コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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大晦日に想う
J1昇格の歓喜から既に20日が過ぎた。テレビ、ラジオ、新聞等のメディアで取り上げられる機会が増え、昨日放送されたスカパー(J SPORT ch306)の入替戦ドキュメントも、克哉や阿部のインタビューや迫力あるカメラアングルなどが独特で面白かった。また、ネット上でも有名処がそれぞれの観点で甲府のJ1昇格を取り上げている。少し落ち着いたところで再度読み返してみると、アウトサイドから見た甲府の昇格劇を捉えるものとして興味深いし、改めて成し遂げられた事の大きさを実感する。

湯浅健二氏のコラム 武藤文雄氏のブログ 江藤高志氏のサイト

熾烈な3位争いを最終節で制し、入替戦の2試合に快勝してのJ1昇格。しかも、停電騒動やバレーのダブルハットトリックのおまけ付き。シーズン前から希望や期待はあったが、こんなドラマチックな展開を経験出来るとは正直思わなかった。

順位表


クール別成績表素晴らしかった最終節の戦い。それでも、入替戦出場は紙一重だった。’04シーズン、自動昇格を決めた大宮は第4クールで圧倒的な強さを見せた。3位になった福岡も勝ち点24を上積みして混戦から抜け出した。いずれにしても、第4クールを突っ走れるチームでないと昇格レースに勝ち切れないのが最近のJ2。それを考えると、この段階で一番恐い存在は仙台だった。選手層は厚く、戦力は充実していた。何より、31節から3連勝するなどラストスパートに向けて勢いが増し始めていた。34節で鳥栖に敗れるが、その後の試合を5勝1分のハイペースで進み、40節で遂に甲府を逆転して3位に浮上した。

クール別成績表甲府は36節の仙台との直接対決に敗れた後に3連勝を飾ったが、水戸に手痛い黒星を喫した。流れは仙台に大きく傾いていた。41節、甲府はホームでの山形戦をドローで終わり、いよいよ崖っぷちに立たされた。しかし、仙台も湘南に引き分ける。勝利の女神の気紛れか、J1の神様の悪戯かは分らないが、この時、既に何かが始まっていたのかも知れない。そして、奇跡の札幌戦を迎える。ロスタイムでの大逆転劇。今でも信じ難いこの一勝が無ければ、今回の昇格はきっと無かっただろう。

クール別成績表それでもまだ、運命のあやはほぐれない。甲府はホームで相性の良かった福岡に大敗する。同じくホームの仙台は、内容で京都を圧倒しながらも1点のビハインドを返せずに惜敗。共に黒星、サッカーに判定勝ちは無い。ラスト4の3試合を終えて、まったく同じ星取り( △ ○ ● )となった甲府と仙台だが、甲府の方に「幸運さ」があったように感じられた。福岡戦の大敗も開き直るには恰好のきっかけとなった。「勝つしかない」と言うシンプルな状況は、余分な事を考えずに済むだけに、甲府のスタイルからしても甲府にとってやり易い状況だったと思う。

クール別成績表最終節、甲府の動向を気にしながら戦った仙台と目の前の相手に集中して戦った甲府。最後に勝利の女神が微笑んだのは甲府の方だった。そして、この戦いで得たものは入替戦への出場権だけではなく、終盤の修羅場のなかで培った自分達のサッカーに対する大きな自信ではないかと思っている。こうした流れを考えれば、勝敗を抜きにしても、入替戦で「甲府のサッカー」が展開されるのは必然だったと言える。

実のところ、以前からJ1昇格は自動昇格するよりも3位になって入替戦を経て決まる方がいいと思っていた。26節のアウエー湘南戦の時、試合前に合流したTKさんにそんな話をした事がある。入替戦でJ1チームに勝つのは大変だが、VF甲府にもっと関心が集まる事、スタジアムでの声だし応援を含めたサポート全般にもっと火が付く事を望んでいたからである。独特の雰囲気を持つであろう入替戦の持つポテンシャルに期待した。だから、入替戦の第1戦でクルバだけではなく、ゴール裏やバックスタンド中央部分まで立ち上がって声だし応援をする姿を見た時は、嬉しさと感動で胸がいっぱいになった。以前、J’s GOALのレポートのなかで奥手と揶揄された甲府サポ。今回の入替戦の経験から応援の醍醐味を味わえたはずである。声だし応援が増えるきっかけになって欲しいと思っている。サポーターもエンターテイメントの一役を担っている。

