コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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一味違う勝利
ナビスコ Group-D 第1日 3/29(水) 名古屋 1-3 甲府 瑞穂陸:4,301人
曇 4.0℃ 79% 名(89)増川 甲(22)太郎(48)バレー(59)克哉

ネットで試合の行方を追いながら、ゲーム終了を心待ちにした。試合終了間際の失点で完封は逃したが、効率よく奪った得点を守りきってナビスコカップでの初勝利をあげる。J1初勝利とはまた一味違う勝利の味を噛み締めた。現地応援サポの皆さん、ありがとう。

甲府がJリーグ加盟後の1999年から2001年の3年間、当時のナビスコカップはJ1・J2全チームによるホーム&アウェイ方式のトーナメント戦で争われていた為に参加する事が出来た。1999年はヴェルディ川崎(当時)に0-2,1-1、2000年は横浜F・マリノスに0-2,1-5、2001年はFC東京に0-5,0-1で通算1分5敗という結果。残念ながら未勝利のまま、大会方式が変更されて参加する機会が無くなってしまった。

J1昇格と共に、再びやって来たカップ戦の舞台。リーグ戦やら日本代表のスケジュールとの関係などで大会そのものが微妙な位置付けにあるとは言え、甲府にとっては幸先の良いスタートとなった。

出場メンバー出場メンバー

スタッツや監督、選手のコメントを読む限り、甲府はチャンスをきっちり得点に結びつけたようだ。数多いチャンスを活かし切れなかったここ数試合の展開とは逆になった模様。太郎に昇格後初ゴールが生まれ、バレーの2試合連続ゴール、2列目に入った克哉のゴールと欲しいところからゴールが生まれた。詳しい試合展開は分からないが、先制、追加、ダメ押しと時間的にも機先を制するに十分なタイミングでの得点となった。守備では結構な数のシュートを打たれたが、終盤まで失点する事無く踏ん張った。林に代わって出場した奈須も機能したようだ。負傷交代となったらしい秋本の状況が気になるが、大事に至らない事を願うばかりだ。

これで、リーグ戦を含めた6戦で2勝2分2敗と五分の星勘定となった。得失点も8得点9失点とほぼ五分の内容。当初は手探りだった探検の地に確かな光明が射し始めた。レッツラゴーだ。
(それにしても、映像のない事の寂しさは大きい。どうにかならんのかぁー。)
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本当に痛い引き分け
第5節 3/25(土) 甲府 1-1 福岡 小瀬:8,604人 晴 11.4℃ 46%
甲(17)バレー 福(63)中村

第5節にして早々のナイトゲーム。さすがにまだ寒い。キックオフ間近にスタジアムに飛び込み、スタンドに目をやったが観客の数は少なく感じた。土曜日のナイトゲームなら、そこそこの観客数になると予想していただけに意外だった。川崎戦より少ない観客数だが、大勢だった川崎サポを差し引けば、ホーム側観客数は今日の方が多いかも知れない。

メインスタンド福岡サポ
対戦相手の福岡は同じJ1昇格組であり、昨季ホーム最終戦での大敗のリベンジを果たす意味でも勝ちたい相手である。中盤の要である古賀、布部を怪我で欠き、グラウシオも欠場となる苦しい台所事情の福岡。それでも、昇格後の初勝利を目指して、手負いの獅子ならぬ手負いの蜂は果敢に戦ってくると予想された。

出場メンバー出場メンバー

一方、甲府も怪我人が続出してメンバーの変更を余儀なくされた。アライールに代わってビジュ、杉山に代わって山本が右SB、左SBにルーキー松田、藤田の位置に克哉、3トップの右に大西が先発する布陣となった。主力が欠場している福岡とは言え、立ち上がりから甲府が甲府のサッカーを展開。ミスが目立つ福岡を尻目に、メンバーが代わっても遜色ない試合運びに頼もしさを感じる。前半17分、太郎のクロスからバレーがヘッドで合わせて先制ゴール。いつもの顔、新しい顔とハイタッチ、ハイタッチ。「もっと、獲ろう!」 通算の得失点差を挽回する為にも、「今日は獲るぞ!」とテンションが上がってきた。確かに、ここまでは良かった・・・

