ちに来る」であろうと予想された。

前半立ち上がりから、両チームとも集中力を切らさないプレーで一進一退の攻防が続く。甲府が攻撃のリズムを掴みかけた頃、一本の縦パスが甲府DFラインの背後を突く。このパスを受けたシュウェンクに甲府DFが振り切られると、角度の無いところからシュートを決められて先制点を許す。
この得点で勢い付く仙台はその3分後、右サイドでSB森川が粘り強いプレーでボールを拾い、パス交換から大柴へ絶妙な縦パスを通す。大柴から財前、財前からゴール前へと運ばれたボールは、シュウェンクのヘッドからの折り返しに反応した梁の右足を経由して、再び甲府ゴールに転がり込んだ。
前半で早くも2点のビハインドを追いかける事となった甲府は後半攻勢をかけるものの、なかなか決定機を作れない。逆に時折、中盤でボールを奪われると、素早い仙台のカウンターを受けてヒヤリとする場面を作られるが、何とかしのいで反撃を待った。試合終了間際のロスタイム、右サイドから杉山がグラウンダーのクロスをゴール前に入れる。光太郎がスルーしたボールをバレーが相手DFと競りながらもゴールに流し込み、一矢を報いたが直後に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

これで第8節の京都戦以来の敗戦となり、順位は5位へと後退した。

この試合で目に付いたのは、仙台の攻守におけるバランスの良さだ。
各選手のポジショニングが近からず、遠からずといった距離にあり、攻守が切り替わってもサポートが早く、数的有利な状況を上手く作っていた。
同時にこの適当な距離は、甲府の攻撃の起点を生み出すためのスペースをも消していた。
さらに、甲府の攻撃に対してもDFラインは前を向いて待ち受ける形で対処出来ている場面が多かった。こうした落ち着いた守備と中盤でのプレス、パスカット或いは甲府のミスを誘い出すといったところを起点に「守備から攻撃」の意識が徹底しているようだ。
一方甲府はここ数試合、よりDFラインを高い位置に保ち、前線とDFラインをコンパクトにすることで攻守のバランスを取ってきた。相手のフィードの正確さや前線の選手の力量を見極めながら、ゲームのなかでラインを的確にコントロールしたいところだ。DFラインが相手選手と並走、背走してピンチを迎えるシーンがあまり多いと心臓に悪い。

甲府にとって、前半のゲーム展開は京都戦に近いものだった。失点の時間帯がほぼ同じである事と、最初の失点が不意を突かれた形で奪われ、続けざまに追加点を許して前半を2-0で終わっている点だ。しかし、京都戦ではリトリートな相手にカウンターで追加点を許したが、仙台に対しては、アウエーながらあきらめることなく1点を返している。
これは前向きに捉えて、次のゲームに活かしてもらいたい。

ゲーム以外での雑感。
ゲーム終了後、途中出場したバロンと甲府の選手が言葉を交わしながら握手をしていた。ちょっと、ホッとするシーン。バロンは短髪のほうが、やっぱり似合う。
僕等は一人じゃない
スタートダッシュこそ失敗したが試行錯誤の上、やっと軌道修正が出来た甲府。第1クールの終盤で連勝することにより、上位争いが可能な位置につける事が出来た。上昇ムードにうまく乗り、自信を持って戦うことで結果を出し続けたいところだ。

ところで海の向こうでは、UEFAカップやチャンピオンズリーグ(CL)がいよいよ佳境を迎えている。
特にCLでは、リバプールFCが20年ぶりの決勝進出を決め、ホームスタジアムであるアンフィールドを埋め尽くしたサポーターと歓喜を共にしたようだ。
ACミランとの決勝戦は現地時間の5月25日20:45。日本でも地上波で放送があるようなので楽しみである。

このリバプールFCのサポーターソングとして有名なのが「You'll never walk alone」である。

You'll Never Walk Alone

When you walk through a storm
Hold your head up high
And don't be afraid of the dark.

At the end of the storm
There's a golden sky
And the sweet, silver song of a lark.

Walk on through the wind
Walk on through the rain
Though your dreams be tossed and blown.

Walk on, walk on
with hope in your hearts
And you'll never walk alone
you'll never walk alone.