ホーム成績表シーズン開幕前、J1昇格の可能性は低くないと思っていた。今季はJ1からの降格チームが無い事、ここ数年でチーム力が向上してきた事、一時期とは言え、昨季は昇格争いに加わった事などが理由にあった。もちろん、願望も強くあった。最下位となった2001年から在籍している選手は建二(10/32)、土橋(7/28)、倉貫(6/27)、克哉(5/27)、藤田(5/26)、水さん(5/30)の6人である。
<( )内は甲府在籍年数と年齢>  J1でも通用するまでに成長して来た選手もいる。是非、J1の舞台を経験して欲しいと思っていた。

アウエー成績表そして、もうひとり甲府と共にJ1へ行って欲しい選手がいた。小倉である。入替戦第2戦の3点目、失点後のキックオフから一度もプレーが途切れることなくバレーのゴールに繋がった場面がある。ワンタッチで前へ前へと運ばれるボールの軌跡を追いながら、その美しさとフィニッシュに酔いしれた。甲府のサッカーのハイライトだが、この甲府のサッカーが形成される過程において、小倉がチームに与えた影響は大きいと思っている。克哉自身も自らの応援掲示板のなかで、自分のプレーの進化には小倉の影響があったと言っている。選手が楽しげにプレーする甲府のスタイルは、小倉のプレースタイルが伝染したものじゃないだろうか。

献身的なプレーが身上で、外連味のないプレーに好感を持てた水さんも甲府を離れる事になった。入替戦第1戦の終盤、相手FKのピンチに身を挺して飛び込んだ青葉のプレーも忘れられない。どの選手もJ1昇格の礎になりながら、甲府のメンバーとして共にJ1に行けないのは皮肉な事で残念だ。今後が気になるが、新たな場での活躍を心から祈る事しか出来ない。とても感謝している。決して忘れない。

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シーズン途中から、予想というより願望や暗示になってしまった。11節から最終節までの予想で正解率は50.2%とほぼ半分。あまり良い成績ではありませんでした。来季は18チーム、えらいこっちゃ。

第44節 予想と結果
第44節予想と結果
※予想方法の詳細はこちら

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年オトコ?来年は戌年。J1昇格報告会では、レプリカを着たワンちゃんの姿もあった。なかなかイイ面構えをした精悍なワンちゃんだったが、イイ面構えと言えば、京都戦から入替戦にかけての選手たちは、本当にイイ顔をしていた。来季はJ1という新しいステージでの戦いになるが、今季終盤に見せた勇敢な戦いが出来れば十分勝負になるし、結果も付いてくると思っている。とにかく、挑戦者として果敢に戦って欲しい。
「迷ったら前を選択しろ」
この言葉通りの攻撃的な甲府のサッカーがJ1の舞台で暴れ回る姿を想像して、今から胸をワクワクさせている。
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幸せが溢れている
号外および山梨日日新聞の記事です。
小瀬で、アウエーで共に戦ってくれたのに、サンニチ読めなくて地団駄踏んでる県外サポの皆さんへ。

サンニチ号外

サンニチ号外

サンニチ号外

「大一番たたきあげの底力」
「身上の攻撃力全開」
「存続危機乗り越え大輪」
「もう『夢』じゃない」
「待ってたこの瞬間」


パレードとJ1昇格報告会の様子。
人出もありました。和やかな甲府らしい報告会でした。
オグに「頑張れ!」って声を掛けたら、隣りの倉貫と一緒に肩を少しすぼめて笑っていました。

パレード

パレード

パレード

パレード

パレード

パレード
夢はかたちに
J1・J2入替戦/第2戦 12/10(土) 柏 2-6 甲府 日立柏:12,013人
柏(52)レイナウド(86)宇野沢 甲(10)(27)(53)(68)(69)(87)バレーx3x2

車列を組んだ大型バスが隅田川に沿う首都高速を北へ向かう。山梨からの応援バスは7台になった。車窓から言問橋辺りの景色を眺めながら、今季二度の水戸遠征を思い出した。前半戦を締めくくる第22節と大詰めのラスト4を控えた第40節。ともに手痛い敗戦を喫し、口惜しさを胸にしまいながらこの道を戻った。まだ、あれから一ヶ月も経っていない。

アウエー側入場口しかし、「三度目の正直」、今回はきっと笑って帰れると感じていた。京都戦の劇的勝利で一気に登りつめた感情は、入替戦第1戦での確かな勝利を経て、少しずつ清々しさに変わっていた。
泣いても笑っても、今季のラストゲーム。ただひたすら選手に声援を送り続け、甲府のサッカーを信じて楽しむだけだ。