しかし、甲府の動きが一段落して試合が後半に折り返すと、福岡がペースを取り戻す。ゲームを支配されるまでには至らなかったが、カウンターを一発喰らう。後半18分、甲府右サイドからの速いクロスを敵ながらあっぱれな駆け上がりを見せた中村に合わせられて同点ゴールを許す。同点となってから思い出したように攻撃を再開する甲府。しかし、前半に獲るべき追加点を奪えなかったツケが回ったかのように、ゴールが遠い、遠い。鹿島戦とゲーム内容こそ違え、勝負どころで試合を決め切れなかったところは同じと言えそうだ。

新しい戦力にも注目の一戦だった。積極的な攻撃参加は見られなかったが、松田はデビュー戦を無難にこなしたという印象。大西は期待出来そう。後半、相手GKに阻まれたFKは久し振りに得点の匂いがした。しかし、CKをはじめ、他のセットプレーからの攻撃に得点の匂いを感じない。また、スペースを突く攻撃が少ない。そのへんはJ’s GOALのコメントを見る限り、大木監督も修正点として承知しているようだ。マイボールのスローイング時、動き出しがなくてボールの出し所に詰まって敵ボールになってしまう場面も見受けられた。繋げる事が出来るという長所が短所を生んでしまってはいけない。また、鶴見の役割が曖昧。いいクロスもあったが危険な位置でのファウルもあり、いまいちといった印象である。

ところで、試合翌日の日曜日から腰と背筋が痛い。その原因がはっきりしないでいたが、そう言えば思い当たる節があった。試合終盤、バレーのミドル、林のボレー、山崎のヘッドとあと少しでゴールとなりそうな際どいシュートのオンパレード。その都度、あまりの惜しさに思わず体がのけぞった。いわゆる、その場での「イナバウアー」状態となった。断続的かつ突発的に繰り返された、とても華麗とは言えないイナバウアー。どうやら、これが原因のようだ。まさしく、痛みを伴った引き分け・・・
もっとやれる
第4節 3/21(火) 鹿島 3-1 甲府 カシマ:14,815人 晴 15.3℃ 24%
鹿(26)内田(56)(76)アレックスx2 甲(72)オウンゴール

のどかな風景のなかに突如と壮大な姿を現したカシマスタジアム。成田を過ぎ、利根川を渡り、東関東自動車道を終点まで走って到着したジーコのお膝元。今のところ最北のJ1チームだが、地図で見たら意外にも水戸よりまだ南であった。サッカーチームが無ければ、恐らく訪れる機会は無い街である。

カシマスタジアム朝7時に小瀬を出発した応援バスは、4時間半ほどを掛けて鹿嶋市にあるスタジアムに到着した。途中二度のトイレ休憩はあるものの、これだけの長時間を車中に閉じ込められると、窮屈さと退屈さで辟易するところだが、たまたま隣席の方とのサッカー話が程好い間合いで途切れる事無く続き、気分的には快適な応援ツアーとなった。
弱かった頃の事、観客動員の事、応援の事、J1残留が必須であるといった甲府関連の事から今年のW杯での日本代表の成績予想、歴代日本代表チームや監督の好き嫌いなどにも話は及んだ。残念な結果となった帰りの車中でも、前向きな発言に好感が持てたし、声が潰れて聞き取り難くなったこちらの話にも良く付き合って頂いた。

スタジアム外の屋台バスツアーも味なものであるが、カシマの味もなかなかであった。当日券を購入後、スタジアム外の屋台へ。もつ煮と牛串を平らげ、ビールを流し込んだ。値段もスタジアム内の売店より少し安めになっていた。人はまばらだったので、一角に陣取っていた鹿島サポの会話が耳に入る。前節の甲府の結果でTOTOをしくじったようだ。
今日は大丈夫だろうとの声が聞こえる。「そうは、いかんだろ~」と心で呟きながら、牛串を持つ手に思わず力が入った。

