コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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決戦の地は西京極
J2第43節の6試合は、すべてアウエーチームが勝利する珍しい結果になった。甲府の場合、J2入り後の7シーズンでホーム最終戦の戦績は1勝2分4敗となり、ホーム開幕戦同様(2分5敗)、なかなか勝てない悪しき伝統が受け継がれる形になってしまった。

ところで、仙台との3位争いに目を奪われているうちに、J1の優勝争いはJ2の3位争いをしのぐ大混戦になっていて、1位のC大阪から5位の千葉まで、勝ち点差2のなかに5チームがひしめきあっている。J’s Goalに優勝決定の条件が並べられているが、とても読む気になれないほどの複雑さだ。もちろん、こちとら甲府の事で頭がイパーイな訳で、当該チームのサポの皆さんにしてみれば、既に暗唱出来るほど頭に入っているに違いない。

一方、J2への降格争いは、すんなり?決まってしまったようだ。最下位を突っ走った神戸と前節の試合で柏に敗れた東京Vの自動降格が決定して、その柏の入替戦出場も決まった。柏は2年連続の入替戦出場となる。

その柏と甲府は、11年前の’94年旧JFLリーグで2度対戦している。1戦目は、・・・略。(笑) で、2戦目は小瀬での対戦となった。当時の柏にはブラジル代表のカレッカが在籍していて、カレッカ見たさに小瀬に駆け付けた。甲府、といってもヴァンフォーレに改称する前、まだ甲府クラブの時である。
(翌年にヴァンフォーレ甲府となる。)

試合は意外にも白熱した戦いになった。と言っても、柏側からすればグダグダの内容だったかもしれないが、甲府は捨て身の守りで柏にゴールを許さない。しかし、後半になって遂に柏にPKを与えてしまった。そのPKのキッカーはカレッカ。「これまでか・・・」と観念したら、PK失敗。この試合、カレッカは終始苛立っていた記憶がある。結局、延長に突入するが、ロペスにVゴールを決められて惜敗する。このロペスこそ、後にフランスW杯日本代表にもなった呂比須ワグナー。既に頭角を現していたが、ブレイクするのは翌年に本田技研に移籍してからで、JFL得点王に輝き、'97年にはベルマーレ平塚に移籍して活躍した。

記憶があいまいな部分もあったので調べてみると、柏はこの年、2位でリーグを終了して念願の昇格を果たしている。観客は7300人余り入ったようだ。甲府クラブの最終期とは言え、けっこうな人数が集まった。また、甲府は赤と白の縦じまで、袖口などが黒で縁取られているユニだった気がする。なかなかカッコ良かったが、1年間だけだった記憶がある。時期はちょっと不確かなので、前後しているかも知れない。VゴールはCKからロペスのヘッドで決められたものだが、CKのキッカーは加藤望。まだ湘南でバリバリにやっている。スゴイ。そして、中盤でベテランらしい働きを見せていたのが、浦和から途中加入した・・・柱谷幸一。そう、次節対戦する京都の監督である。

11年前の1ゲームが、何やらエニシで繋がっている。
次節の今季最終戦は、甲府の歴史にしかっりと刻まれる試合になることは間違いない。語り継がれる試合、見届けないと後悔するよ。一人でも多く、決戦の地、西京極へ。(オフィシャル応援バスツアーの申込締切は11/30まで。)

待ってろJ1、待ってろ柏。
えっ、気が早い? それは、こちらさんにも言えそうだ。


順位表


第43節 予想と結果
第43節予想と結果
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まだ、次がある
第43節 11/26(土) 甲府 0-5 福岡 小瀬:10,187人
福(9)松下(23)山形(27)松下(72)古賀(89)アレックス

穏やかな朝を迎えた。3位争いとは言え、昇格を争う試合としてホーム最終戦を迎えられる事はサポ冥利に尽きる。福岡との相性も悪くない。まして相手は、前節に昇格を決定したために主力を温存したメンバーで来るようだ。甲府には札幌戦からの勢いもある。そんな訳で、この試合への期待は大きかった。

ところが、試合が始まると福岡が立ち上がりから攻勢にでる。そして前半9分、ホベルトに代わって出場した松下に豪快なミドルシュートを決められる。福岡の松田監督の「現時点でのベストメンバー」という言葉を額面通りに受け取る事は出来ないが、チャンスを掴もうとする選手のモチベーションは相当高かったし、そうした選手を起用できるチームの強さを見せ付けられる。

23分、阿部がパンチングで逃れたボールをミドルレンジからダイレクトで蹴り込まれる。27分、今度は右サイドからまたしても松下にミドルシュートを決められる。前半30分までに3失点。一気に難しいゲームになってしまった。福岡は攻守に渡ってスピードがあった。オフザボールの選手の集中力が高く、出足の早さでことごとく甲府の選手を上回った。そうしたベースからの厳しいプレス、鋭いカウンター、手堅い守備、どれを取ってもこれまで小瀬で見たどの福岡よりも強い福岡だった。

甲府は硬さとか疲れとかよりも、福岡の圧倒的な良さの前に甲府の全ての良さを消されたように見えた。後半5分、井上と須藤を交代して3バックになる。しかし、前線の人数が増えただけで相手を崩す形は作れない。取らなければ取られるといった危険をはらむシステムのなか、得点を奪えずに2失点を喫するのは必然だった。

