コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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6月攻勢に期待!
第13節 5/26(土) 鹿島 2-0 甲府 カシマ:10,081人 晴 23.9℃ 47%
鹿(28)岩政(76)佐々木

鹿島に連敗。2試合で5失点。しかも、ナビスコカップ予選を含めて3試合連続ゴールなし、と攻守に精彩を欠いている。攻撃はここ数試合同様に何度かチャンスを作ったが決定力不足に泣き、守備では退場者を出してしまっての完敗。と言っても、映像は“ヴァンスポ”のダイジェストを見ただけ。まだ、試合の詳細は確認していない。

出場メンバー出場メンバー

鹿島サポの友人と久し振りの再会を約束していたのだが、ちょっとしたアクシデントが発生してカシマまで行けず。試合終了後、その友人から届いた「続けて勝ち点頂きました」とのメールが、敗戦で凹んでいた心に追い討ちを掛けた。絵文字が何とも憎らしいじゃないか、コノヤロウ・・・

これで、4勝2分7敗で勝ち点14、得点15失点23で得失点差-8。順位は前節と変わらず14位だが、下位チームとの勝ち点差はグッと縮まった。昨季の同時期の成績は、4勝2分7敗で勝ち点14とまったく同じで失点だけが25と2点多い。ただ、勝ち点一桁台のチームが3チームあったお蔭で残留争いに巻き込まれる危機感は薄かった。このままいけば、今季の残留争いは昨季よりハードルが上がりそうだ。

昇格組の横浜FCを除いて、中位~上位で苦手チームとの対戦が続いた5月。ここで勝ち越せるようなら一桁順位が射程に入って来ただろうが、そうは簡単にいかなかった。連敗の3月から4月を迎えた時のように、来月も勝負の月になった。4月と違うのは、前半戦残り4試合が下位チームを含めて残留争いに絡むチームとの直接対決になること。

対戦相手は順に磐田、千葉、東京、大分。甲府を含めて、今節はすべてのチームが敗れた。どのチームも調子は下降気味ではかばかしくない。ここはチャンスであり、足踏みは出来ない。最低条件は下位2チームからの2勝を含む勝ち点7。これは目標ではなくて、ノルマ。完全に達成しなければ下位に沈むことになる。

幸い、キリンカップ開催によって次節の試合まで間隔が空く。今季の得点と失点シーンをよく検証して立て直しを図って欲しい。また、磐田戦は出場停止者が多いが、ここでチームとしての力が発揮できなければ、チームとして何かを怠ってきたことになる。しっかり準備をして、この壁を突き破って欲しい。梅雨空を吹っ飛ばす6月攻勢に期待する。
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アップセット!
J1リーグ戦は早くも1/3以上を終了して、折り返しまで残すところあと5試合になった。前節、前々節の計18試合のうち、8試合がアップセットになった。概ね2試合に1試合は下位チームが勝ち、順位争いは混沌としている。それでも、ここからは徐々に上位、中位、下位のグループ分けが鮮明になっていくのが通例。現在14位の甲府は、先ずはJ1残留争いに巻き込まれないためにも中位グループに浮上したい。

明日は中二日で鹿島戦。鹿島は先日の試合でもバランスの良さを見せたが、このところずっと好調を維持している。それでも、そうした相手に対して、ミスでこちらが崩れるまでは互角以上に戦えた。アウエーだけに、粘り強く戦って勝機を掴んで欲しい。連戦で運動量にも影響が出るだろうが、ここはベンチワークに期待。チーム全体が強引になってバランスを崩してはダメだが、前線の選手は貪欲に泥臭くゴールを狙って欲しい。甲府らしいサッカーで勝利を目指せ!


最近4試合の成績


第13節 予想
第13節予想
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順位表


第12節 予想と結果
第12節予想と結果
タナボタでタナバタ
ナビスコ Group-D 第6節 5/23(水) 甲府 0-3 鹿島 小瀬:8,844人
晴 21.1℃ 60% 鹿(36)(60)田代x2(65)本山

今季のナビスコ予選を振り返ってみる。リーグ戦の開幕を迎えたものの、思うに任せなかったチームの連携。序盤の名古屋戦は、それを実戦のなかで修正できる機会になった。相手がメンバーを落した事もありホームとアウエーで連勝。リーグ戦が連敗スタートとなり、自信を失い兼ねない状態だっただけに、ここでの勝利が挽回への気運を高めるのに丁度良いタイミングになった。

