コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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天皇杯初戦
天皇杯3回戦 10/9(日) 甲府 1-0 びわこ成蹊スポーツ大 小瀬:1648人
甲(36)井上

風神と雷神金木犀の香りが一段と強くなった。イチョウの葉も徐々に黄色味を増して、小瀬もすっかり秋の気配である。小瀬では、5月末の徳島戦以来のデーゲーム。あいにく、いつ降り出してもおかしくない空模様だったが、試合終了まで雨は何とか降らずにいてくれた。

天皇杯の試合日程は、昨年の大会から3回戦、4回戦がJリーグのシーズン期間中に組み込まれるようになった。それまではリーグ戦終了後のもう一つの楽しみであり、負ければそれでそのシーズンの甲府の見納めになる。そんな事もあり、トーナメント方式の怖さを感じつつ、一つでも先に進んで欲しいと願いながら観戦、応援を続けてきたので、リーグ戦期間中の天皇杯の試合には見る方にも戸惑いがある。

今シーズンは昇格争いの真っ只中にある。J1のようにリーグ戦期間中にカップ戦のないJ2では、このような状況でのメンバー構成についての経験が乏しい。J1昇格争いを見据えた場合、無用な怪我は避けたいし、前節の雨中での戦いを考えれば疲れている主力を休ませる事も大切である。大学生チーム相手の試合に対して、リーグ戦同様にベストメンバーで臨む事の是非。昇格争いを優先すべきと承知しながらも、いつも初戦に苦労する甲府を思うとその判断は悩ましい限りだった。また、バレー復帰の試運転の有無も気になるところだったが、結局バレーのメンバー入りはなかった。

コンパクトな学生チームびわこ成蹊スポーツ大学は前日の山日新聞で紹介された通り、システムは4-4-2で、注目の近藤選手を前線に置いてきた。さすがにプロ相手に前掛りに攻撃的になることはなかったが、ドン引きで守るでもなく、写真でも分かるように最終ラインを高い位置に保ち、3つのラインをコンパクトにする事でボール可動域を狭め、素早いプレッシングで甲府を自由にさせなかった。攻撃はボールを奪ったらとにかく前線の近藤選手を使うというパターンが多く、両SBが積極的に上がりを見せるような攻撃は少なかった。おそらく甲府攻撃陣を意識しての事だと推察される。シンプルかつ意図が明確で、近藤選手の身体能力も悪くなく、アライールとのマッチアップでも時々ヒヤヒヤする局面を作るなど、それなりに見ごたえがあった。

ゴール前の攻防一方甲府は、これも前日の山日の通り、リーグ戦と同じ布陣。スタメン、サブとも前節草津戦とまったく同じである。試合が経過していくと連戦の疲れもあるのかミスが目立ち、ポゼッションでは勝るものの決定機を作り出すのに苦労していた。「裏を取れ!」阿部のコーチングが良く聞こえた。相手のラインコントロールを狂わすための方策だが、前半のうちは前線の選手にそうした動きが少なかった。前半36分、CKが何本か続いた中で、やっとゴール前の混戦からディッキーが押し込んだ。

後半になって、前半より裏を取る動きや決定機が増えるも、なかなか甲府のペースになりきらない。時折受けるカウンターにヒヤリとする場面も。途中、須藤が相手DFと交錯して倒れ、しばらく立ち上がらないためにオグが呼ばれるが、プレー可能とのことで間も無く復帰した。ここでもヒヤリだが、試合終了後も痛々しい表情をしていたので少し心配である。試合は水さんと太郎(後半25分頃)、山本と杉山(後半35分頃)の交代があったが、得点は動くことなくそのまま1-0で終了した。

いつもながらの辛勝である。最終ラインを高い位置に保とうとする大学生チームの勇気あるディフェンスに対して、崩す工夫が足りなかったという印象が強い。試合終了後には相手チームに大きな拍手。これも、いつもながらの天皇杯の光景だ。近藤選手には「甲府に来いよー!」と声が掛かる。そんな声を聞きながら、1年に1度だけのメインスタンドを後にした。
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