0-5の大敗で試合が終了する。遂にこれまでと覚悟したが、場内に流れた仙台対京都の結果は京都の勝利。3位争いは最終節にもつれ込んだ。何てラッキーだ。凹んでいる暇はない。まだ、次がある。

次の一戦はリーグ戦ラストゲーム。入替戦出場を懸けた試合ではあるが、今季の甲府のサッカーの集大成として、思う存分力を発揮して欲しい。
コンディションの調整、戦術確認など、この一週間で出来る事は全てやる。
結果は、・・・天に任せよう。


ありがとう建二引退セレモニーの後、選手の最後尾で花束を持って場内を回る仲田選手。甲府在籍10年、DFの要、そしてキャップテンとして弱小時代からチームを支えてくれた。
隣りのサポも泣いてたよ。スタンドからの「ケンジ」コールとプラカードとたくさんの拍手。これを財産にして、次のステップであるコーチングスタッフとしての仕事に頑張って欲しい。
ご苦労様、ありがとう。


セレモニー後の場内一周
サイドスタンドの観客に挨拶する選手
さあいこうぜ!俺等の甲府
明日はホーム最終戦。
札幌戦の勝利により、最高の舞台が整った。感慨無量、青天白日な気分。
勝利を信じて、共に戦い、共に笑おう。
そして、12/7にもう一度小瀬で戦おう!


大一番
(11/23 山梨日日新聞掲載の全面広告)



最近4試合の成績


第43節 予想
第43節予想
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ありがとうの言葉に代えて
札幌戦当日の朝、山梨日日新聞の三面にVF甲府の記事が載った。存続危機を乗り越え、入替戦進出を懸けて戦うチームへのサポーターのエールを紹介している。チームの活躍により、社会面でも取り上げられるのは良い事で、一般の人達に、もっとVF甲府のことを知ってもらう機会にもなる。

サンニチ記事

そのなかには、韮崎高校サッカー部OBで全国大会でも活躍し、現在もTVの解説等でお馴染みの羽中田昌氏がコメントを寄せている。「応援している人たちがひとつになって『J1に行くんだ』という熱い思いを持つ事が大事」と話している。札幌戦で結果と感動を与えてくれた選手に対して、今度はサポが応えたい。手拍子や声出し、クルバへの参加など、今より一歩踏み出した応援で選手を力付けてやれないだろうか。ホーム最終戦、サポも頑張ろう。

そして、福岡戦では仲田建二選手の引退セレモニーも行われる。

建二サンキュー・プラカードこちらこちらのサイトで仲田選手への感謝用プラカードについての呼び掛けを目にした。サイズや色、紙の素材について特に決まりは無く、一人ひとりの想いを伝えるようにそれぞれで作成して掲げよう、という話しである。

賛同したので、自分用にプラカードの画像ファイルを作ってみた。これをサンプルにしてアレンジする事も出来るので、宜しかったらご利用を。プラカードをたくさん掲げて、気持ちのこもったはなむけを送りたい。

ファイルは画像上で右クリック、「対象をファイルに保存」を選択して適当な場所に保存、編集。このまま印刷でもOK、かな。
逆転可能
J2第42節、福岡は徳島と引き分けたが遂に2位を確定してJ1昇格内定を決めた。また、入替戦出場をめぐる3位争いは、仙台が水戸に快勝して勝点を伸ばしたが、甲府も札幌に大逆転で勝利を収めて踏み止まった。甲府と仙台の勝点差は1、得失点差は2。

入替戦出場を懸けた戦いは、残すところあと2試合。
最後まで諦めなければ、必ず活路は開かれる。絶対、仙台を逆転しよう!


順位表


第42節 予想と結果
第42節予想と結果
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神懸りの3分間
第42節 11/23(水) 札幌 2-4 甲府 札幌ド:17,608人
札(19)清野(48)砂川 甲(39)太郎(89)太郎、須藤、須藤

須藤の逆転ゴールが決まった瞬間、テレビの前で雄叫びを上げた。ダメ押しの4点目は、あとで意味を持ちそうな大きなプレゼントだ。ロスタイムの残り時間は既にいくらも無いが、まるで時間が止まったように感じる。「早く終われ!」と祈る。そして試合終了のホイッスルが鳴る。ドラマでも描けないような、奇跡の大逆転勝利だ。

試合開始直後からボールを支配していた甲府だが、1本の縦パスからピンチを迎える。前半19分、甲府DFの裏へ飛び出した清野が秋本と競りながらシュート。間合いを詰めた阿部の際を通り過ぎたボールはゴールに吸い込まれる。攻めながらも、あっけなく先取点を与えてしまった。札幌の狙いは明確で、甲府DFの裏を徹底的に突いてくる。28分、相川に抜けられるがトラップミスに助けられる。30分以降、何度か攻め込まれるが秋本の体を張ったディフェンスなどで得点を許さない。