続くアウエーでの鹿島戦は、ほぼベストメンバーの相手に勝利。連戦を睨み、茂原と林をメンバーから外したなかでの好結果。4月の最初のゲームだが、この試合で得た手応えがリーグ戦での4月無敗という結果の呼び水になったとも考えられる。もちろん、昨日の結果を思えば、ナビスコ予選のなかでも大きな意味のあった試合であることは間違いない。

いずれにしても、アウエーでの新潟戦を含めた第4節まで、リーグ戦との兼ね合いを図りながら“マイペース”な戦い方を進めるなか、幸いにも結果が伴った。甲府としては理想的なカップ戦の戦い方が出来たと思っている。そして、いよいよ予選突破が現実味を帯びてきたホームでの新潟戦からは、より勝負を意識した戦いに。だが、相手の本気度が増すと、そう容易く勝ち点は得られない。そして、予選最終節の鹿島戦を迎えることになった。

鹿島サポ

「(決勝トーナメントに)進めば、それは目に見える形で残る。そういうものがこのクラブには大切なんじゃないかな」とは大木監督の言葉。J1昇格、J1残留、天皇杯ベスト8と結果を出すことで、VF甲府を取り巻く状況は明らかに変わって来ている。スタジアムの様子に限っても、ここ数年で様変わりを見せた。

所謂“バブル”な成長では困るが、“目に見える結果”が成長を促す要因のひとつになることは確かだろう。リーグ戦で結果を出してJ1に残留することは大前提であるが、カップ戦の決勝トーナメント進出という足跡を残すことの意味は、今の甲府にとって決して小さくはない。そんな期待の大きさは、ナイトゲームと言えども平日開催に8,000人以上を集めた観客数にも現れていた。

出場メンバー出場メンバー

しかし、試合はとても残念な結果に終わった。1失点目までは期待に沿う出来だったが、ミスをきっかけに前節は集中力を見せた守備陣が嘘のように崩壊。ミスによる1点目の失点も痛かったが、相手の動きを見失ってマークが緩くなった、というより完全にフリーにして奪われた2、3点目は酷かった。

鹿島はバランスの良さが際立っていた。守備においては隙のないポジショニングを見せ、攻撃においてはピッチを幅広く使って緩急のある攻めを見せた。得点時、特に2点目の時にはニア、中央、ファーサイドと、どこからでもゴールを狙える態勢を作っていた。ゴール前でいくつかの選択肢を作り、相手に的を絞らせない動きが決定力に繋がったようで、甲府の単調な攻撃とは対照的だった。

甲府はゲームの主導権を奪われ、攻守におけるバランスを崩して“らしさ”を失った。覇気が伝わる選手もいたが、チームとしては空回りに終わった。ゲームのなかにひたむきさも迫力も感じることは出来なかった。むなしく試合終了を迎え、敗戦では先に進めないと思っていたら決勝トーナメント進出決定の知らせ。まさに棚からぼた餅。ゴール裏では歓声の後、昨季のアウエー清水戦以来(かな?)のブーイング。何とも複雑な心境で選手たちを迎えた。


初の決勝トーナメント進出、準々決勝の相手は川崎。第1戦は七夕の7/7(土)ホーム、第2戦は7/14(土)アウエー。土日分散開催の可能性があるそうだが、明日(5/25)には正式な開催日・会場・キックオフ時刻などが発表される予定。

そして、甲府の決勝トーナメント進出に際してこんな報道があった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
-前略- 
 クラブ初の快挙に、うれしいご祝儀がある。決勝T進出で得る放送権料の分配金1000万円は選手、スタッフでそのまま分配される。前節新潟戦前からニンジン作戦を敢行した海野社長は「オレの名前は『うんのいい子』(海野一幸)だからね(笑い)。本来なら負けてるから、あげたくないけど約束だから。歴史的なことでもある」とおどけた。決勝Tに“負け進む”のも不思議なら、勝利給ならぬ負けてボーナスゲットも、まか不思議…。いや、予選6試合の戦いの末につかんだ初の決勝T進出が、色あせることはない。
(以上、nikkansports.comより抜粋)
―――――――――――――――――――――――――――――――

決勝T進出を知らせる電光掲示板実際にはホームゲームの入場料収入も見込めるのかな。想定外の臨時収入獲得ってところか。クラブや選手が潤う事に何の異存もない。正当な対価なんだから、むしろ、どんどん潤って欲しい。ただ、サポーターにも分け前が欲しいな。ここはひとつ、公正な富の分配って事で…。と言っても、分けて欲しいのはお金なんかじゃない。

「あ~、本当にいいゲームだった。もっと甲府の試合を見たいな」っていう満足感と期待感を持てるプロフェッショナルな試合。
「選手のみんな、凄く頑張った。感動した。甲府を応援していて良かったよ」って我が身を奮い立たせてくれるようなひたむきな試合。

