コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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初完封で連勝
ナビスコ Group-D 第2節 3/25(日) 名古屋 0-1 甲府 瑞穂陸:4,476人
曇のち晴 16.3℃ 57% 甲(43)アルベルト

現地には行けず、映像も無く。さっぱり内容は分からないが、そんな時に限って完勝だった模様。先発メンバーはこんな感じだろうか。監督コメントからすると井上が中盤に入り、出来も良かったようだ。スタッツを見ると相手に許したシュートは僅かに2本。そして、待望のアルベルトのゴール。

出場メンバー出場メンバー

おっ、テレビでダイジェストをやっている。

茂原と林のシュートがバーを直撃、惜しい。アルベルトの得点シーン、茂原のパスがいい。体調が戻ったのかな。アルベルトも落ち着いてゴールに流し込んだ。

難産だった割には、あっけないゴール。少しずつアルベルトを使って点を取る形が出来てきたか。ヨンセン、金、本田と攻撃の核不在の名古屋相手とは言え、完封出来たのも大きい。攻守の歯車が噛み合ったようだ。この結果をリーグ戦勝利のきっかけにして欲しい。ガンバ戦が楽しみになってきた。
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そのゴールを待っていた
ナビスコ Group-D 第1節 3/21(水) 甲府 2-1 名古屋 小瀬:7,609人
晴 13.3℃ 28% 甲(25)克哉(31)秋本 名(13)玉田

待望のゴールと勝利。開幕から厳しい戦いで敗戦が続いた甲府にとって、とにかく“結果”が出た事が何より良かった。1ゴール、1勝の重み。改めてそれを実感するゲームだった。

好天の小瀬

好天に恵まれてポカポカ陽気になった小瀬。試合開始と共に風が強まったが、それでも暖かかった。桜並木の様子を見る事もなく、キックオフ間際にスタジアム入り。ゴール裏には思ったより大勢詰め掛けていたが、やはりメインやバックスタンドはリーグ戦よりも少なかった。祝日だが彼岸の中日でもあり、これは致し方なしか。ご先祖様のお墓参りにも行かぬ放蕩者に、どうぞお許しを。

出場メンバー出場メンバー

今季早くも二度目の対戦となった名古屋。中三日の甲府に対して中二日の名古屋。タイトな日程のなか、甲府は左SBに山本が戻った他は先日の浦和戦と同じ先発メンバー。一方の名古屋は玉田、楢崎、山口以外はあまり馴染みのないメンバーが先発に名を連ねた。

開幕以来、徐々に上向きになりつつある状態だが、まだまだ本調子からは遠い甲府。相手のメンバーからして、結果を残さなければいけないゲーム。立ち上りから積極的な動きを見せたが、玉田に技ありのループシュートを決められて名古屋に先制を許す。幸先の悪いスタートになった。

「このままズルズルいったら、怒るでホンマに」。そんな思いが通じたのか、甲府に待望の今季初ゴールが生まれる。林から左サイドの茂原に絶妙な浮き球のパスが通り、茂原のクロスは楢崎にクリアされたが、そのルーズボールを克哉が渾身の力(ゴール裏からはそんな風に見えた)でゴールに蹴り込む。ゴールネットが揺れる。一瞬、まるで何かを確認するかのように半拍おいてから喜びを爆発させる甲府ゴール裏。待ち焦がれていたハイタッチ。やっと、その時が訪れた。

ゴールは何よりの特効薬。勢いを増した攻撃はすぐさま2点目を生み出す。克哉の右CKから秋本がヘッドで逆転ゴールを決める。久し振りに優位に立つ試合展開に小瀬のボルテージも上がった。

ボールと戯れるヴァンくん甲府ゴール裏

ここまでノーゴールに泣いてきただけに、さらに追加点を奪って名古屋を突き放して欲しかったが、後半は無得点に終わった。それでも、ディフェンスは前線から積極的で、特に藤田と克哉の体を張った守備は目を引いた。後半、唯一のピンチだった巻の兄貴に勝るとも劣らない豪快なヘッド。ここは阿部が好セーブで同点弾を回避。結局、名古屋を4本のシュートに抑えて守りきった。