スタジアムに到着して、先に乗り込んでいた先輩と合流する。バス以外の方法で先着していた甲府サポにバス組が合流すると、ゴール裏のほぼ半分だけに限定された甲府応援エリアは人で溢れた。通路も人で埋まり、重なり合いながら居場所を定めた。

迫力ある柏サポいつもは、まばらになりがちな甲府サポだが、逆に密集状態になる。ちょっと窮屈だが、声援を一つにするには持って来い。少数であっても、圧倒されるであろう柏サポの声に負けじと、少しでも甲府の選手に声を届けなければならない。

ホームの柏はいろいろな意味で怖いと聞いている。「勝ったら、上着を着てバスまで全力疾走で戻ろう」などという冗談が、冗談として聞こえないほどの迫力あるコールが柏側から起こる。テレビで見る某国のマスゲームを思わせるほどに見事であり、アウエー感いっぱいのスタジアムだが、逆に闘志が湧いてくる。そして、ついにキックオフの笛がなった。

柏はシステムを4-4-2に変更。レイナウドとともにクレーベルを先発、フランサをベンチに置き、外国人勢を起用してきた。個人能力に試合の行方を託したようだ。甲府は杉山が出場停止から復帰。左SBに山本を配した他は第1戦と変わらない。試合は立ち上がり、それぞれ攻め込むが、出足鋭い甲府が徐々にペースを握る。前半10分、右サイドの連続攻撃からバレーがゴールを決める。大きな先取点。選手に硬さは見られない。

前半25分、右サイドの杉山の突破とクロスから倉貫がダイレクトでシュート。惜しくもGK南に阻まれるが、攻撃の組み立ては第1戦同様にしっかり出来ている。そして、その勢いを持った攻撃を柏は止めきれず、克哉がPA内で倒されてPKを得る。バレーが落ち着いて決めて2点目をゲットした。

「君たちはプレーヤーだ。ワーカーでも、アクターでもない」 今年のイヤーブックの巻頭インタビューにある大木監督の言葉である。ファウル判定を誘うようなプレーや真剣さの無い汚いプレーを嫌う。90分間、純粋なプレーを要求する。残念ながら、柏には大木監督に嫌われそうな選手が何人か見受けられた。

後半早々、柏DFの永田が2枚目の黄紙で退場になる。数的有利な状況に少し気を緩めたのか、柏に反撃を許して1点を返される。2-0というスコアの難しさは、痛いほど分かっているハズだ。しかし、そのリスタートからノーホイッスルでバレーがハットトリックとなる3点目を決める。勝利をぐっと手繰り寄せるゴール。J1への扉が開き始めた。

昇格を決めたスコア攻撃の手を緩めない甲府。23分にまたしてもバレーがゴールを決める。4点目。J1への扉が大きく開かれた。そして、その僅か1分後にバレーが5点目を決める。後は、タイムアップを待つだけだ。

いつの間にか照明塔に灯りがともされていた。日立台に『輝く夜空』の歌声が響く。

この歌は、やはり、勝利の歌なのだ。ただ、今季の甲府を象徴するかのように、攻めるしかない柏に2点目を許す。しかし、その1分後にバレーがダブルハットトリックとなる6点目を奪う。取られたら、取り返す。最後の最後まで、甲府は甲府のスタイルを貫いた。

・・・ ・・・

試合終了の笛が鳴る。
勝利、そしてJ1昇格。
夢がかたちになった瞬間である。

ゴール裏に駆け寄る選手たちにも大きな笑顔が見える。克哉と阿部は泣いている。手を繋ぐ選手たちはまるで兄弟のようだ。くたびれちゃってボーっとするなか、そんな姿を見ていると胸が詰まってきた。帰宅後に見たテレビ録画のバレーの涙にまた涙。サポーターとしての喜びに浸りながら、まだ、心を揺らしている。
確かな手応え
J1・J2入替戦/第1戦 12/7(水) 甲府 2-1 柏 小瀬:12,372人
甲(25)倉貫(48)バレー 柏(11)レイナウド

初の入替戦進出。開門1時間前の4時に小瀬に到着すると、バックスタンド入場者の列は既に100m程に達していた。報道陣の多さやそこはかとなく漂う緊張感が、普段のリーグ戦とは違う戦いである事を感じさせる。J1とJ2、それぞれの立ち位置でのプライドを懸けた戦いでもある。