そんな試合をひとつでも多く見たい。甲府を応援するものにとっては、それが何よりの“ご祝儀”だ。そして、その先には、きっと勝利という結果が待っている。
スコアレス
第12節 5/19(土) 甲府 0-0 清水 小瀬:12,422人 曇 19.9℃ 30%

はっきりしない天気で昼頃には雨がぱらついたが、夕方にはすっかり晴天が戻った小瀬。言われて気付いたが、小瀬から見回せる山々の緑もだいぶ深まったようだ。そう言われれば、ピッチの緑色もいくらか濃さを増したようで爽快な気分。しかし、前節の川崎戦以上に風が強く、場所によっては旗がはためく方向を変えるように渦巻いてゲームに影響を与えた。日が暮れると、ナイトゲームにはちょっと肌寒いくらいまで気温が下がっていった。

清水サポ

昨季の開幕戦ではサイドスタンドを埋め尽くした清水サポだが、この日は少し疎らになった。それでもメインやバックスタンドにも駆け付けていて、恐らく今季アウエー側の最大動員数。前節、「川崎さん」ファミリーによるフェアプレイ宣言だったが、この日は「清水さん」ファミリーではなかったようでちょっと残念。前半戦のホームは残るところ「磐田さん」と「大分さん」。これはちょっと難しそうだ。

出場メンバー出場メンバー

清水は昨季勝ち点どころか得点さえ奪えなかった相手。ここ4試合無敗で優勝争いに躍り出んばかりの強敵だが、甲府にとっては2連敗後のホームゲームで負けられない一戦。キックオフ直後から、風上に立った甲府の積極さが目立った。茂原のロングシュート、藤田のFKが枠を捉えるが、清水GK西部の攻守に阻まれる。前半終盤には甲府らしいパスワークから攻撃を組立て、サイドチェンジ後に林からのクロスに茂原が飛び込むが一歩及ばず。DF陣の集中力も途切れることなく、相手のシュートをFKの1本に抑えた。

互いにシュートで終わる回数こそ少なかったが、攻守の切り替えが速く、ひとつのミスがゴールに結びつきそうな緊迫した空気を漂わせた。ただ、清水にしてみれば、甲府の細かいパスワークによる攻撃スタイルは織り込み済みだったようで、最後のところは守り切った。しかし、甲府の前線からのプレスに手を焼いて、中盤省略の淡白な攻撃になった。茂原をケアすることになった市川もサイドからの攻撃に絡めず、有効な攻撃を組み立てることは出来なかった。

後半中頃まで甲府ペースでゲームが進んだ。しかし、次第に足が止まり始めた選手が出て来たのと同時にミスが目立ち始めた。攻撃の組立が停滞して守勢に回ったことで清水の時間帯になってしまった。粘る清水を突き崩すチャンスを逸して、逆にピンチを招いた。崩れかけそうな苦しい時間帯だったが、何とかDF陣を中心に守り切って終盤の攻勢に繋げることは出来たが、ゴールを奪う力強さとアイデアに欠けてタイムアップ。先日のナビスコ新潟戦を彷彿させるスコアレスドローで試合が終了した。

甲府ゴール裏メインスタンド

今季最高の出来といえる守備とゴールをこじ開けられなかった攻撃。攻守の歯車を噛み合わすことが出来ずに、痛い星を落とした。流れの中からの得点から遠ざかること数試合、この試合も“もどかしさ”を引きずる試合になった。神戸戦や柏戦のように、開き直りを待たなければ、ゴールへの迫力が生まれないのだろうか。

「『危ない』とは思うけど、別に『怖くない』」

対戦相手にそう言われる攻撃では頼りない。順位争いもますます混沌としてきたので、内容を結果に結び付けなければ、尻に火がつくのも時間の問題。出来ることをやらないのはもったいない。時には強引さもなければ、相手は崩れない。
フジヤマダービー
裏富士表富士

裏富士 「よっ、元気?」
表富士 「ハイ、あと少しで首位です」

裏富士 「ところでさ、『逆さ富士』、清水あたりで見せられんの?」
表富士 「スミマセン、たぶん無理です」

裏富士 「じゃあ、『ダイヤモンド富士』は?」
表富士 「・・・無理」

裏富士 「ったく、オモテのくせに使えねえなぁ~」
表富士 「・・・」

表富士 「あのー、甲府では見れるんですか?」
裏富士 「・・・」


明日は富士山ダービー。


最近4試合の成績


第12節 予想
第12節予想
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順位表


第11節 予想と結果
第11節予想と結果
もどかしい
第11節 5/13(日) 甲府 1-3 川崎 小瀬:12,686人 晴 26.5℃ 19%
甲(3)増嶋 川(10)ジュニーニョ(26)マギヌン(56)森