一方、甲府の最初のチャンスは25分。倉貫が右サイドを突破して中央のバレーへクロス。バレーが思い切り良く足を振りぬくが、シュートは相手DFに当たって弾かれる。27分には、左サイドを突破した太郎がクロスを入れるが、バレーには合わない。ボールの保持は札幌を上回るものの、フィニッシュ手前でスピードダウンするため、相手DFを崩す場面をなかなか作り出せない。しかし39分、左サイドの浅い位置から克哉のクロスが札幌ゴール前に入る。中央を通り抜けたボールを逆サイドにいた太郎がDFと競りながら合わせる。ボールは逆サイドのゴールネットに転がり込んで、貴重な同点ゴールとなった。

前半のうちに追い付く事が出来て胸を撫で下ろした。次の1点は甲府に、と願いながら後半を迎えたのも束の間、後半3分、カウンターから砂川に見事なミドルシュートを決められる。またも、ビハインドを追う形になってしまった。厳しい戦いであることを痛感する。しかし、甲府も反撃。6分、左CKから流れたボールを太郎が折り返して井上がヘッドでゴールを狙うもGKがキャッチ。15分、左CKからゴール前で混戦状態。押し込めそうで押し込めず、ゴールが遠い。

前掛りになり始めた甲府のボールを高い位置で奪うと一気にチャンスを掴む札幌。17分、2点目と同じような位置から砂川がミドルシュートを放つ。阿部の手をかすめたボールはバーを直撃する。甲府はもう1点も失えない状況で命拾い。そして21分、バレーと須藤が交代する。ややお疲れモードの見えるバレーだったので、交代止む無しといったところだが、この時はまだ、ロスタイムでの奇跡を知る由もない。

反撃を続ける甲府。27分、藤田と倉貫のワンツーから藤田がシュートを放つがGK正面。33分には克哉と健太を交代して攻撃の活性化を図るが、守備を固めた札幌を崩せぬまま時間だけが過ぎていった。「やはり、なかなか厳しいな」そう思い、仙台対水戸のスコアを確認すると3-0で仙台がリードしている。もう時間もない。「せめて同点に・・・」そう願うのがやっとだったのだが・・・

ロスタイムは3分。阿部のキックから繋いだボールを秋本がヘッドで右サイドの太郎へ。太郎の思い切りの良いシュートがゴールネットに突き刺さる。同点!しかし、時間は無い。リスタート後、さらに甲府の攻撃が続く。右サイドの藤田からの弾道の低いクロスに須藤が身を投げ出すようにヘッド。ボールは勢い良く札幌ゴールに突き刺さる。逆転!信じられないような大逆転。  興奮にモウロウとしていると、相手GKのキックがDFの背中か頭に当たってボールが須藤の前にこぼれる。そのボールを須藤が無人のゴールに運んで4点目を拾った。まるで、仙台との得失点差を追い付けるギリギリに設定したかのようなボーナスポイント。神懸りの3分間が甲府に奇跡をもたらした。

あきらめなかった選手たちは本当に素晴らしい。それにしても、甲府を応援するすべての人の想いがJ1の神に届いたかのような結果になった。現地遠征サポの皆さん、応援ありがとう。
環境整備、着々
『日本サッカー協会(川淵三郎キャプテン)は二十一日、「サッカーを中心とするスポーツ環境整備モデル事業」の来年度助成金として、中巨摩郡昭和町に計画中の「押原公園」(仮称)に2億8百万円を助成することを内定し、申請していた同町と県サッカー協会などに通知した』
VF甲府公式HPより)

昭和町、県サッカー協会、ヴァンフォーレ甲府の三者による合同体が、サッカーを中心としたスポーツクラブの活動拠点となる施設整備事業を推進する。具体的な施設の内容は、グラウンドが2面(人工芝、天然芝各一面)、クラブハウス、夜間照明など。各種大会や講習会に活用して、地域に根差したスポーツの振興を図ると言う事であるが、ヴァンフォーレの練習場としても利用されるだろう。ジプシー状態からあと少しで脱出できそうだ。

今日は第42節。甲府は札幌ドームでコンサドーレと対戦する。
勝ってホームに帰って来てくれ。


最近4試合の成績


第42節 予想
第42節予想
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順位表


第41節 予想と結果
第41節予想と結果
崖っぷち
第41節 11/19(土) 甲府 1-1 山形 小瀬:6598人
甲(26)バレー 山(44)林

前々節のホーム小瀬は今季初の雨にたたられたが、今節は澄んだ空気に冷ややかさを感じる晩秋らしい天気になった。前節の笠松運動公園も木々が色付いて綺麗だったが、小瀬も一段と紅葉が進んで綺麗になっていた。

晩秋の小瀬桜が咲き乱れる季節の小瀬もいいが、この季節の小瀬もなかなか味わいがある。公園内の紅葉した木々の量もさることながら、サイドスタンド上段でたなびくヴァンフォーレのフラッグと青空のコントラストもサマになっている。身近にあるものの良さは、うっかりすると気が付きにくいものなのかも知れない。

J2リーグも残りは4試合。今節、福岡が勝って仙台が負け、甲府が引き分け以下だと福岡の2位、J1復帰が決定する。数字的に2位の可能性は残っているが、3位確保の為にも負けられない戦いである。