柏サポ前日の天気予報では、夕方から雪が舞うとの事。直前の予報を確認しないで小瀬入りしたので、その後は分らない。陽が落ちると、グッと寒さが増して来た。ハレの舞台、天気がもつ事を願った。

柏からも大勢のサポがやって来た。激しさで有名なサポである。良く見ると中央部分に裸族が出現している。コールの声にも張がある。が、こちらも負けてはいられない。

試合は静かな立ち上がりを見せたが、前半11分、柏が最初のセットプレーからきっちり得点を挙げた。しかし、チームもサポも序盤に1点ビハインドになることはデフォルトになっている。選手に慌てる素振りは見えない。札幌戦、京都戦を戦い抜いて獲得した自信は大きい。追い付きさえすれば、逆転の可能性は大きくなると確信していた。今の甲府は、自分達のはっきりしたイメージを持っている。

辛抱強く相手のミスを狙った京都戦よりも、アグレッシブな攻撃を展開する。そして25分、右サイドのアライールからファーのバレーに絶妙なクロスが入る。バレーのヘッドでの折り返しに相手DFと競りながら倉貫が執念のヘッド。太郎もしっかりゴールまで詰めて押し込むが、記録は倉貫のゴール。先日、父親になったばかりのキャプテン倉貫。約束だったゆりかごダンス。現場では分らなかったが、録画やニュース写真でみる嬉々とした選手の表情から、チームの勢いを感じ取れる。

後半は、前半の勢いをそのまま持ち込んだ立ち上がりを見せる。早々のバレーのシュートは勢い良く枠を外すが、後半3分、波状攻撃からバレーが待望の逆転ゴールを奪う。クルバに駆け寄るバレー。盛り上がる甲府応援エリア。見ればゴール裏もバックスタンド中央も総立ちの状態。スタジアムに響くヴァンフォーレ・コール。これでガックシに終わった福岡戦が帳消しだ。(良い意味で、福岡戦の敗戦がその後の戦いに与えた影響は大きいのだが。)

しかし、ピンチも必ずやって来る。終盤、バックパス・キャッチとの判定でゴールマウス至近距離からのFKを与えた。京都戦のFKを彷彿とさせる大ピンチ。「大丈夫、近すぎる」そして、その言葉通りにピンチは回避される。録画等で確認すると、青葉が陸上のクラウチング・スタートのような低い構えから、いち早く飛び込んでブロックしている。ファインプレーだ。

そして試合は4分のロスタイムに突入する。

停電復旧直前の小瀬いくらか時間が過ぎ、相手のカウンター攻撃に息をこらした瞬間だった。パッ・・・何か音が聞こえたような錯覚の後、瞬時に場内が真っ暗になった。前代未聞の出来事が発生した。タイミング悪く、雨足も早まった。ベンチコートを羽織る。復旧、そして試合再開まで35分。柏の裸族もさすがに人数が減った。

Jリーグから改善策提示のお達し。当然である。入替戦第2戦の発券トラブルなど、まったく霞んでしまう事態だ。早急な対処を!としか言えない。

中断のなか、緊張が緩んで集中力が途切れやしないかと不安になった。
まだ、試合は終わっていない。残された時間はある。しかし、そんな不安は不要だった。選手は最後まで集中力を切らすことなく、見事な勝利を飾った。

今季最後のホームゲームは首尾よく終わった。ただ、入替戦は半分が終わっただけである。究極のアウエー戦は、もう明日に迫った。今季のラストゲームでもある。これまで、チームを鼓舞する言葉を並べてきた。しかし、もう言葉など不要である事がこの戦いを見れば分かる。

明日は、全力でサポートする。ただ、ひたすら・・・。
貧乏上等!?
逆転3位を決めた先日のJ2最終節の試合は、J1の熾烈な優勝争いの影に隠れて世間への露出が少なかった。しかし、週明けからは入替戦が間近に迫ってきた事もあり、甲府の動向がニュースとして取り上げられる機会が増えている。

ただ、記事のタイトルや写真の見出しに使われる言葉が、「ちょっと、何だかなぁ~」である。記事の内容に間違いは無いが、クラブ的に弱小な甲府のイメージを押し出し、入替戦を勧善懲悪風に仕立てて面白みを演出している、ってところもあるんだろう。