ゴールには結びつかなかったが、中盤の繋ぎから杉山が右サイドを突破して入れたクロスにゴール前になだれ込んでいった攻撃は迫力があった。この試合で一番甲府らしい攻撃。まわりからも「それだよ、それ!」と声があがった。まだ半歩かも知れないが、それでもチームは確かに前進している。

今季初の凱旋今日の殊勲者

初っ端ゴールを許したものの、DF陣は踏ん張っている。これまで、いまひとつ目立つ動きのなかった克哉が攻守にわたって“甲府のダイナモ”らしい活躍を見せた。今日の試合では、GKから中盤まではいい動きを見せた。あとは前線だけだ。

中三日のアルベルトは精彩を欠いた。後半から出場した須藤を含め、FW4人でシュート1本では寂しい。茂原も1点目に絡んではいるが、持っている能力からすればもっともっと出来るだろう。健太にはもっと前を向いて仕事をして欲しい。チャレンジしなければ次のステップに進めない。

Let's take a step forward, and challenge.

自分自身へ、そして今季のVF甲府への言葉としてシーズン初めにこのブログの右上に書き留めた言葉。相手の面子からすれば、今日の試合は勝って当たり前かも知れない。それでも、確かな一歩を踏み出さなければ、到底次の一歩には進めない。今日の勝利は大きいと言えるように、ここから頑張らなければいけない。
僅かな光明
第3節 3/17(土) 浦和 2-0 甲府 埼スタ:39,494人 晴 11.8℃ 26%
浦(57)(69)ワシントン

暖冬が嘘だったかのように寒さがぶり返してきた。桜の開花は少し先に延びたようだが、開幕から2連敗となった甲府の開花はいつになるのか。三戦目の相手は昨季のリーグチャンピオン浦和。だが、まだ本調子とは言えないようだ。それだけに、何とか今季初ゴールと初勝点をゲットし、早い段階で悪い流れを断ち切って欲しいと願いながら埼玉スタジアムへ向かった。

埼玉スタジアム甲府ゴール裏

昨季32節の埼スタは、優勝争いの真っ只中にあったせいもあり熱気を帯びていた。が、この日は観客数も少なく、曇天だった朝から一変して暖かな陽が射し始めて来たこともあり、やかましいスタジアムの音楽を除けば、どことなく穏やかな雰囲気だった。アウエーに駆けつけた甲府サポの数も昨季より少なく、だいぶ狭いエリアに押し込まれての応援になった。

甲府の先発メンバーは、出場停止の山本に代わって左SBにリーグ戦初先発の田森が起用され、CBには増嶋が戻ってきた。FWアルベルトは2戦続けて先発となった。先日の練習マッチで久し振りに得点をあげたようで、徐々にチームにフィットしてきているようだ。前節まで赤いグラブを着けていたが、今日は外していた。ここまで、どちらかと言うと静かな男のイメージだが、少しずつ心に期するものが強くなると同時に、闘志が体現されつつあるように見受けられた。甲府の浮沈の鍵を握る選手のひとりであることは確かである。早く結果を出して欲しいのが、正直なところだ。

出場メンバー出場メンバー

藤田のファーストシュートで試合は始まったが、前半立ち上がり、浦和に攻め込まれて永井、ワシントンに立て続けにシュートまで持ち込まれた。開幕戦の前半、前節の後半、共に立ち上がり早々に痛い失点を喫した。この試合は相手のシュートミスに助けられて大事には至らなかったが、攻守のバランスを保った慎重さがもっと必要なところだ。それでも、甲府の高いDFラインに浦和がオフサイドを繰り返すうちに、試合は次第に甲府ペースに。アルベルトのプレイも悪くなく、ボールに絡む機会が増え、動きは前節よりもスムーズになってきた。

チームとしての攻撃は狭いエリアでのボール回しが良くも悪くも相変わらずだが、前半30分以降はゴールに迫る回数が増えてチャンスを作った。だが、もっと打っていたかと思ったシュートはスタッツを見ると僅か2本。攻撃の形は出来つつも得点は奪えなかった。それでも、粘り強い守備と阿部の好セーブもあって0-0で前半を折り返す。後半に期待を持たせるには十分な前半の内容だった。