山形サポ対する山形はここに来て4連敗中で、上位チームのなかでいち早く昇格争いから脱落した感がある。それでも多くのサポが小瀬に集まった。クラブの規模も甲府に近く、同じJ1童貞でもある。相性は悪いが、何故か親近感を抱くチームだ。アウエー側サイドスタンドに、いつもの山形秋雄コールが響いた。

試合は開始から甲府のペースで進んだ。早々にバレーのヘッドが山形ゴールを襲う。「決まったか!?」と思ったがGKがセーブ。何度かチャンスを逃がしたあと、前半26分、克哉のクロスを太郎がヘッドで折り返し、バレーがボレーシュートを決めた。やっとこさの先取点。次の1点が重要なのはいつもの通りだが、その1点は山形に転がった。前半ロスタイム、甲府左サイドからのクロスを林にボレーで決められた。

後半は膠着した状態になる。ひとつ決まれば堰を切ったようにゲームが動き出しそうな気配はあるのだが、惜しいシーンが繰り返されただけだった。シュートを打てそうな場面でも打ち切れない。慎重さ、丁寧さが裏目に出ると同時に、単調になった攻撃は手詰まりになった。結局、得点は動かずドローゲームで終わる。主力DFと正GKを出場停止で欠いた不調の山形から、勝点3を奪うことが出来なかった。

「平常心を持って戦いたい」 こうした状況でよく耳にする言葉だ。冷静さや落ち着き、と言う意味だろうがあえてこう思う。「平常心?そんなもんを上回る気持ちがなければ到底勝ち切れない!」 2割増の気持ちを持ってしても、プレッシャーなどで80%になるのが今の状況。120×0.8=96% 2割増しても100%(平常)に届かない。残念ながらこの試合、そうした気持ちをプレーや選手交代に感じる事は出来ずに歯がゆい思いをした。

福岡は草津を2―0で破って勝点を73にした。この結果、甲府は自動昇格となる2位の座がなくなった。仙台が湘南に勝つと入替戦出場となる3位の座も危ういところだったが、運良く仙台も引き分けに終わった。仙台と勝ち点差1のビハインドのまま、次の戦いに移る。

バックスタンド改修中ところで、サイドスタンドの完成で一段落した小瀬の改修工事。久し振りにバックスタンドの工事を覗いて見た。スタンド床版を支える柱が立ち上がり、結構広めなコンコース(通路やWC等を含む人の流動スペース)の床の鉄筋工事を施工中。最終的には既存スタンドに一部が覆いかぶさる形になるのだろうか。

完成が楽しみである。完成後は17,000人収容となり、そのスタジアムが観客で満杯になった姿は、それはそれで壮観だろう。しかし、今日の観客数は思ったより少なかった。昇格争いのなか、招待事業もあって結構の人数になるかと予想したが、混雑していたのは駐車場だけだった。土曜日で仕事の人、招待地域が峡北・峡南地域で甲府から遠いこと、少年サッカーの大会が重なっていたことなども関係あるかも知れない。しかし、そうしたことを差し引いても、もっと盛り上がりが欲しいものだ。欲目かもしれないが、甲府のサッカーは十分に楽しいし娯楽性があると思うけどなぁ。

こんなに身近にあるプロスポーツの価値が、十分に生かされていない様で惜しい気がする。そんなこんなで、全てにおいて歯がゆさを感じた一日だった。
希望の匂いがする
一昨日、国際親善試合キリンチャレンジカップ2005-日本代表対アンゴラ代表戦が行われ、日本代表が相変わらずの神通力を発揮して1-0で辛勝した。取り立てて新鮮味も無く、ドイツW杯に向けて戦力の上積みを感じる事はなかったが、松井(ル・マン)の切れの良さが目に付いた。小瀬ではそんなに目立たなかったが、フランスでの経験が実を結んできたようだ。

そのドイツW杯へ出場する32チームが遂に出そろった。ヨーロッパ及び大陸間プレーオフによって最後の切符を5チームが獲得したが、前回大会の決勝トーナメントで日本と対戦したトルコは、プレーオフでスイスに敗れて本大会へ進む事が出来なかった。結局、ヨーロッパでは前回大会で日本と予選リーグを戦ったロシアもベルギーも予選を突破出来なかった。ヨーロッパ・ラウンドは、やはりどこよりも厳しい戦いである。

大陸間プレーオフでは、オセアニア地区からの挑戦は最後になったオーストラリアが32年ぶりにW杯への出場を決めた。前回大会で韓国を率いたオランダ人のヒディンク監督は、今度はオーストラリアに感動と興奮をもたらしたようだ。次からはアジアの中で争わなければならない相手である。厄介なライバルになりそうだ。そしてもう一つ、トリニダード・トバゴが1966年イングランド大会の予選に初挑戦してから40年で、初の本大会切符をつかんだ。

32年と40年、長い年月である。
まさしく悲願達成だと思うが、時が時だけにその喜びにシンパシーを感じる。掴み取った栄光の先に希望の匂いがする。

ところで、最近、某飲料水のCMでTVから流れてくる歌が耳に残っている。
和田アキ子のヒット曲、『あの鐘を鳴らすのはあなた』のカヴァー・ヴァージョンだが、ちょっと歌詞を替えて甲府応援ソング風に仕立てて、ひとり悦に入って口ずさんでいる。