『貧乏なんの!甲府が入れ替え戦へ雪始動』
『穴の開いた靴下をはいたまま、マッサージを受ける甲府FW長谷川』
『南アルプスを背に全員でゴールを運ぶ甲府イレブン』

確かに、Jリーグの各クラブに比較して年間予算は少なく、専用の練習グラウンドやクラブハウスもまだない。観客動員数にしても、J2中位。まだまだ、少ない。しかし、敢えて言うならば、サポにとって予算の大小や環境の優劣、観客動員数の多い少ないの差にどれほどの意味があるものか。

札幌戦、京都戦で僕等を包んだ感動とあと2試合を名も知れぬ仲間たちと共に戦える喜びは、チームや選手たちのひたむきさや勇気から貰ったもので、クラブの規模の大小に関係しない。バブルは疾うの昔に過ぎたのに、未だに大きい事や優れている事、多い事がイコール「豊かさ」であるとの勘違い。今の甲府の「豊かさ」を感じていられるなら、弱小結構、貧乏上等である。

チームは約束通り、もう一度小瀬に戻って来てくれた。当然、今度は京都に参戦出来なかったサポも交えてチームに応える番だ。心して、戦おう。

やり直しのそして、J2ホーム最終戦。


【チケット情報】
一人でも多く、日立台へ、ゴール裏へ!
入れ替え戦 第2戦 チケット追加販売のお知らせ 全席完売となりました。
アラタにホレタ
第44節 12/3(土) 京都 1-2 甲府 西京極:8803人
京(9)田原 甲(40)太郎(80)アライール

3位を懸けたリーグ最終戦。今シーズン、3敗を喫している京都とのアウエーでの対戦だが、入替戦への出場権を争っている事もあり、西京極に多くの甲府サポが集結した。

開場前山梨を出発したバス組は5台。乗用車組や新幹線組、関西在住組などがそれぞれの方法で敵地に乗り込んできた。
総勢500人ほどになったようだ。開門直前には、アウエー側入口の甲府サポの列はだいぶ長くなった。

京都の紅葉も美しかった。スタジアム回りの木々は、色付きが盛りのものから既に葉を落とし始めたものまで、十分に晩秋のたたずまいを見せていた。風に舞う落ち葉は、ちょっとした紙吹雪のようだ。周囲を山々に囲まれた風景には、まったく違和感を感じない。今日は、「盆地ダービー」である。

フラッグ天気は良いが風がやや強い。フラッグをたなびかせるには丁度良いが、ちょっと寒い。スタジアムに入り、合流した先輩と共に簡単に腹ごしらえをする。歯ごたえ十分過ぎて、ちょっとガッカリした串焼きステーキをやっと平らげると、何やらポツリ、ポツリ。あれほどの青空だったのに、北西からの低い雲から冷たい小雨が落ち始めた。「ヤバァ、ポンチョ忘れた」、でも後の祭り。しかし、しばらくすると心配をよそに再び青空が戻ってきた。

昨夜の山梨放送の録画中継では、試合途中に虹が出ている様子をアナウンサーが伝えていたが、既にこの時、虹は架かっていた。J1への架け橋だと心で思いながら応援エリアに移動する。そして、適当な居場所を確保して臨戦態勢を整えた。命運を懸けた一戦。気合を入れて、陽をまともに受けながら見難いピッチを見つめた。

試合開始から甲府が攻勢にでる。前半8分、バレーが相手DFのミスからボールを奪ってシュート。GKが弾いたボールに克哉が飛び込むも、GKがセーブ。その1分後、京都に速攻を許して右CKを奪われる。甲府ゴール裏の目の前なのでブーイングを浴びせるが、田原にヘッドであっけなくゴールを決められる。アレモンは欠場だが、田原と松田の両FWには、これまで痛い目に遭わされていた。この試合も痛い先取点を与えてしまった。

次の1点を奪われると福岡戦の二の舞になりかねない。そんな不安を太郎のゴールが払拭する。40分、リカルドのミスからボールを奪うと追うリカルドを振り切ってゴール右隅に流し込んだ。前半のうちに追い付けたのは大きい。前節、零封されていただけに久し振りのゴールシーン。喜ぶゴール裏にも逆転の手応えが生まれ、応援は一段と活気付いた。

後半、果敢に攻める甲府にやっと勝利の女神が微笑んだ。35分、左サイドを上がった山本がファウルを受けてFKを得る。藤田のキックはゴールに向かって放たれ、アライールがヘッドで後ろに流す。そしてボールはゴールネットを揺さ振った。逆転に沸く甲府ゴール裏。勝利の予感はますます大きくなった。