嵐の中を行く時は
顔を上げよう
暗闇だって恐れちゃいけない

その嵐が過ぎ去れば
空は黄金色になり
心地よいひばりの銀鈴(さえずり)が聞こえる

風の中を行こう
雨の中を行こう
たとえ夢が壊されそうになろうとも

さあ 行こう 希望を胸に
そう 僕等は一人じゃないんだ
僕等は一人じゃないんだ


和訳もいろいろあるようだが、こんな風に訳してみた。

この歌はリバプールFCの他にも、スコットランドのセルティク・グラスゴーやFC東京などによってもチアソングとして使われている。
この歌の歴史についてはこちらのページが詳しい。
「ユルネバ」とも略されるこの歌は、チームに勇気を与えるために、またある時は歓喜の輪と共に世界中で歌われている。

『俺等らはここにいる 君はひとりじゃない クルバは歌うぜ 甲府の歌を』
甲府のチアソングのひとつだ。
これは甲府の「ユルネバ」かな、と思って僕は歌っている。
アルウィンで勝利
第11節 5/7(土) 甲府 4-1 草津 松本:9701人
甲(23)長谷川(27)バレー(49)バレー(66)長谷川 草(89)山崎

今季初の連勝で波に乗り始めた甲府が、松本のアルウィンで草津を迎え撃つ第1クール最終戦。
草津は最下位とは言え、前節アウエーで湘南にしぶとく引き分けている。
組みし易しと油断すると足元を救われかねない相手だ。

前半立ち上がり、草津の中盤からのチェックになかなかボールが自由にならない甲府。対する草津はワントップ気味のFWにボールを放り込むも、こちらも決定機を作れない。
一進一退のゲームが前半の中頃に差し掛かった時に動く。
すばやいパス交換から左サイドの青葉にボールが渡り、折り返されたボールは太郎のヘッドでゴールマウスに吸い込まれた。
その先取点で勢いを増すと、数分後にはバレーが右サイドから突破するやDFを振って左足から放たれたボールがゴールネットを揺らす。
ツートップの理想的といえる得点で一気に甲府のゲーム展開となった。

後半も開始早々にバレーがゴールを決め、さらに太郎のだめ押しゴールが決まるとほぼ勝負は決定。草津も何とかゴールを奪おうとするが、鶴田のファインセーブや倉貫の堅守に阻まれる。
数では甲府を1本上回るシュートを放つも、ゴールラインを割ることが出来ない。一方、甲府もカウンター気味に何度かDFラインを突破して決定機を作るものの、シュートの精度を欠いて追加点を奪えない。
すると試合終了間際、ロスタイムに草津の山崎にゴールを許す。
草津サポーターの大きな歓声が初めてアルウィンに響いた。
2戦連続での無失点か、と思った矢先だけに惜しい失点となった。

これで、ゴールデンウイークの3戦をすべて勝利で飾り、勝点を18とした甲府。湘南と鳥栖の結果待ちだが、上位チームが揃って勝点を上積みした為、まだまだ混戦状態である。
しかし今日は、「強力なツートップ」と形容されても納得出来るFWが誕生したゲームとなった。



結構並んでいる新緑が眩しい中央高速をアルウィンへと走る。朝方は少し寒いくらいだったが、山桜の花びらと霧雨が時折舞うなか、分水嶺を越えると初夏を思わせる陽射しに変わっていった。
臨時駐車場に車をとめて競技場に目を向けると、すでに大勢の人の列が出来上がっていた。
たくさん入った去年の川崎戦はあいにくの天気だったが、今年は連休中であり、天気にも恵まれた事でバックスタンドにもたくさんの観客が集まった。
観客で埋まると、アルウィンはいっそう美しさを増した。
草津応援パフォーマンス草津の湯揉み娘とゴール裏サポーター。
バックスタンドの一部にも駆け付けていたようだ。
まとまりのある応援を見せていた。
湯揉み娘にも選手と同様な熱いコールが送られた。
石和応援パフォーマンス石和の芸妓みこしパフォーマンス。
川中島の合戦のような勇壮さは無く、戦いの前のパフォーマンスとしては穏やかなものだった。
バックスタンドの一部からコールが起こる。
関係者だろうか。
赤いがレッズではない。
甲府ゴール裏試合が終了して、ヒーローインタビューを聞きながらゴール裏を離れる。
太郎とバレーの再度の挨拶にフラッグがたなびきコールと歌が繰り返された。
気が付けば水さん
第10節 5/4(水) 福岡 0-1 甲府 博多球:8788人
甲(19)水越