しかし後半12分、相手の早いリスタートから“点”で合わされてワシントンにゴールを奪われる。前掛りになったところを闘莉王の攻撃参加からカウンターを受けた。21分、1点を追う甲府は杉山のアーリークロスにアルベルトが飛び込んでヘッドを放つが枠外。開幕以来、初めて見せた“点”で合わせた攻撃の形。狭いエリアでのショートパスの繰り返しだけでなく、こうした形を数多く作らなければゴールは生まれないだろう。そこから先に決定力の有無の問題がある訳で、段階的に考えれば、だいぶ出遅れてしまった話である。開幕戦、前節の試合、そしてこの試合とも、ひとつのゴールさえ生まれれば試合展開を変えられそうな雰囲気があるのだが、そのひとつのゴールが遠い。

後半24分に相手に追加点を許すと、引きこもった相手に人数を掛けて攻撃するが相手DFを崩すことは出来ない。有効なミドルを打てそうな場面でも、ここでは果敢さよりも慎重さが上回って後手を踏んだ。甲府の攻撃に恐さがないと言われる所以だろう。昨季はバレーがその部分のけん引役を担っていた。ゴールに迫る強引さや意外性は、相手にしてみればやっかいだっただろう。バレーや倉貫の移籍と共に、攻撃のそうした意識までもがどこかへ行ってしまったのでは情けない。大砲がなければマシンガン。出来ることはあるだろう。

浦和ゴール裏無得点で3連敗、久し振りの最下位。ネガティブな日曜日を迎えるのに、これ以上の条件はないと言えるほどの条件が整った。それでも、この試合でもいいところはあった。初出場の田森の出来が思ったより良かったこと。CBへのフォローの動きも良く、2失点に絡んでしまったがいい勉強になっただろう。手薄な左SBの選手層が厚くなるのは悪くない。それから、アルベルトが絡んだ攻撃の形が少しずつだが見えてきたこと。もっと多くの好機を作らなければ駄目だが、僅かだが光明が見え始めたといったところか。

早まると言われた桜の開花が足踏みしている。
小瀬の桜も例年並のようで、3月31日のガンバ戦あたりから見頃になりそうだ。桜の前に、甲府のゴールの花が見たい。
点と線
サッカーの戦術、またはその戦術を使うチームの特徴は、いくつかのキーワードによって語られることがある。例えば歴代の日本代表チームの場合、最近のオシム・ジャパンでは「ポリバレント」という言葉が頻繁に使われるし、日韓W杯のトルシエ・ジャパンの「フラットスリー」や「オートマティズム」といった言葉は記憶に新しい。加茂・ジャパンでは「ゾーンプレス」、外国籍初の日本代表監督オフトの場合は「アイコンタクト」、「トライアングル」、「スモールフィールド」という言葉が思い出される。それからジーコ・ジャパンの場合は・・・ そういえば、あまり明確な戦術的キーワードを思い出せない。皮肉を言えば「QBK」くらいか。

昨季の甲府の場合は「連動」。そして、今季ここ2試合のキーワードは「スモールフィールド」。これは、ディフェンスラインを押し上げてプレイエリアを狭め、また、片方のサイドに密集するなどして相手選手との距離を近くすることでプレスを掛けやすくする現代サッカーの戦術のひとつ。どちらかと言うと、守から攻への仕掛けに効果を発揮する。可動域を狭めることで中盤の選手の体力的負担を軽減することや相手ゴールに近い位置でボールを奪えば、そのままショートカウンター攻撃に切り替えられる利点がある。

攻撃時において、この「スモールフィールド」でのショートパスと絶え間ない動きでゴールに迫るパスサッカーといえばバルセロナを真っ先に思い浮かべるし、ちょっと前のアーセナルも中盤の華麗なパスワークで相手を翻弄していた。見ていて楽しい、まさにエンターテイメントと呼べるサッカーだが、守備における「スモールフィールド」が組織としての熟成を必要とするのに対して、「スモールフィールド」を保持した攻撃は個人の能力の高さをより必要とする。ボールを失わないように動かしながら“人とスペースを前に動かす”ために、足元やパスの高い技術と的確な状況判断が必要となる。