風の強さが気になったが、5月らしい爽快な天気になった小瀬。対戦相手に川崎を迎え、“川崎さんファミリー”によるフェアプレイ宣言とそれを受けての川崎サポの拍手。小瀬らしい、ほのぼのとした雰囲気に包まれた試合前のセレモニーになった。一転、徐々に対戦気運を盛り上げるかのように、大河ドラマ風なイントロが流れる。選手入場前、それは少しだけ静寂と緊迫感をもたらし、スタンドにはタオルマフラーやゲーフラが掲げられていく。今季の小瀬らしい演出として、だいぶ様になってきた。

川崎サポ

ACL予選突破を決めた川崎がどんなゲームをするのかにも注目したゲームは、開始早々に増嶋のゴールで甲府が先制。主導権を握り、勝てそうな期待感いっぱいでスタートした試合だった。しかし、終わってみれば逆転されて完敗。試合終了と同時に、もどかしさに襲われた。
“もどかしい”
広辞苑では、“ぶつくさと非難したい気分。思うようにならないで気がもめること”とある。まさにその言葉通りのゲームで歯痒い結果に終わった。

出場メンバー出場メンバー

同点のシーンも向こうサイドで詳細が分らず。気になった試合後半の追撃の様子も向こうサイドでよく分らず。そんな事もあり、久し振りに録画しておいた試合をじっくり見てみた。スタジアムと茶の間のテレビでは試合の見え方がちょっと違う。主観と客観の違いもあるが、ボールサイドしか映らないテレビではあまりゲームの正味が伝わらない。どんな凹んだゲームでも、時には「アレ?そこそこのゲーム?」となるから不思議だ。

そのなかでも感じた甲府と川崎との違い。チャンスにせよピンチにせよ、川崎の選手は予見の能力、所謂“読み”がいい。攻撃ではゴールを奪えそうなところに人とボールが的確に動くし、守備では抑えるべき所をしっかり抑える。選手個々が次の動きをいつも敏感に察知しているようで、90分間、それを上手くコントロールしている。それでいて、甲府とは違う形での連動性やシンプルで確実な自分たちのプレイスタイルを持っている。個々の能力と同時に、それ以上にチームとしての共通認識がしっかりしている。やはり、強い。

パスワークからの崩しをベースにする甲府の攻撃には、まだ不確実性が感じられる。前半こそ戸惑いを見せる相手を翻弄できたが、川崎の守備の修正は素早かった。以前から言っている攻撃の多彩さを意識しないとゴールへの手詰り感は増すばかり。何れにしても、強豪相手には先制点を奪い、相手に引かれないような試合展開のなかで、攻守のバランスを粘り強く保ちながら勝機を窺いたかったところ。詰まらないミスからの失点が勝負の分岐点になった。その後は何度かファインセーブを見せた阿部だけに、次の奮起に期待したい。

そして、この試合でも結果として“もどかしい”と判断されそうなプレイがあった健太。それでも、開幕以来使われ続けたことで、ゴールという最後の部分を除いて結果を出しつつある。大宮戦の高い技術のアシストは言うに及ばず、この試合ではチャンスに顔を出すシーンが多かった。シュートの意識も高くなってきている。思い切りのなさに見えるのは、周りが見えるセンスと表裏一体なだけに、そこがまたじれったい。

この頃、ゴールという結果が出ない健太への批判を掲示板等で目にする。ふと、5年前の藤田や克哉はどうだっただろうかと思った。2002年シーズンの成績は次のようになっている。

藤田:33試合/5得点(23歳)
克哉:40試合/4得点(24歳)

共に甲府在籍2年目。藤田はツートップのFWの一角として、克哉はサイドハーフのMFとして起用されていた。上の数字はJ2が舞台なので、J1に置き換えた場合にどういう数字になるかは分らない。が、誰をも納得させる数字を残したとは言い切れない。その存在感の大きさは、現在に比べればまだまだ小さいものだった。ミスがあったり、頼りなかったり。それでも、甲府というチーム事情も幸いして、出場し続けることで成長。そして、今はチームの主力となり、掛替えのない選手になっている。

正面から見るとおっかねー顔のふろん太君チームにしても選手個人にしても、5年前の、もしくはそれより前からの“もどかしい”体験を克服して今のJ1がある。いつか、大木監督が「ティッシュペーパーを積み重ねるように・・・」と言っていたように、薄皮を重ねて骨太な幹になったからこそ咲いたJ1という花なのだ。結果が欲しいのは、誰じゃない選手本人。J1で結果を出すことへの期待と難しさは、あの時の藤田や克哉に課せられていたもの以上だろうと思う。