甲府に逢えて よかった
甲府には 希望の匂いがする

つまずいて 傷ついて 泣き叫んでも
さわやかな 希望の匂いがする

小瀬は今 輝きの中
J1に 上がるのは 甲府

混迷の 戦いの中
J1に 上がるのは 甲府


原曲はこちら(音量注意)



最近4試合の成績


第41節 予想
第41節予想
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原曲に合わせて歌ってしまったあなたは・・・、甲府バカ。
無問題
甲府も施設等のJ1昇格条件を満たしていることが正式に承認され、あとはリーグ戦で結果を出すだけとなった。愛媛FCの参入により、来季は変則日程の可能性が出て来たJ2に残る事になるか、それともJ1への門戸をこじ開ける事が出来るか。長いようであっと言う間のJ2リーグもあと4試合で決着する。

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Jリーグは15日、理事会を開き、来季1部へ昇格の可能性がある6クラブについて、いずれも施設などの昇格条件を満たしていることを承認した。
2部から1部への昇格は既に京都がJ2優勝を決めているほか、2位が自動昇格、3位はJ1の16位と入れ替え戦を行う。残り4試合で福岡、仙台、甲府、札幌、山形が3位以内に入る可能性がある。甲府と札幌は債務超過を抱えているが、今後1、2年で解消する計画があるため、昇格が認められることになった。
J2への入会を申請している日本フットボールリーグの愛媛FCについては、2位以内に入れば入会を認める方針で、12月5日の臨時理事会で決定する。 
[ 時事通信 2005年11月15日 20:30 ]
―――――――――――――――――――――――――――――――


順位表


第40節 予想と結果
第40節予想と結果
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生みの苦しみ
第40節 11/13(日) 水戸 3-0 甲府 笠松:3106人
水(20)大和田(44)秦(64)吉本

笠松でのアウエーゲームは、7月中旬に行われた前半戦最後の試合(第22節)以来となる。この時は、曇天で試合開始前には軽く夕立に見舞われた。良いところなく敗れて3連敗となり、今季最悪のチーム状態となってしまった試合である。

秋の笠松あれから4ヶ月。チームは立直しに成功して、他力ながら2位になれる可能性があるところまで浮上した。今節の水戸戦に甲府が勝って、夜の福岡対札幌戦で福岡が敗れるような事にでもなれば、その可能性がぐっと大きくなる。
そんな想像を掻き立てながら、秋も深まった晴天の笠松に乗り込んだ。

戦前、水戸は引き気味に守ってくると予想された。ところが、ファビオをワントップに置いて中盤に5人を配置するシステムを採ってきた。甲府の中盤3人(藤田、倉貫、奈須)に自由を与えない、対甲府用のシステムのようである。おそらく、甲府の攻撃の起点を潰す事を目的とした、守備に主眼を置いた発想だろう。これがファビオの動きの良さもあって、逆に攻撃に効果を発揮した。中盤でボールを奪取すると、サイドに開いた関を起点にしてファビオとの連係から甲府ゴールに迫るシーンが目立った。こうした動きで得たCKからの攻撃で、水戸が1点目を奪う。

ここ数試合の甲府の攻撃力からすれば、1点のビハインドは致命的なものとは思わなかった。しかし、この試合ではなかなかゴールが遠い。29分、バレーのオーバーヘッドのシュートから奈須がヘッドで押し込むもオフサイドの判定。35分には、カウンターから藤田が水戸GK本間と一対一になるがセーブされる。藤田がフリーになった瞬間、「よし、もらった!」と思ったのだが・・・。

チャンスを逃し、追い付けない時間が長くなると、チームに落ち着きのなさが目立ち始める。FKのリスタートを焦るあまり、ポイントの違いを指摘されて何度かやり直しになる場面も。(主審が少し神経質であったようにも思うが。)「早く何とかしなければ・・・」という気持ちが先走り、攻撃が空回りした。

そんな思うようにいかない攻撃の停滞が守備に波及する。42分、ファビオの突破を止めに入った秋本のタックルが黄紙の判定。この日2枚目の黄紙となり退場になってしまった。そしてロスタイム、またもやファビオが絡んだ攻撃から失点した。一人退場後、奈須をCBに下げて対応したが、その奈須が元々ケアしていたバイタルエリアの守備が甘くなってしまった。甲府の守備が落ち着く前の一瞬のスキを突かれた形になった。

2―0というスコア。今季、このスコアが良くも悪くも動かないまま試合が終わった記憶があまりない。一人少ないとは言え、まだ希望を持って後半を迎えた。しかし、17分に阿部が一対一を防ぎにいったところ、得点機会阻止の判定で一発退場となる。そして、PKから3点目を失った。試合終了のホイッスルが鳴るまで甲府も懸命に攻める。2バック状態でカウンター攻撃にヒヤリとする場面もあったが、松下が踏ん張る。しかし、PK以降、失点も得点もないままゲームセットとなった。第22節同様、またしても痛い敗戦。どうやら、笠松は鬼門のようだ。