サテライトvs清水サテライトvs清水

先日の日曜日、三保で行われたサテライトリーグの清水戦を見てきた。生憎、後半からの観戦になったので前半の得点シーンを見ることは出来なかったが、後半の4失点をしっかり見届けることになった。後半のメンバーは以下の通り。

----須藤----
國吉----ジョジマール  (30分過ぎ 國吉→太郎)
-田森----鶴見-
----保坂----
鈴木(健)----奈須
--増嶋--池端--
----鶴田----

最初の失点はDFラインから中盤へ繋げたボールを前へ運べず、ミスからボールを奪われて速攻を許したもの。2点目は甲府の攻の「スモールフィールド」が清水の守の「スモールフィールド」を呼び込むような形になり、プレスからボールを奪われてショートカウンターから失点。3、4点目はバランスが崩壊している状態で修正が効かず、清水のスピードと個人技にやられた。

攻撃は右サイド中心に「スモールフィールド」を形づくるものの、“次の一手”に行き詰まってアタッキングサード(ピッチを3分割した時の攻撃側エリア)に進入出来ない場面が多かった。苦し紛れの中央突破ではなかなか相手DF網をこじ開けることは出来ず、サイドへボールを運んでの攻撃は数えるほどしか見られなかった。攻撃のリズムの悪さが大量失点の引き金になったように見受けられた。

昨季、惜しみない運動量を武器に人とボールを動かすことで相手マークをかいくぐった甲府。長いリーグ戦を安定した力で戦うこと、自陣ゴールから遠い位置での組織的な守備、攻守の切り替えの速さを生かすことなど、この「スモールフィールド」はもちろん甲府にとっても有効だろう。ただ、ショートパスオンリーの線的な動きだけでは限界がある。が、ポゼッションは出来ているだけに、サイド、そしてゴール前といったポイント(点)へ結びつける積極的な動きが生まれさえすれば、この閉塞感を打破できる日は遠くないと信じたい。

“点と線”を織り交ぜた攻撃で次節からの逆襲を期待する。
J1甲府が“砂の器”では忍びない。
厳しいスタート
第2節 3/10(土) 甲府 0-2 名古屋 小瀬:11,791人 晴 15.1℃ 26%
名(50)金(79)玉田

昨季リーグ最終戦の千葉戦以来、約三ヶ月半ぶりの小瀬。一年前のホーム開幕戦(vs清水)と同じように、この日も好天に恵まれた。やや風があるものの絶好のサッカー観戦日和。ただ、その割にはメインスタンドの観客の出足は鈍かった。昨季開幕戦の14,277人との差は2,486人。アウエーゴール裏を完全に埋めた清水サポとこの日の名古屋サポの差が1,500人だったとしても1,000人ほど少なく、先日の横浜戦がアウエーにも拘らず多くのサポが駆け付けたのとは対照的な結果になった。

甲府ゴール裏

先日の観客数は県外サポの力が大きかったのかも知れない。“熱し易くて冷め易い”状況はちょっと寂しく感じられた。それでもゴール裏やバックスタンドには、変わらず多くのサポーターが詰め掛けた。ゴール裏は少し増えたような気がする。俗に言う“コア”な人たちが多くなってきているなら、それはそれで嬉しいことだ。

ゴール裏マスゲーム新しいビッグフラッグ

この日、甲府ゴール裏では初めての本格的な演出が行われた。ブロックごとに青と赤のボードを掲げた。数名の有志によって用意されたものと聞き、大切に扱わさせてもらった。また、バックスタンドでは新しいビッグフラッグが披露され、ホーム開幕戦のスタジアムを彩ってキックオフを迎えた。