サポーターは優しいだけでも厳しいだけでもダメと教わったが、“今は、今だけの今ではない”ことも心のどこかに置いておきたい。花が咲いて欲しいのはやまやまだが、咲くのか咲かないのかは誰も分らない。咲いても大輪になるかどうかも分らない。それでも、そのジレンマに耐えながら応援するからこそ、咲いた花に心底から酔えるものだと思っている。

これから前半戦の終盤に突入、一戦一戦今まで以上に大事な試合が続く。
もっと、もっと応援の声を大きくしよう。
敵はバルサかマンUだ
日曜日は川崎戦。川崎はAFCチャンピオンズリーグで予選グループ突破を果たし、Jリーグ勢初のノックアウトステージ進出を決めた。アジアから世界へ。すでに心は「敵はミランかリバプールだ・・・」、だそうだ。

いつか甲府も「敵はバルサかマンUだ」、なーんて言える時がくるだろうか。生きてるうちに、そんな時が来て欲しいな。いやいや、必ず来る。人間、イメージ出来ないことは実現出来ないそうだから、イメージしよう。“ハイテンションな長髪の藤田”を見るより、可能性があるかもしれない・・・


最近4試合の成績


第11節 予想
第11節予想
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順位表


第10節 予想と結果
第10節予想と結果

決勝T進出持ち越し
ナビスコ Group-D 第5節 5/9(水) 甲府 0-0 新潟 小瀬:7,641人
曇 23.4℃ 43% 

初夏並みの天気になったこの日の甲府。最高気温は30.4℃を記録。モワっとするような暑さが久し振りなせいか、体感的な暑さは気温以上に感じた。宵闇のなか照明が灯された小瀬だが、日は落ちてもまだ昼からの暑さを残していた。夏本番の盆地特有な蒸し暑さではないが、湿度は試合開始と共に上昇してスタジアムの空気を蒸していった。

試合開始前

リーグ戦から中二日で迎えたナビスコカップ予選第5節。相手は先日のアウエーで手痛い敗戦を喫した新潟。なかなか止まらない連敗のストップと決勝トーナメント進出を懸けてのゲーム。と同時に、ビッグスワンでは思う存分発揮できなかった甲府のアクションサッカーが、タイトな日程とこの気候のなかで90分間貫き通せるかどうかに注目。

「今日は持久戦。最後まで動き続けられたチームの勝ち」
そんな声が何処からとなく聞こえてくるなか、キックオフとなった。

出場メンバー出場メンバー

試合は両チームともに落ち着いた立ち上り。最初のチャンスは新潟。右サイド、深井とのワンツーからエジミウソンが抜け出してシュート。しかし、ここは先日の退場で出場停止となった阿部に代わって出場となった鶴田が、上手くコースを塞いでブロック。ナイスセーブとなったが、GKと1対1を作られてちょっとヒヤリ。試合が終わってみれば、新潟にとってはこれが唯一の決定的チャンスだった。

一方、甲府は先日の試合で間延びした選手間の距離を調整することで本来のパスワークのリズムを取り戻した。何本ものパスを繋ぎながら、ゴールへの機会を探る。最初のチャンスは藤田からのパスを受けた須藤のシュート。胸トラップでボールを浮かせた後、体を反転しながらボレーでゴールを狙う。枠を捉えたが、相手GK北野に弾き出されて先制ならず。前半終盤には、FKからのサインプレイで茂原がシュートを放つがサイドネット。両チームともに決め手を欠いて前半が終了した。

ハーフタイムの他所の途中経過表示では、鹿島が名古屋に1点のビハインド。このまま名古屋が勝ち、甲府が勝てば決勝トーナメント進出が決まる。他所の結果はさておき、とにかく甲府が勝たなければ始まらない。先制点を奪えば、大きく試合の流れが傾きそうな予感がするだけに、何とかゴールを奪って欲しい後半になった。

その後半、ボールが回り始めた甲府に対して、ボールを追う新潟の方が先に体力を消耗したようだ。ボールを奪おうにもレイトチャージが目立つようになって甲府のFKが増える。プレイエリアを押し込んで、さらにボール支配率をあげた甲府がゴールに迫る。井上のループシュート、健太のサイドからのシュート、藤田のミドルシュートと全て枠を捉えたが、北野の好セーブに阻まれてあと一歩のところでゴールを奪えない。