鹿島サポ甲府サポ
広くて大きい故に、余計に閑散と感じるスタジアムもキックオフが迫ると次第に観客の姿が見え始めた。甲府サポも大勢駆け付けていた。J1効果もあるのだろうが、年々アウエーに参戦するサポが増えて来ている。一方、鹿島側はメインやバックスタンドの観客は少なかったが、対面にあるホームゴール裏スタンドの1階席は徐々に赤く染まり、ほとんどが埋め尽くされていった。

出場メンバー出場メンバー

第2節、横浜FMに0-3で敗れて今季のホーム初戦を黒星でスタートした鹿島。御大が観戦するなか、ホームで連敗は許されない。そんなモチベーションの高さが立ち上がりから積極的な試合運びとなって現れる。一方、前節嬉しいJ1初勝利をあげた甲府は、名実相伴う強豪を意識し過ぎたのか、相手の勢いをそのままもろに受けて立つ形になった。

勢いをぶつけたい甲府だったが逆になってしまい、その流れのままゲームは進んだ。序盤は何とか凌いでいたが、前半26分、甲府左サイドを突破されて17歳ルーキー内田にゴールを許す。このルーキーは試合序盤、同じようにオーバーラップしてPA内に侵入してクロスを入れたが得点には至らなかった。しかし、次のチャンスには果敢にゴールを狙って来た。その積極性が実を結んだ形となった。

ルーキーの積極的な動きだけではなく、スペースへの素早い動き出しを見せるアレックス・ミネイロ、スピードに乗ってドリブルを仕掛ける本山、広い視野と落ち着いた判断から正確なパスを繰り出す小笠原の動きをはじめ、フィニッシュを強く意識して素早い連動をみせるプレイは、まさに強豪チームのプレイだった。柳沢が本調子でなかった事だけが、甲府にとってラッキーだった。

しかし、甲府にもチャンスはあった。0-1、1-2とビハインドの状況とは言え、同点に追い付けそうな好機にゴールを決められなかったのが痛かった。特にオウンゴールながら1点を返した後は流れが傾きかけていた。同点に追い付いていれば違った展開になる可能性が大きかったと思えるだけに、やはり、惜しい。久々に「たられば」を感じる展開だった。

鹿島に有って甲府に無かったものは何か。それは、勝負どころでの集中力と積極性か。それとも、悪いリズムを自ら変えていく勇気か。もっとやれるはずである。
次は、勝とう。
記憶に残るゴール
第3節 3/18(土) 甲府 1-0 川崎 小瀬:9,082人 曇 14.7℃ 39%
甲(85)バレー

今朝は清々しい良い天気だった。午前中は暖かさを感じさせる好天だったので穏やかなサッカー日和を期待したが、午後からは雲が広がり始めて時折寒風が吹き抜ける怪しい天気に変わってしまった。

完成したバックスタンド川崎サポが並ぶアウエー側サイドスタンドの際を通り抜け、ホームゴール裏を目指す。メインスタンド側には入場を待つ長い人の列が出来上がっていた。ゴール裏に到着してバックスタンドを見ると、昨年の3月から始まった一連の改修工事が全て完了して、新装となったバックスタンド上部にも観客が陣取っていた。

応援パフォーマンスと川崎サポアウエーゴール裏には、開幕戦の清水サポほどではないが、大勢の川崎サポが駆けつけていた。久し振りに見るフロンターレカラーのユニ。懐かしい、歯切れのいいチャントが響いた。川崎サポにとっても久し振りの小瀬。いろいろ新装となった小瀬は、どうな風に映っただろうか。'04シーズンは勝てなかった。でも、今日は負けられない。