出場メンバー出場メンバー

この日の先発メンバーは先日の横浜戦で怪我をした宇留野に代わってアルベルト、増嶋に代わって津田が起用された。立上り早々にピンチを招いて肝を冷やしたが、徐々に甲府のペースになっていった。ゴール前にボールが入る回数も増え、キーパー正面を突いた健太のシュートやフリーになった藤田のシュートなど決定的な場面を作る事ができた。しかし、名古屋のシュートがことごとく枠を捉えるのに対して、甲府のシュートはほとんどが枠外。枠内に向かえば、万が一にキーパーのファンブルや相手DFのオウンゴールだって生まれないとは限らない。藤田俊哉の丁寧なミドルシュートが枠を捉えたシーンはそれを象徴するかのようなシーンだった。前半のシュート数は共に9本。

それでも、0-0で前半を終えて後半に期待を持たせた。とにかく、シーズン最初のゴールさえ生まれれば好循環するんじゃないかと、選手も同じように思ったのか前半からの流れで少し前掛りになったところをカウンターで失点。ゴールで勢いを増した名古屋が以降ペースを握る。後半34分には、本田と玉田の“代表&元代表組”にアシストとゴールを与えて2点のビハインド。交代出場した太郎、ジョジマール、須藤も局面を打開できず、後半のシュート数は3本に留まって、そのまま名古屋に逃げ切られた。

先発出場したアルベルトはポストプレイやサイドに開いてのクロスである程度の働きを見せたが、放ったシュートはこの試合の甲府のファーストシュートである1本のみ。連携を含めて、この形になればゴールが生まれそうだといった“得点の匂い”を感じさせることは出来なかった。アルベルトに限らず個人頼みではなく、次々に人が沸いて出てくるような甲府の攻撃パターンを復活させることが得点力不足解消のための急務である。

ハーフタイム1ハーフタイム2

これで開幕から2連敗となり、J1・1年目のシーズンより厳しいスタートになったことは事実。でも、去年は去年、今年は今年。昨季のいいイメージの上だけに拠りどころを求めると、不要に焦りや自信喪失を生む可能性がある。初心に戻って、あくまで挑戦者として立ち向かっていく方が甲府らしさを発揮できるだろう。下を向いていても、前進するためのものは何も生まれない。まだまだシーズンは始まったばかりだ。最後の最後に笑えるように、勇気を持って頑張ろう。チームも、そしてサポも。
「ホーム」だ!
第一位、35人中19人。内、既婚者7人、未婚者12人。

さて、何のことか分かるでしょうか。



これはサンニチに掲載された今季の甲府の選手紹介のなかで、自分の「宝物」に対しての回答に「家族」(複数回答及び「子供」を含む)と答えた人数。二番目に多い「友人」と答えた人数が7人なので、断トツの多さと言える。既婚者の多くがそう答えるのは当然とも言えるが、未婚者の多くが「家族」と答えたのは意外だった。想像するに、プロスポーツ選手という特殊な職業への道のり、そしてその後の選手生活はそう順風満帆なことばかりではなかったから、やはり「家族」の支えは大きい、という事なのだろう。

その他の回答にもいくつか目を引くものがあった。

「サッカーを通じて得た経験」と答えたのは林。代表歴もあるベテランはインタビューにこうも答えている。「キャリアの最後の時期に、VF甲府のような、やっていて楽しいサッカー、見ていて楽しいサッカーに出会えたことは大きかった。この年になっても成長できた気がするし、選手としての幅が広がった気がする」(サンニチ)。サッカーに対しての真摯さがうかがえる言葉だが、この真摯さこそが林をピッチの上でマエストロにしている源と思われる。

唐突に「サッカーボール」と答えたのは藤田。まさか本物のサッカーボールじゃないだろう。サッカー選手としての自分、それを支えた家族や周囲の人々、自分の職業として選んだ競技としてのサッカーそのもの、これらすべてをひっくるめて比喩的に「サッカーボール」と答えたと解釈したがどうだろう。円熟期を迎えたサッカー選手としての自信を表す言葉であれば頼もしい。今年は藤田の当り年。確か、隔年でゴールを量産していたはずなので、今年はやってくれると期待したい。