ほぼ一方的な展開になった後半だが、30分を過ぎるとさすがに甲府の選手にも疲れが見え始めた。スピードとプレイ精度を欠き始め、フィニッシュまでの力強さがなくなったように見えた。終盤にはマルシオが2枚目の黄紙で退場となり、数的有利な状況になったが生かせず。落城しそうな新潟を最後まで追い詰めたが、結局逃げ切られて勝ち点を分け合う結果になった。サッカーに判定勝ちがあれば完勝だろうが、残念ながらそれはない。スコアレスドローは、2005年J2第34節の横浜FC戦以来となった。

凱旋ならず使ったカードは2枚。数的有利になった後、満を持しての投入だったのだろうが、残された時間は少なかった。甲府の攻撃が続いていただけにタイミングは難しかったと思う。それでも、打てばゴールの“決定率十割男”保坂がほとんど攻撃に絡めずにゲームセットを迎えたのは勿体なかった。「最後まで動き続けられたチーム」であったかどうか。あくまで、結果論だが・・・ それでも、新潟の“お疲れモード”があったにせよ、今季初先発となった鶴田が無失点の守りを見せたことやパスワークを含む攻守のバランスの修正ができたことは良かった点。次のゲームに繋げて欲しい。

これで予選グループでの勝ち点は10。鹿島は名古屋に逆転で勝利して勝ち点9で2位に浮上。決勝トーナメント進出は予選最終節の対鹿島戦に持ち越された。勝てば文句なしの1位通過。引き分けでも新潟と他グループの結果次第でグループ2位の成績上位2チームに滑り込める可能性を残した。是非、未知の世界へ行ってみたい。
魔境に沈む
第10節 5/6(日) 新潟 3-1 甲府 東北電ス:39,507人 雨 17.1℃ 73%
新(58)(76)エジミウソンx2(89)深井 甲(11)茂原

ゴールデンウィークの最終日、久しぶりに応援バスを利用して新潟へ。生憎の雨の中、応援バス3台は中央道から長野道、上信越道、北陸自動車道といくつもの高速道路を経由しながらビッグスワンを目指した。甲府を6時半に出発、数回の休憩を取りながら12時前にはスタジアムに到着。帰省や行楽帰りなどの渋滞に巻き込まれることなく、雨に霞む妙高や日本海、田園風景を眺めながらの順調な往路になった。朝方からの雨は北上するごとに弱まり、試合前にはいったん上がった。

ビッグスワン

今回の応援バスにはJ's GOALの取材が同行。バスに同乗したのは甲府びいきなプレビューやレポートで有名(甲府サポ限定?)な松尾潤さん。まるで「甲州・右肩上がり党」のスポークスマンのようなエキセントリックな文章から、いったいどんな方なのだろうかと思ったら、ちょっと丸顔で優しそうなお兄さんだった。「あら、意外と若いんだなぁ」というのがオッチャンから見た第一印象だった。

ホームゴール裏

埼玉スタジアムと同じように多くのサポーターで埋まるビックスワン。とにかく相手チームがボールを持つだけでブーイングが沸き起こり、敵対心が溢れている埼スタと違って、ここではゴール裏の応援に合わせた手拍子や歓声が自チームへと向けられる。どちらかと言えば小瀬に近いスタイルだろうが、そのボリュームの大きさとまるで背後からも聞こえてくるようなサラウンド感満点の応援は、小瀬のそれを大きく上回る。圧倒的なホームアドバンテージを持つスタジアム。ブーブー言っているところよりも、邪心のなさが“本物の怖さ”を理性に訴えるところだ。

チアガールバックスタンド
メインスタンド甲府サポ

甲府応援エリアはほんの一角。魔境に放り出されたようなもので、否が応にもアウエー感が襲ってくる。滅多に挑発的なコールをしない甲府だが、試合前には「ロクゼロ、甲府!」のコールがコアから起こった。この魔境ではトラウマを味方に付けるしかなかったか。はたまた、「それくらい頑張らないとここでは勝てないぞ!」という選手へのメッセージか。何れにしても、魔境ゆえに生み出された言葉の端。どちらかと言うと後者のニュアンスの方が強く、不遜な他意はないものと勝手に解釈した。

出場メンバー出場メンバー

試合は右サイド山本からの素晴らしいロングボールを受けた茂原が、巧みなドリブルから豪快なシュートを決めて甲府が先制。アウエー戦では持って来いの展開になった。ポゼッションでゲームを支配しようとする甲府に対してカウンターを狙う新潟。いつもの対戦通りの展開だが、甲府はここ数試合よりもボール保持がやや不安定。新潟の出足鋭いプレスと雨を含んだピッチの影響もありそうだった。一方、新潟のカウンター攻撃も決定機を作るまでには至らず。どちらかと言えば甲府ペースで試合は進んだ。