出場メンバー出場メンバー

試合開始早々は川崎に押し込まれるものの、徐々に甲府ペースになる。前半10分、太郎のシュートはゴールマウス左に外れる。その1分後、川崎の反撃はマルクスのヘッド。ここは阿部が好セーブで事無きを得る。17分には右サイドからの攻撃で太郎が再びシュートを放つが僅かに枠の上。時にはバレーがサイドに開いたりと、川崎3バックの両サイドのスペースを突く攻撃を繰り返す。

一方、心配された守備は落ち着いていた。特に、ビジュに代わって先発した秋本が効いていた。ハイボールに競り勝ち、マークをずらす事無く相手を自由にさせない。昨季終盤での経験が早速開花したかのような応対を見せた。

それでも、川崎の攻撃を受ける。31分、右サイドからグラウンダーのクロスを入れられてヒヤッとするが、マルクスのミスに助けられる。42分にはFKからマルコンに直接ミドルシュートを打たれるが、ここも阿部が好セーブを見せる。結局、両チーム共にゴールを割る事が出来ずに前半が終了する。シュート数は甲府7、川崎6。互角の展開だが、甲府は無失点で折り返す事が出来たのが大きい。

後半は立ち上がりから川崎ペースとなる。甲府のDFラインが押し込まれたのか、前線と間延びしてボールが上手く繋がらない。中盤でボールを失う場面が見受けられたなか、今節も早目の選手交代で堀井が投入される。後半12分、警告を受けてしまったが、その堀井の激しい闘志剥き出しのプレイが甲府の選手、サポに火を着けた。ピッチに「甲府の気迫」が見え始めた。

甲府が勢いを盛り返すなか、後半32分、マルコンが2枚目の黄紙で退場となる。数的に有利な状況となったものの膠着した状態が続くが、遂に値千金のゴールが生まれる。40分、PA外ながら前を向けたバレーが思い切り良く右足を振り抜くと、ボールはゴールネットを勢い良く揺らした。

「(決勝ゴールは)少し遠かったけれど(自分の)気持ちの中で誰かが『打て』と言った。・・・」(バレーのコメント―J's GOAL―)

「・・・誰かが・・・」は何だったのか。それは選手、サポの「甲府の気迫」であった気がする。待望のJ1初勝利を手繰り寄せる記憶に残るゴールとなった。ロスタイム、川崎の反撃を凌いで小瀬は歓喜の時を迎えた。リードを奪ってからの小瀬の雰囲気は、入替戦とは言わないまでも結構な盛り上がりを見せた。一万人を越えなかったのは残念だが、戦績、観客数など「今後を占う重要な試合」のクロージングは成功した。



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先程スーパーサッカーで、バレーのシュートを「事故」のようなものと加藤とかいうタレントが言っていたが・・・ んー、不愉快な発言だ。
一歩前進
第2節 3/11(土) 千葉 2-2 甲府 フクアリ:11,896人 晴 15.3℃ 51%
千(36)ハース(49/PK)阿部 甲(67)堀井(82)バレー

第2節千葉戦は、昨季札幌戦以来のテレビ観戦。昨季の天皇杯も生観戦出来ず、何故か縁遠い千葉戦。スカパーで生中継を見るのが精一杯。遅まきながら、やっとの観戦記である。

J1初アウエーの相手は昨季ナビスコ・カップに優勝し、リーグ戦でも最終節まで優勝争いをした千葉である。厳しい戦いが予想されるなか、チームを後押ししようと、アウエーゴール裏には思っていたより多くの甲府サポが駆けつけていた。
あーー、羨ましい。

出場メンバー出場メンバー

試合は立上りから甲府のペースで進む。開幕戦を上回るほどの出来でボールを支配するものの、決定機はなかなか訪れない。前半20分、中盤からボールを繋ぎ、倉貫からのパスを受けた中央のバレーがシュートを放つもGK正面。開幕戦で得点がなかっただけに早く得点シーンを見たいのだが、余計にゴールが遠い。次第に千葉も反撃を開始。前半35分、阿部勇樹の鋭いシュートを阿部謙作が反応良くセーブ。すると1分後、千葉の速い攻撃から失点する。右サイドの中島からのクロスをハースにヘッドで合わされてしまった。