アウエーで上位相手のゲームを1得点、無失点で勝利。アウエー連勝だ。
後半終了前10分位からだろうか。厳しい時間帯を辛抱強い守備と鶴田のファインセーブでしのぎ、勝利をぐっと手繰り寄せた。テレビ観戦だが、何回かやられたと思わず力が入った。
当たり始めると、鶴田はホントに大きく見える。

前半の得点シーン。水越の突破で得たFKで藤田がニアサイドを狙う。あっ、入ったんじゃない?と思ったが、ボールはゴールマウスから弾かれる。
しかし、しっかり詰めていた水越が放ったシュートは、今度は間違いなくネットに突き刺さった。

第6節以降、センターハーフに藤田、サイドハーフに水越を起用し、倉貫、石原と共に不動の中盤を構成している。アライールの離脱によりサイドバック参加の攻撃がどうしても偏りがちになるなかで、サイドからの攻撃に力を発揮している水越。攻撃だけでなく守備においても、豊富な運動量で献身的な働きを見せている。
水さんは気が付けばそこにいる。

水越のゴールで思い出すのが、2年前のアルウィンでの新潟戦だ。
外池の大きなサイドチェンジから小倉、藤田と繋ぎ、ニアに走り込んだ水越がスライディングのような形で押し込んだゴールだった。
そのアルウィンでの草津戦が明後日となった。
歯車が噛み合い始めて来た。勢いに乗りたいところだ。
平成の川中島合戦
2003年アルウィン 試合前のパフォーマンス
甲州人気質と応援
先日の三ツ沢での応援風景で感じた事。
横浜側から応援エリアの指定が事前にあったので、甲府サポがアウエー側に集まるのかな、と思ったがいつもの通りだった。
何故だろう。少し考えてみた。

まず、甲州人気質について調べてみる。
山梨には四方を山々に囲まれ、生活圏も比較的に狭小であるといった地形的・地域的特徴がある。そうしたことから、人の目を気にする、出る杭を嫌う、排他的など、いわゆる「村社会」の負の部分と言えるような気質を持つと言われる。もちろん、勤勉で忍耐力がある、過度の争いを嫌う、相互扶助などの正の部分もあるのだが。

次に、応援について考えてみる。
人を応援という行為に駆りたてるものは何だろう。ひとつは「パフォーマンス(所作)としての楽しみ」であり、また「何かしらの想い入れによるもの」と言ったところだろうか。これを表層とするなら、前者には自己顕示の発散、後者にはその対象に大きな影響をもたらすであろうという妄信と言ったものが深層にありそうだ。
実際のところ、人は深層にあるこれらのものを大きく意識すること無く、それぞれのバランスのなかで応援を「する」、「しない」を選択している。

これは、ある小倉選手応援サイトのなかにある言葉だ。

「好きだから」という理由ひとつで応援を続ければいいのではないか...(中略)
好きだから、真剣になる。怒る。悲しむ。泣く。こだわる。喜ぶ。
そしてやっぱり、応援する...。

応援する行為こそに意義があるという。無償の行為である。
ケガに見舞われながらも現役を続ける選手への強い想い入れが滲む。
運動会で我が子に声援を送る親の姿は、まさに人の目を気にするよりも何かしらの想い入れが勝った瞬間であると思うが、この姿と先のサイトのなかでの言葉がダブルのである。

そう考えると、甲府の場合はまだ、想い入れの方に重心が傾いている人の数が他に比べて少ないのだろう。もちろん、じっくり観戦する事や選手個人への応援が目的であったり、元来そういう事が好きでない人もいる。
しかし、Jリーグのなかで相対的にみても少ないのは、やはり甲州人気質が少なからず影響しているのではないだろうか。
温まるのに時間が掛かる。どうしても、周りの様子をうかがいながら、徐々に徐々にという感じだ。

甲府の応援スタイルはチャントやコールよりも応援歌のほうが多く使われる。そうした事も、とっつき易さといった点では少しハードルが高そうだ。
他を詳しくは知らないが、僕は好きな方である。
掲示板や各サイトでの啓蒙や現場での勧誘等、応援に対する活動も今季は目立つ。もしかしたら、浦和や新潟あたりに小瀬でガツンとやってもらう方が負けず嫌いな甲州人気質には効果的な逆療法になるのかも知れない。
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