しかし、ピンチはいきなりやって来た。前半39分、バイタルエリアに抜けたボールをスライディングでセーブに出た阿部がエジミウソンと接触。勢い余ってPA内に倒れるエジミウソン。「うわ、PKか。いや、ダイブか?」と思いきや阿部に一発レッド。PA外からのFKとなってこの場は凌げたものの、残りの半分以上の時間を10人で戦わなければならなくなった。

前半こそリードを保ったものの、後半になると数的アドバンテージと応援に後押しされた新潟の攻撃が勢い付く。前線の人数を削ってバランスを取ろうとした甲府だが、攻守において行き詰る局面が増えていった。パスコースの選択肢が減り、相手包囲網に穴が空く。いつもと変わらぬ戦い方を選択しただけに、数的不利であることが余計に浮き彫りになった。この状態になって、改めて甲府はピッチ上の11人がいかに有機的な連動で戦ってきたかが逆説的に証明される結果にもなった。

愚直な試合運びで、カウンター攻撃から失点を重ねた。まるで船が沈んでいくかのように、成す術なくゲームセットを迎えた。選手は最後まで全力で戦ったし、阿部が退場になるまで勝利を期待できる雰囲気を漂わせたゲームだった。それだけに、悔しさはなおさら募った。数的不利になったとは言え、その段階では1点のリード。2点取られなければ、負けはない。こうした状況のなかで、勝てなくても負けないゲームでしたたかに勝ち点1を奪う試合運び。この先、そんなゲームが出来るチームに進化して欲しいと痛感した。もちろん、この愚直さが甲府のベースであることは百も承知の上での希望だ。

一夜経って、既に気持ちの切り替えは終わった。水曜日にはナビスコ予選が待っている。勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進する。今度こそ、新潟を倒そう。
あの松本の夜の再現を
明日は新潟戦。新潟には今季のナビスコ予選と昨季のリーグ戦2試合で敗戦。2004~2005シーズンには対戦がなく、2003シーズン(J2)の第40節(アウエー)で負けているので、それ以来4連敗中ということになる。勝ちゲームはその年の第30節、アルウィンでの“川中島ダービー”を2-1で制した試合にまで遡る。

その試合に出場した選手で現在もチームに残っているのは、阿部、克哉、藤田、山本、須藤。顔ぶれを見れば、明日の試合でもキーマンになる選手たちだ。その試合での甲府の選手たちの動きは見事だった。そのシーズンにJ2優勝とJ1昇格を決めた新潟相手に、一歩も怯むことなく果敢に戦った。

前線からのプレス、厳しいマーク、激しいタックル、速い攻守の切り替え、スペースへの飛び出し、ゴールへの気迫。今のチームの戦い方を彷彿とさせる躍動感溢れるプレイで勝利を手繰り寄せた。今でも記憶に残るゲームのひとつになっている。

凱歌が松本の夜にこだました。あの時の興奮が、あの時の試合のイメージが体のどこかにまだ残っている。だから、新潟に負けるたびに不本意でならない。あの時から一回り以上成長している本当の甲府の姿を新潟戦で見せて欲しい。間違っても、昨季の松本の二の舞じゃあダメ。頑張れ、オレンジリベンジPARTⅡ!


最近4試合の成績


第10節 予想
第10節予想
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順位表
9位浮上
第9節 5/3(木) 甲府 1-0 横浜FC 小瀬:16,279人 晴 24.1℃ 28%
甲(63)増嶋

2005年10月1日J2リーグ戦第34節、直近の横浜FCとの対戦は1年7ヶ月前まで遡る。その試合はカズが初めて小瀬にやって来た試合で、当日の観客数は14,234人だった。バックスタンド増設前で定員は15,000人だったから、ほぼ満員といえる状態。カズ効果、サイドスタンドの完成、招待事業など様々な要因も重なって当時の最高観客動員数を記録した。

試合の方は、カズや山口、浮気といったベテランがフィットし始めた横浜FCに対して、奇しくも倉貫とバレーが不在の甲府は攻撃の組立と決定力を欠いて苦戦。結局、勝ち切ることが出来ず、内容でも横浜FCを上回れずにスコアレスドローに終わった。そう言えば、その試合以来、甲府には良くも悪くもスコアレスドローのゲームが一戦もない。