見事なダイレクトプレイによる速攻でゴールを割られたが、これは相手が上手かったので仕方ない。次の1点が大事だと切り替えて試合の行方を見つめたが、後半4分、愕然とするシーンがやって来た。PA内で巻と競り合ったビジュが反則を取られてPKを与えてしまった。前半から巻とビジュは小競り合いを続けていた。ビジュは既に警告を受けていて、「あっ、審判に目をつけられたな」と感じさせる状況がテレビ画面からも伝わって来ていた。「冷静さを欠くな」と思っていた矢先の出来事だった。

さすがに2点のビハインドは痛い。千葉が勢いを盛り返していただけに敗色濃厚かと思ったが、二つの選手交代が功を奏す。後半11分、山本に代えて保坂を投入して克哉と保坂の位置を変える。さらに18分、宇留野に代えて堀井を投入してゴールへ直結する動きを要請する。すると4分後、倉貫から右サイドの太郎へとボールが渡り、太郎のクロスにゴール前で堀井が飛び込む。間に合わず逆サイドへボールは流れるが、攻め上がっていた克哉からの折り返しを今度は堀井がきっちり決めて、奇しくも韮崎高校の後輩、先輩コンビによるJ1甲府の初得点となった。

J1初得点で勢いを呼び戻すと、後半37分、左サイドの克哉からのクロスにバレーが難しい体勢からヘッドで合わせて同点弾を決める。エースに待望の得点が生まれたことは、これからの展開の上でも大きい。これは逆転も可能かと思わせたが、40分、自陣CK(だったかな?)のポジション取りのなかでビジュが乱暴な行為?で一発赤紙。今度はいきなり数的不利な状況となったが、ハンド見逃しやら妙に長いロスタイムに審判にもハラハラドキドキするなか、試合はドローで終わった。

アウエーで2点差を追撃しての引き分けによる初勝点。一歩前進と捉えたい。前半、セルフジャッジで不要な小競り合いを誘引した阿部だが、後半の連続ファインセーブは見事だった。その集中力を安定して発揮して欲しい。そして、中盤の底で落ち着いたプレイを見せた林の存在感は益々大きくなった。時として冷静さを欠くCBが多いなか、林にはDF全体を落ち着かせるDFリーダーとしての役割を担って欲しい。

もう明後日は川崎戦である。開幕からの2戦を大量得点で勝ってきている相手である。相性も良いとは言えないが、'03シーズンの第41節に小瀬で2-0のスコアで勝っている。是非、その再来を。

次は、J1初勝利!
J1初戦
第1節 3/5(日) 甲府 0-2 清水 小瀬:14,277人 晴 12.9℃ 28%
清(14)チョ ジェジン(81)枝村

好天に恵まれた。開幕戦はいつも肌寒さを感じていた記憶があるが、今日はシャツにレプリカで十分なほど暖かかった。チケット完売にシート貼り騒動、J1初戦で席の埋まり具合の様子も分からなかったので、これまでより早めに小瀬に向かった。

甲府ゴール裏からメインスタンドを見る西油川町公民館の臨時駐車場に到着。キックオフ1時間半前だが、7割ぐらいは埋まっていただろうか。静岡ナンバーの車も多い。新しいレプリカを身にまとった青赤の集団に混じって、オレンジ色の集団もかなり目に付いた。清水サポもたくさん詰め掛けている事を予感させた。

急いでスタジアムのホームゴール裏を目指す。サイドスタンド完成以来、この場所での応援は初体験。入場者の列が30mほど並んでいたが、スムーズに入場出来た。今季からゴール裏に移動したクルヴァに混ざるため、適当な居場所を探した。ゴール裏はそこそこ埋まっていた。バックスタンドが一番埋まっていそうだが、メインスタンドはまだあちこちに空席があった。