先取点を奪われ、主導権を握れなかった事から焦りを生み、浮き足立ったゲームになってしまった。天皇杯の影響が心配されたが、チームの全体的な運動量には影響を感じなかった。と言うよりは、選手が感じさせまいと頑張っていたという印象である。ただ、左サイドでの連係ミスが目立った。それが、体力的な問題かどうかは定かではないが・・・。また、津田が14試合ぶりに出場した。二人少ない数的不利な状況が長く続く中で、粘り強い守備を見せた事は明るい材料となった。

この試合、選手はプレッシャーを感じたのだろうか。試合を見る限り、あまりそうは見えなかったが、もし感じていたとしても、ここへ来てプレッシャーが掛かる試合を経験出来る事は、チームにとってもサポにとっても本当はありがたい事だ。今まで、経験すら出来なかった貴重なもの。本物の強さを見に付けるために必要な経験。この敗戦は、何か大きなものを生み出すためのちょっとした陣痛みたいなものだと捉えたい。縮こまらずに、プレッシャーを楽しむくらいの心意気でいこう。


渋滞の常磐道帰路の常磐道は事故と行楽帰りが重なり、長い渋滞になった。途中、柏インターの標識を目にする。
「まだ、柏か。ん?柏ねぇ~。有り得るな」
何となくだけど。
それ以上の結果である事に越した事はないが、最低限、Jリーグで一番痺れる試合を経験しない手はない。
必昇
朝方の雨も止んで、いい天気になってきた。明日の笠松の天気も晴れの予報になっている。朝夕の空気の冷たさは近づく冬を感じさせるが、この週末は絶好のサッカー日和になりそうだ。

後半戦における得失点差の推移甲府はラスト8試合以降を3連勝で飾り、昇格に向かってしっかり進んでいる。
ここ数試合、甲府の攻撃力を意識する相手チームは、前半から激しいプレスを仕掛けてくる。
その分、ボール回しに翻弄されて後半になると足が止まり、甲府の攻撃を食い止められない場面が目立つようになる。
多彩で厚みのある攻撃は、積極的な守備を相手が90分間続ける事を難しくしている。それでもそうする訳は、受けて立つには怖い攻撃力である事を逆に証明していると言えそうだ。

攻守における良い連動性が今の甲府を支えている。この連動性を発揮するには、相応の運動量と動きの質が求められる。幸いにも、長い時間を動き続けるには丁度良い季節になってきた。夏に強い甲府のイメージがあるが、本当はこれからが甲府のスタイルには都合の良い季節である。

天の恵みも得られた。前へ進むだけである。



最近4試合の成績


第40節 予想
第40節予想
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ロマンチシスト
天皇杯4回戦、甲府は善戦したがナビスコ・ウイナーのジェフ市原・千葉に延長戦の末に敗れてしまった。しかし、労力を惜しまない甲府のサッカーが賞賛を浴びている。オシムに褒められた事もあるが、これまで甲府のサッカーを見る機会のなかった人が実際に目の当たりにして、「なかなかやるな」と素直に感じてくれたのだろう。5年前の対戦と比較しても、甲府の成長の証しはスタッツが示している。


スタッツ


同時に、ベストメンバーで臨んだ大木監督に対しても評価が上がっている。(その事についての大木監督のコメントはこちらを参照。)大木監督が言わんとしている事は良く解る。その理想とするところは理解出来るし、なかなかの理想主義者、と言うよりロマンチシストだなと思う。

ただ、この理想を福岡や仙台や札幌が決して持ち合わせていない訳ではないと思う。これらのチームはJ1への昇格とJ2への降格という点で、酸いも甘いも噛み分けた経験を持っている。どうしても、どうやっても、何がなんでも絶対に何かを手に入れたい時、人はどういう行動をとるものか。うっかりすれば、どんな手を使っても・・・とさえ思ってしまうのが偽らざる姿だろう。理想より現実的な選択をとる背景には、前述の経験から生み出された泥臭い必死さが在るのではないか。

大木監督の言動は確かにカッコイイ。しかし、メンバーを温存したチームが一概にチキンだとは思えない。そこまでして、どうしても、何がなんでも「J1への切符」が欲しくて欲しくてたまらない、と言う「カッコ良さ」をかなぐり捨てたメンタリティーは侮れない。リーグ戦の結果次第では、評価が逆転しかねない話なのだ。本当の「カッコ良さ」は、相手を凌駕する強い思いを持って事を完遂した者だけに与えられる。敗者を否定するものではないが。

あと5試合。
大木監督をロマンチシストと称したのは決して揶揄した訳ではない。
今、この段階では有りかな、と思う。チームとして意思統一が出来ているなら文句なし、である。「しょうがねーなー。ロマンを求めるのも悪くねーかー」、腹を括った。
大木監督、来季続投
今朝の山梨日日新聞によると、『ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの海野社長は、大木監督の来季続投と新規スポンサーの獲得などJI入りへの環境整備の加速を選手、スタッフに表明。J1昇格に向けて、フロントとチームが一丸となって挑む態勢を強調した(要約)』と伝えている。