新緑眩しい小瀬

あの日と同じように、この試合でも開門を待つ長い列が出来た。ゴールデンウィークと好天に恵まれて出足も早く、キックオフ2時間前の開門時には、ホームゴール裏とバックスタンド会員の待機列は補助競技場の北側まで延びていた。新緑の木々からの木漏れ日は眩しかったが、時折通り抜けていく風が心地良かった。それでも、陽射しはジリジリと強くなって気温が上昇していくのを体感。この暑さに負けない熱い試合になることを期待しながらスタジアム入りした。

アウエーゴール裏

アウエー側サイドスタンドの一部がホーム側観客に解放されたのは、昨季のG大阪戦以来二度目。緩衝帯を挟んで陣取った横浜FCサポも思ったより多く駆け付けていた。J2時代の倍くらい居そうだ。これもJ1昇格効果だろうか。フェアプレイ宣言ファミリーの呼び掛けには拍手が起こった。子供の挨拶にも殺伐としているサポーターがいるなかで、大人の反応に思わず和んだ。

メインスタンド
バックスタンド
ホームゴール裏

前売り券の状況から15,000人は超えそうだと思っていた観客数だが、キックオフの時間が近付く頃にはどのスタンドも多くの人で埋まっていった。ほぼ満員近くまで人を飲み込んで、最終的には昨季の浦和戦に次ぐクラブ史上二番目に多い観客動員数になった。そして、開幕戦と同じようにブロックごとに青と赤のボードを掲げてスタジアムを演出。風が次第に強まるなか、キックオフとなった。

出場メンバー出場メンバー

試合序盤こそ素早いパスワークで横浜FCゴールに迫った甲府だが、DFラインと2枚のボランチがしっかりブロックを作る横浜FCの堅い守りに手を焼いた。一方、横浜FCの攻撃は久保、カズ、滝澤がワイドに開いてカウンター攻撃を狙っていたが、あまり効果的なボールが出てこないことと甲府DF陣の落ち着いた対応で怖さは感じられなかった。流れがどちらに傾くことなく膠着した展開。どうやら、横浜FCとの対戦は三ツ沢では派手な打ち合い、小瀬では悶々とした試合展開になるのが舞台をJ1に移してもお約束のようだ。

「こんな展開で久保にあの“ひょっとこダンス”をやられたら腹が立つだろうな」と思った矢先、この試合唯一と言っていい決定的場面を作られた。甲府左サイドに切れ込んだ奥からのクロスにダイビングヘッドでシュート。フリーで打たれたが、枠を外れて命拾い。昨季の横浜FM戦といい、久保にとって小瀬は鬼門に違いない。これ以降、横浜FCの攻撃は決定機を欠き、あとは甲府のゴールを待つだけの展開になった。

スコアレスで折り返した後半、カズが交代でピッチを去ると大きな拍手が聞こえてきた。「カズとは言え、相手チームの選手にこんなに拍手が起きるのは小瀬だけだろうなぁ」などと思いながらもう一度ゲームに集中。すると、直後の藤田のFKがゴールに吸い込まれた。これも小瀬力か? 秋本、増嶋、須藤が同時に飛び込み、誰のゴールか分からなかったが、記録は増嶋のゴール。前節の林に引き続き、移籍後のリーグ戦初得点となったが、藤田のゴールと言ってもいいような藤田らしい狙いすましたキックだった。

後半は甲府がゲームの大半を支配して、打たれたシュートは僅かに1本。幻の2点目は直前のGK菅野へのチャージで認められず。その時、増嶋を押し倒してゴールネットに沈めた菅野に各スタンドから大ブーイング。「ヨコハマは押すのが好きだな~」との皮肉も聞こえ、その後のゴールキック時にもブーイングを浴びせられた。足が止まった相手に対して面白いようにパスが回り始めたが、何度かの決定機をものに出来ず追加点は奪えず。得失点差を考えればもったいない結果になったが、最後まで集中力を切らさずに勝利。リーグ戦では今季初の完封勝ちで3連勝を飾った。

凱旋

ここ数試合続いた熱狂的な小瀬は、残念ながら再現されなかった。「この大観衆なら凄いことになっていただろうなぁ」と、勝ちゲームの余裕で妄想を膨らませた。それでも、きっちり完封して1-0のスコアで勝ち切ったことは大きい。プレイやゲーム運びに自信を感じ取れるし、勝者のメンタリティってやつを感じさせる。リーグ戦序盤の敗戦を糧に奮起してくれた選手たちに感謝。5月は7試合中5試合がホームゲーム。過信を戒めながら、ぐんぐんノッていって欲しい。

久しぶりの対戦となった横浜FCだが、J2で戦った馴染みの相手に、J1で1年間積み重ねた諸々の甲府の成長を見せることも出来た。そうした嬉しさも感じたゲームになった。
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