その他、「自分」や「自分の体」と答えた選手にはプロスポーツ選手としての自覚が感じられるし、どさくさに紛れて「彼女」と答えたルーキーには思わず笑ってしまった。そんないろいろな宝物を持った選手たちが、明日はJ1・2年目のホーム小瀬のピッチに立つ。ピッチの上の選手たちは、個々の局面ではどんなピンチでも誰も助けてくれないし、チャンスでも腰が引けていたらゴールは遠い。「家族」の声には及ばないが、そんな選手たちを勇気付けるのがサポーターの声援である。「0.5点」は、得点にせよ失点にせよ、サポーターのものだと思っている。


選手紹介はこちらのサイトに掲載されています。
J1・2年目開幕
第1節 3/3(土) 横浜FM 1-0 甲府 日産スタ:24,466人 曇 14.8℃ 58%
横(5)山瀬

徹夜明けの重い体を引きずって、ギリギリに電車に飛び乗った。寝過ごさないことだけを肝に銘じ、待ちに待ったJ1・2年目の開幕戦の舞台である日産スタジアムを目指して電車を乗り継いだ。

日産スタジアム\「近県アウエーの甲府サポ数=(応援バス台数×50人)×3倍」の法則。昨季のアウエー動員数は概ねこの計算に則る。この経験則から判断して、開幕戦であることを割増しても1,500人ほどのサポ数と予測したが、それを大きく上回る2,500人もの動員になった。昨季J1で奮闘し、残留した成果がさっそく形になって現れた。アウエー側ゴール裏には、キックオフが近付くにつれて徐々に人が増えていった。

新戦力を迎え、宮崎キャンプで戦術の浸透と連携の成熟のためにハードな実戦練習を繰り返した。が、キャンプ後半になって決定力不足が露呈。守備力の強化と共に課題を抱えたままの「新生」甲府がどんな戦いを見せるか。期待と不安を入り混じらせながらキックオフを待った。

甲府サポ
マリノスサポ

出場メンバー出場メンバー

戦前の予想通り、まだチームにフィットするのに時間が掛かりそうなアルベルトがベンチスタートとなり、純和製の先発メンバーとなった。ゲームは立ち上りからマリノスの積極さが目立った。「スクランブル・アタック」という分かり難いキャッチフレーズとは裏腹に、ホーム開幕戦の雰囲気に後押しされるように前線、中盤とも積極的かつシンプルにプレス、ボール奪取、ラン。得点は山瀬の個人技に翻弄された形だが、マルケスのサイド突破や山瀬の二列目からの飛び出しは脅威だった。

早い時間帯での失点。凌げるか崩れるかで試合の行方は大きく変わってしまうが、守備陣は何とか踏ん張った。しかし、攻撃が思うようにいかない。相手の運動量が衰えるまで、狭いスペースでのボール繋ぎは却って仇になった。スタイルは大切だが、しゃかりきな相手をかわす臨機応変さも大切だ。ご馳走だって、いつもいつも食べていたらご馳走でなくなってくる。(ん、例えがへんかな?)「マリノスも最後まではもたないだろう」とは思ったが、甲府らしさを発揮したゲームになるには後半まで待たなければならなかった。

いつかのTVで、自身の経験から「ボールポゼッションの上手いチームの対戦相手は疲労が激しい」と宮澤ミシェル氏が言っていた。後半、疲労からか、はたまた本当に瀬戸際ではね返せると思ったのかは分らないが、マリノスの選手間の距離がやや遠くなって甲府のボール回しが生きてくる。が、繋ぎ一辺倒で攻撃に緩急がなく、ゴールが遠い。ゲーム全般を通して、緩急の「急」の部分がまったく不足していた。数回訪れた決定的な場面も決めきれずにタイムアップ。またしても、開幕戦を白星で飾る事が出来なかった。

期待のアルベルトは後半途中から投入。動きに重さが感じられたが、サイドネットを揺らした一発は可能性を感じさせた。PA中央のやや外で仕掛けた際には倒されてしまったが、残念ながらノーホイッスル。(ちなみにこの試合の主審はこんな方だそうだ)キャンプ後半から伝えられていたネガティブな情報より、実戦で見た限り戦力になると感じた。ただ、少し時間が掛かるかも知れない。新しいチームの形を求めながらも戦って結果を残さなければならない。チームもサポも、このジレンマにどう耐えながら進むか。すべてを試されるシーズンがスタートした。
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