さて、前節の結果、京都があと5試合を残して今季J2リーグの優勝を決めた。第2節以降、一度も首位の座を明け渡すことなく圧倒的な強さを見せつけたのだが、あまりの独走っぷりで、逆に印象が薄い感じすらある。甲府も3勝を与えてしまったが、まだ最終節での一戦が控えている。アウエーだが最高の形で上洛を果たし、1勝をもぎ取りたい。

残りの昇格争いでは、山形がみちのくダービーで仙台に敗れ、4位仙台との勝ち点差が6になって赤信号が灯った。札幌は水戸に引き分けて勝ち点を1点伸ばすに留まり、また、福岡は横浜に敗れて2連敗となり、甲府との勝ち点差が5に縮まった。福岡とは勝ち点差が3以下になれば、直接対決で逆転可能な状況になる。現在のチーム状態から判断すれば、順当にいけば福岡・甲府・仙台による2~3位争いに絞られそうだが・・・。

混戦J2もいよいよ大詰めを迎える。カオス(混沌)からコスモス(秩序)へ。
秋桜の見頃は終わったが、J1昇格を賭けたサバイバルゲームは大団円に向かって動き出した。


順位表


第39節 予想と結果
第39節予想と結果
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で、今日は天皇杯4回戦。
ナビスコ杯ウイナーのジュフ市原・千葉との対戦である。ベストの布陣で臨むようだが、選手の調子を見極め、リーグ戦を念頭に置いたしたたかな戦い方を希望。
クロージング
第39節 11/6(土) 甲府 5-2 湘南 小瀬:6324人
甲(41)太郎(52)倉貫(58)太郎(60)バレー(65)藤田 湘(85)中町(86)柿本

ホームゲームも残すところあと3試合となった今節の小瀬は、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様となった。何とかもって欲しいと思っていたが、試合開始直前になってポツリポツリと雨が落ち始めた。

今季小瀬初雨あちこちで観客が一斉にポンチョをまとい始め、スタンドはいつもより青が増した。雨で周囲の雑音が消され、少しだけ霧がかかったことで周囲から隔離されたスタジアムは、開演前の舞台のような雰囲気を醸し出した。そんな状況と試合の重要さとが相まったのか、心成しか緊張感が漂った。それでも、感じようによってはおごそかな雰囲気でもあり、「雨も悪くないな」などと思っているうちに、小瀬では今季初めての雨中での試合が始まった。

試合の立ち上がりこそ中盤での激しいボールの奪い合いとなったが、湘南ユニと見間違えそうな主審の衣替えが終わると、ボールを回しながら攻撃を組立てる甲府とカウンターから速い攻撃を仕掛ける湘南、とそれぞれの攻撃の形に落ち着いていく。湘南は積極的なプレスやインターセプトからカウンターを狙う。柿本、梅田の両大型FWは脅威だが、2試合ぶりに先発出場となった秋本が良い対応を見せた。ハイボールに競り勝ち、特に梅田に自由を与えなかった。湘南FWの高さ対策と思われる秋本の起用は当たった。

拮抗した状態のなか、前半も終盤に差し掛かると藤田が積極的に攻撃に参加。藤田の前線への飛び出しで甲府が攻勢に転じる。41分、バレーと激しいマッチアップを繰り返していたバリシッチが藤田にファウルを犯す。そのファウルで得たFKからバレーが低い弾道で放ったシュートは、太郎がコースを変えるとキーパーが反応した逆サイドのゴールネットを揺らした。この瞬間を待ちわびていたスタンドが大きく沸き上がり、ハイタッチの輪が広がった。漂っていた緊張感を少しだけ緩める、待望の先制点を奪って前半が終了した。

後半に入ると、早い時間帯での追加点が幸運な形で訪れる。7分、倉貫の放ったシュートが相手選手に当たってゴールに吸い込まれた。ラッキーだったが、積極的に狙った事が結果に繋がった。そして13分、杉山が湘南DFと激しい接触プレーでFKを得る。バックスタンド前でのあまりに激しいプレーにサポも一瞬殺気立ってブーイングが起こったが、杉山の体を張ったプレーに選手はプレーで応えた。克哉のFKを倉貫がヒールで流し、バレーがシュートを放つ。GKが弾いたところを太郎が素早く詰めてゴールに押し込んだ。

さらに怒涛の攻撃が続く。僅か2分後、運悪く(?)ここまでアシストに回っていたバレーが今季甲府の70点目かつJ2リーグ戦通算得点ランキングで単独トップとなる70点目のゴールを決めた。そして5分後、甲府PA付近からカウンター攻撃でゴールを奪う。克哉から太郎へロングパスが通る。左サイドを駆け上がる太郎を追走して克哉と藤田が長い距離を走る。太郎がグラウンダーのクロスを入れると、先にゴール前に到達した中央の克哉が相手DFを引き付ける形となり、フリーになったファーの藤田が確実に合わせてゴールに流し込んだ。5―0、ここまでは100点満点の出来だった。

「クロージング」、大木監督が時々使う言葉である。インタビュー等ではその説明に『最後のところ』と言った表現を用いることが多い。’02甲府監督時、エスパルス監督時、最近では第35節草津戦での監督記者会見(甲府公式HP参照)で使っている。ビジネス用語では契約を締結させる事として使われるようだが、いわゆる、「詰め(物事の決着がつく段階)」とか「締めくくり」と解釈する事が一番近そうであり、同時に「成否を分けるポイント」といった意味もあわせ持っていそうだ。