しかし、京都もホームの意地を見せて反撃する。甲府にとって耐える時間が始まった。そして、試合はロスタイムに入る。時間は3分。するとカウンター攻撃からピンチを迎え、杉山のタックルと同時に相手選手が倒れ込む。向こうサイドの攻防で、はっきりした事が分からない。PKなのか?選手同士で小競り合いをしているようだ。主審と副審が協議をしている。京都サポのブーイングが起こる。なかなか試合が再開されない。成り行きを固唾を呑んで見守る甲府ゴール裏。PKなら、覚悟を決めなければならない。

結局、PAやや外からのFKになった。それでも、大ピンチである事には変わらない。祈った。祈りながら声を張り上げた。甲府ゴール裏から見ると、キッカーと壁とゴールが直線上に並ぶ。そして、放たれたボールは壁の右側をすり抜けてゴールに向かった。ポスト直撃。弾かれたボールに詰められるが、甲府も必死のディフェンス。そして、やっとクリアでゲームが切れる。凌ぎ切った。良かった、杉山の勇気が無駄にならなかった。杉山を守る事が出来た。そして、勝利は目前に迫った。

歓喜試合終了のホイッスルは聞こえなかったが、ピッチ上の選手たちの動きでゲームが終わったことを知る。耐えに耐えた時間が終わった。勝利、そして「仙台引き分け」の知らせが瞬時にゴール裏を走った。3位が決定した事を確認すると、甲府ゴール裏は大きな、大きな歓喜に包まれた。

歓声と感涙。共に戦った仲間たちと握手、そして抱擁。喜びを共有しながら感激に浸る。さらに、凱旋する選手達の笑顔で喜びを増す。応援することの醍醐味をこれほど感じた瞬間はない。この感動を言葉で説明するのは難しい。この時この場所に居れた事に感謝し、改めてヴァンフォーレ甲府に惚れ直した。

想定通り、プロローグは最高の締めくくりで幕を降ろして本編に突入する。まずは前編、12/7ホーム小瀬。ドラマはこれから始まる。


甲府ゴール裏
チームと共に戦った甲府サポーター
勝鬨はエイ、エイ、フォ~!
時が経つのは早いものでカレンダーもあと一枚、リーグ戦もあと一試合。

まだ寒さが残る3月初旬からスタートしたリーグ戦も、いよいよ明日、今季最終戦を迎える。シーズン前には夢でしかなかったJ1昇格が、チームの頑張りは勿論のこと、団子レースにも助けられて次第に現実味を帯びてきた。そして今、J1入替戦への出場権を懸けた最後の戦いに挑む。

この1年、ヴァンフォーレ甲府を取り巻く環境は大きく変化した。小瀬競技場は来年3月にはすべての改修工事を終え、J1基準を満たした競技場に生まれ変わる。念願の練習場とクラブハウスの建設も、日本サッカー協会からの助成金の内定を受けて実現化の目処が立った。そして、チームが昇格争いを繰り広げるなか、フロントもJ1昇格への強い意志を改めて表明。それはサポーターにとっても、J1昇格が「夢」から確かな「目標」となった瞬間だと思っている。

明日の試合は、入替戦というドラマのプロローグであると信じて疑わない。と同時に、これからのヴァンフォーレ甲府のプロローグでもあると思う。選手は、サポの為になどと肩に力を入れず、誰の為ではなく、自分自身の為に最大限のパフォーマンスを発揮して欲しい。リラックス、リラックス。現地に集うサポも、自分自身で出来る最大限のパフォーマンスを発揮して応援しよう。幸い、ラジオはエフエム甲府で生中継、テレビは山梨放送で深夜ながら録画中継されるようだ。限られた地域だし、どれ位の人が耳にし目にするかは分らないが、試合そのものや応援の様子が感動を与えられる内容である事を望む。クラブ、チーム、サポ、すべてが次のステップに繋げる為に、晴れの舞台、思い切りやろう。

「夢をかたちに」

ヴァンフォーレに関わるすべての人々の想いが結実される事を願う。そして、明日の結果の如何に係わらず、J1昇格に対して「夢」という言葉を使うことからそろそろ卒業しようと思う。J1は、本気にさえなれば、もう直ぐ手の届くところにあるのだから。

では、万感を胸に抱き、西京極へ。



アウエーゲームの成績


第44節 予想
第44節予想
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