甲府クルヴァクルヴァはJ1仕様の装飾が施され、選手入場後に投げ入れる紙テープが準備されていた。席に座るが、新しい場所なので何処となく落ち着かない。シーズンが終わる頃には、居心地のいい場所になっているだろう。紙テープの投げ方の説明を受けながら、簡単に昼食を取る。食べ終わった頃には、メインスタンドも観客で埋まっていた。

清水サポ駐車場で予感したように、大勢の清水サポが小瀬に駆けつけていた。距離的にも近く、開幕戦という事もあってアウエーツアー最多のバス6台を繰り出したそうだ。ゴール裏を埋め尽くしたサポーターのほとんどが立ち上がり、声を出す応援は迫力がある。聞き覚えのあるチャントが生で小瀬に響く。思わぬところでJ1を実感する。

試合前には、小倉の引退セレモニーが行われた。小倉は挨拶のあとスタンドを一巡り。清水サポからも「小倉コール」が起こる。挨拶はバックスタンドからゴール裏へ。そして小倉への最後のチャント。感謝の気持ちを形に出来て安堵した。

小倉挨拶紙テープ
甲府ビッグフラッグ清水ビッグフラッグ

大勢の観客でざわめくスタジアム、対峙する相手チームサポ、そして小倉のセレモニー。J1初戦のキックオフ前の時間を満喫し終わると、いよいよ戦闘モードに突入する。紙テープが乱舞し、ビッグフラッグが振られて戦いの火蓋が切って落とされた。

出場メンバー出場メンバー

試合序盤、まず甲府がペースを握る。前半5分、右サイドからワンタッチでパスを繋いでバレーがシュートを放つが惜しくもジャストミートしない。優勢にゲームを進めるが、落とし穴が待っていた。相手のライナー性のクリアボールを喉元に受けた宇留野が一時ピッチ外へ。リスタートに対して一瞬集中力が切れたのか、一本の縦パスが甲府DF裏へ。飛び出すチョ ジェジンにアライールが追走するが相手が一瞬早くシュートを放つ。ボールは阿部の手の先をすり抜けてゴールネットを揺らした。欲しかった先取点だが、逆に奪われてしまった。

それでも甲府の攻撃は悪くない。前半23分、右サイドを上がった杉山からのパスをバレーがシュート。GKが弾いたこぼれ球に倉貫が反応してシュートを打つがサイドネット。しかし、惜しいチャンスを逃すと試合は一進一退の展開になる。清水に決定的なチャンスを作らせないが、甲府もチャンスを作れないまま前半が終了する。心配されたディフェンスだが、ビジュがしっかりピンチの芽を摘んでいる。

後半14分、甲府が動く。動きが消えていた鈴木に代わって克哉を投入。動き出しがスペースを生んで、停滞気味だった攻撃のリズムが戻る。後半17分、左サイドからの太郎のクロスにバレーが下がりながらヘッドで合わせるが枠を外れる。25分には中央から杉山が突破を図り、相手のファウルを誘ってPAやや外の位置でFKを得る。宇留野のキックは僅かにゴールマウスを外れる。立て続けに攻める甲府は太郎が左サイドからクロスを上げるが、やや高くバレーのヘッドに僅かにタイミングが合わない。30分、太郎がシュートを放つがGKに弾かれてゴールを奪えない。

後半33分、枝村に際どいシュートを打たれて一瞬ヒヤリとする。その3分後、甲府左サイドからクロスを上げられて後方から走り込んだ枝村にヘッドで合わされる。ポストに当たって跳ね返ったボールを枝村自身が蹴り込んで追加点を奪われてしまった。この時間帯での2点差は厳しいが、甲府も反撃する。後半43分に克哉、ロスタイムには堀井、太郎が立て続けにシュートを放つ。ゴールが生まれてもおかしくないシーンが連続したが、相手GKのファインセーブもあり、結局ゴールをこじ開ける事は出来なかった。