この試合でのクロージングは、まぎれもなく無失点でゲームを終わらせる事であった。しかし、湘南の3人目の交代選手に得点を奪われ、その1分後に続けざまに追加点を奪われた。クロスの出所に対しての寄せも甘く、緩慢な動きから相手の選手を捕まえ切れなかった。百歩譲って1点目は仕方ないにしても、2点目を立て続けに奪われたことは、ベンチワークも含めて大きな修正点である。得点差の大小に関わらないクロージングが大木監督の目指すところではないのだろうか。

大事な終盤戦で3連勝を飾り、とても嬉しいのだが、ここはきっちり、勝って兜の緒を締めなければならない。まだ、何も手に入れていない。本当の勝負はこれからだし、最後に笑う為には最後まで厳しさが必要だ。
行く手にあるもの
この記事のタイトルは、今朝の山日新聞に載った広告のキャッチフレーズである。一面全面を使った明日の試合の広告には、『勝利への応援、一丸!』とサブタイトルが付いている。カラーでないのが残念だが、後半戦スタート時の『追撃』広告といい、タイミング良くサポ心をくすぐってくれる。

今節の対戦カードで注目するのは山形対仙台。現在、勝点54で6位の山形は、この試合を失うとサバイバルゲームからついに脱落してしまう。ホームでもあり負けられない一戦であるが、仙台にしても甲府との差をこれ以上大きく出来ない。共に負けられない試合であり、昇格戦線を左右する試合になりそうだ。

今季、湘南戦は未勝利である。対する湘南は、ここ4試合は無失点であり、少ない得点を堅実な守備で逃げ切って無敗を続けている。前節の山形戦に勝ち、その前の札幌戦では引き分けるなど、昇格争いを繰り広げるチームの前に立ちはだかっている。ここはチームの勢いをそのままぶつけて、撃破したい。ラストの直接対決を前に少しでもアドバンテージを稼ぎ、ライバルチームにプレッシャーを掛けたいところだ。

泣いても笑っても笑っても、あと6試合。
『行く手にあるもの。』をしっかり見届けに、小瀬に集おう。



最近4試合の成績


第39節 予想
第39節予想
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波乱なし
今日は天皇杯の4回戦が各地で行われた。J1対J2(又はJFL)の対戦は全てJ1チームが勝ち上がり、アップセットもジャイアントキリングもない順当な結果に終わった。

J2で昇格争いを繰り広げている各チームは、ほとんどのチームがリーグ戦のベストメンバーで臨まなかった。福岡と仙台は先発メンバーのほぼ全員がバックアップメンバーだった。山形は本橋、小原といった主力をベンチに入れたが出場はなく、FW原は完全休養のようだ。『リーグ戦の追い込みに向けて、バックアップの選手や新しい力を見極める場』として、天皇杯4回戦を位置付けている。また、J1降格の崖っぷちにあるチーム同士の対戦もあったが、荒れたゲームになったようだ。

例年、数試合は格下チームの勝利や大番狂わせがあるものだが、一試合もそうした試合が無いのも珍しい。その背景には、上記したことも少しは関係している気がする。

甲府は、まず次の湘南戦に集中して勝利を目指さなければならない。天皇杯のメンバーがどうなるかは分からないが、リーグ戦の状況を考慮することは、他チームの動きを見るまでもなく必要である。せっかくの好チームとの対戦が心置きなくぶつかれない日程で恨めしい。天皇杯の大会日程は前の方が良かったなぁ、と思ってしまう。
秋の夜長に
昨夜、実写ドラマ化された『火垂るの墓』を時折ハナミズを垂らしながら見た。題名とは季節外れの放映だが、以前見たアニメと同じように幼い兄弟の結末に切なくなった。いったい、この物語の何が心琴に触れるのだろうか。

一言で言えば、「戦争に翻弄されていく兄弟が懸命に生きようとする姿」と言えるのだろうが、父への信頼と誇り、母への思慕、年端の行かぬ無邪気な妹への擁護など、健気な兄の姿を通して見える本来ありきたりの家族愛や兄弟愛が、戦争の非情さと対比されることでなおさら心を打つことになる。

戦争によって、あたり前の事があたり前でなくなっていく怖さを幸いにも僕は経験していない。親から直接体験談を聞ける世代ではあるが、平和ボケと言われるこの日本で、ありふれた日常の大切さを心底から実感する事も難しい。もちろん、有難いことではあるけれど。

最近、憲法改正や自衛隊から自衛軍への変換、東アジア諸国との難儀な外交問題など、きな臭さを感じさせる話題も多い。とっつきにくい話だが、自分の身に及ぶ問題として注視しなければならない。無関心では、あれよと言う間にありふれた日常を奪われかねない危険性を含んでいるからだ。このドラマの戦争に限らず、いつでも最も痛い目に遭うのは、ありきたりの生活をしている普通の人々なのだから。

ドラマを見て思う。
サッカーを楽しめる日常があることは、尊いことなのだと。



順位表


第38節 予想と結果
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