攻めてはいるものの、ゴールが遠いJ1初戦となった。シュート数、CK数共に清水を上回りながら、数少ないチャンスをきっちり生かした清水に上手くかわされてしまったという印象である。攻撃に関しては、少し丁寧に行き過ぎた場面もあったか。時には思い切りの良さの方が、相手にとって恐い時がある。守備に関しては、2点取られたものの、思っていたよりも安定していた。ただ、一瞬のスキを突かれた1点目は実にもったいない失点だった。

J1初戦を勝利で飾る事が出来なくて残念だったが、悲観する内容ではないと思う。勝敗の行方は、昨季にも増して紙一重。臆することなく突き進もう。(今日の敗因は、長袖ユニだったからじゃないかぁ?)
スタートライン
いよいよ明日、J1元年の開幕戦を迎える。

J1昇格劇をビデオなどで反芻する至福のシーズンオフを過ごしながら、トレーニングマッチなどの様子に今季のチームへの期待と不安を交錯させる。開幕戦では小倉の引退セレモニーが行われる事が決まり、気を揉んでいた水さんや横山の移籍先も先日やっと発表されて安堵した。そうこうして待ちに待った開幕戦だが、忙殺の日々も手伝って、やって来ればあっという間である。

今日、1試合だけ先行して開幕したJ1はG大阪と浦和が引き分けに終わり、すべての開幕戦が行われたJ2は、初参戦の愛媛が横浜FCを破ってホームで嬉しい勝利を飾った。一方、J2降格組の神戸は草津に敗れ、湘南と対戦した柏も試合終了間際に追いつかれて引き分けに終わるなど、早くも厳しい戦いが繰り広げられたようだ。

明日はどんな試合になるか。藤田と須藤(しっかり直して戻って来てくれ)が不在になるが、林、ビジュ、宇留野らの新戦力に期待したい。逆に、清水の新戦力であるMF藤本には注意したい。プレシーズンマッチの磐田戦をテレビで見たが、精度の高いクロスを供給し、大きなサイドチェンジも正確に出来る技術を持っていた。ルーキーながら攻撃の起点となっていただけに、ここはしっかり抑えたい。

レプリカとイヤーブックを購入。準備OKだが、「はくばく」のロゴが優しくて、「ちょっとユニには似合わないわ」とカミさん。もっと武田菱の部分が多い方がイイな、とオイラは思う。ところで、甲府の開幕戦が近づくにつれて、メディアで取り上げられる機会が昇格を決めた直後と同じように多くなってきた。特に、YBSラジオを聴いていると頻繁に「ヴァンフォーレ」の名が聞こえてくる。定期的な開幕戦の告知だけでなく、フォーメーションやサッカー用語の解説、さらに相手チームの分析など、少し専門的な放送がスポットで流れてきて、ちょっと驚いた。

そんなメディアの力も一助になったのか、開幕戦の前売りチケットが全席完売された。既に昨季を上回り、8,000を超えたとされるクラブサポーター会員等の販売が一時停止となるほどの盛況さだ。おまけに、席取り合戦のシート貼りにクラブから注意が促されたりと、やや過熱気味とも言える事態まで発生している。「恐るべし、J1効果」と言ったところだが、どうかこの盛り上がりが一過性のもので終わらないで欲しいと強く思う。

- 僕らは舞台を選ばない -

これは、今年の「ヴァンフォーレ甲府公式イヤーブック2006」の巻末に載っている言葉だ。ひたむきに全力でプレイする甲府スタイルは、J1という新たなステージでも変わらない。同時にこの言葉は、恵まれない環境のなかで力を積み上げてきた選手の、そしてクラブの自負の表れと解釈している。そんなチームだからこそ、劣勢を覆し、取られたら取り返そうと果敢に戦う姿がある限り、僕は甲府を応援し続ける。 この機会にチームのそんな姿に共感してくれる人が増えてくれる事こそ、本当のJ1効果だと思う。「熱しやすく冷めやすい」では、あまりにも能がない。

開幕前夜、そんな事に思いを馳せるが、明日はチーム共々、号砲を待つスタートラインに立つ。
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