コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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大木監督退任
J2降格決定後、どうなるか注目していた大木監督の去就。
今朝、サンニチのスポーツ欄で大木監督退任の見出しを目にした。
そして、クラブからも正式に発表。
通算4シーズンにわたる“タケシ甲府”が終わりを告げた。

2002年、初めて甲府の指揮をとった。
前年のシーズン、三桁に届きそうだった失点の多いチームを守備からテコ入れ。
諦めないプレーと戦う意識を植え付け、その先には結果が付いてくることを示した。
フニャフニャだった甲府を初めてプロらしい骨格を持ったチームに変えていった。

2005年、再び甲府の指揮をとり、熟成を始めた選手たちを活かしながら躍進。
J1も夢じゃないと思わせるや、一気に駆け上がって昇格を決めた。
リーグ戦終盤から昇格決定までの試合のひとつひとつ。
サポーター冥利に尽きた一瞬一瞬を思い出せば、今でも万感胸に迫る。

そして、J1残留と降格。
毎シーズン喜ばせたり悲しませたりと、まさにエンターテイメントだった。
今季の結果は残念だったが、弱かった甲府をここまで引き上げた功績はそれ以上に大きいものだと思っている。
明日は、勝利に沸くホーム小瀬の歓声のなかで送り出したい。

大木監督、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
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喜びも悲しみも・・・
第33節 11/24(土) 柏 2-1 甲府 日立柏:11,021人 晴 15.8℃ 38%
柏(20)近藤(84)鈴木 甲(65)秋本

2年前にJ1昇格を決めた日立台でJ2降格が決まった。
シーズン前、こんな結末になるとは思ってもいなかった。
運命の悪戯にも程がある。
でも、受け入れなければならない現実が目の前にあった。

試合終了のホイッスルを聞き、どのくらい経った後か分らないが「ハァー」とため息。
“ため息の数だけ幸せが逃げていく”
その言葉を信じてずっと押し殺していたものが、まるで呪縛から解き放たれたかのように自然と漏れた。
悲しみと脱力感を背負い、あの日とは真逆の光景を眺めながら立ち尽くした。

柏ゴール裏

選手の頑張りは伝わってきた。
特に同点に追い付いてからの攻撃は、甲府ゴール裏の高揚感と相まって久し振りに燃えたぎるような勢いを見せた。
遅きに失した感もあるが、残留争いの苦境を突破しようとするがむしゃらな姿。
土壇場で見せた必死さに希望を繋いだ。

しかし、藤田のボレーシュ-トはポストに弾かれた。
勝つしかない状況で前掛りになったところ、カウンター攻撃から失点。
一瞬、時間が止まったかのように感じた無情のゴール。
J2降格の覚悟とそれでもまだ諦め切れない気持ちが、タイムアップまでの僅かな時間のなかで何度も交錯した。

残念ながら追い付くことは出来ず、J1残留の望みを絶たれた敗戦。
ただ、ひとつのゲームとして見れば惜敗と言える内容だった。
ショートパスだけに拘らず、ロングボールを織り交ぜた組立は効果的に見えた。
練習試合でほとんど先発メンバー組と一緒にゲームをやっていない羽地の先発でさえ、ここ数試合のなかでは機能しているように見えた。

最後の最後になって、やっと修正の兆しを見せたが遅かった。
補強した選手を戦術で縛るだけで、選手の特徴を活かす工夫が足りなかった。
戦術も選手起用も、もっと出来ること、やるべきことがあったのではないだろうか。
タラレバであることは承知しているが、修正への決断がもう少し早ければ、ギリギリでも現在の戦力でJ1残留が可能だったのではないかと思っている。

・・・・・・

1ヶ月前、アウエーのG大阪戦へ出かける朝、中央道から昭和の練習場が見えた。中断していた工事が再開されたのか、グラウンドの防球ネットが施工中だった。
本来なら、この7月から専用練習場として利用出来るはずだった。
しかし、政治と計画の甘さの余波を受けて完成は滞り、昭和町が実施したパブリックコメント募集後の計画の見直しでは、優先利用出来る状況ではないようだ。

下部組織の充実もやっと本格的になってきたばかり。
南アルプス市の釜無川河川敷に作った専用練習場は4月から供用開始。
8月にはトップチームに先駆けてクラブハウスが完成した。
一度覗いたことがあるが、専用ではあるがまだ土のグラウンド。
“旅人”がアンバサダーを勤める県内の他クラブに比べても質素なものだった。

今季誕生したばかりの強化部門にしても然り。
スカウティング、コネクション等ノウハウの蓄積はこれからだろう。

それでも、まだまだクラブとしての体制が不十分ななかで、2シーズンJ1で戦えた。
得たものも多かったと思う。
多くの人に甲府が認知された。
小瀬の観客数も増え、“小瀬力”なる言葉も生まれた。
甲府というクラブが人生を彩るものと感じてくれる人も、きっと増えたと思っている。

経験を活かし、失敗を反省してクラブには本気でJ1復帰を目指して欲しい。
それが簡単でないことは覚悟している。
サポーターは小瀬に、そしてアウエーに駆けつけて選手に声援を送ろう。
喜びも悲しみもすべてスタジアムにある。

市民クラブを出発点にした甲府らしく、より多くの人の手でクラブを支えよう。
そして、必ずJ1の舞台に返り咲こう。
明暗を分けるもの
第32節 11/18(日) 甲府 0-0 大宮 小瀬:15,151人 晴 16.8℃ 24%

先日の大宮戦、遂に勝利は叶わなかった。
共に降格圏内にいるチームの直接対決らしく、ジリジリする硬直した試合展開。
試合終盤、勝利を目指して相手ゴールに猛然と迫ったものの決め切れず。
ゴール前を堅く守る大宮の守備陣を最後まで崩すことが出来なかった。

観客数は15,151人。
大宮も思ったより多くのサポが駆け付けていた。
今季の小瀬では、好天に恵まれたゴールデンウィークの横浜FC戦に次ぐ観客数。
降格のピンチを迎えたことにより、甲府への声援は何時にも増して大きかった。

そんな小瀬の熱気を爆発させるゴール、そして勝利の瞬間を待ちわびた。
しかし、その時は最後まで訪れずに勝ち点は1に留まった。
いよいよ、正真正銘の崖っぷち。
既に片足は宙に浮いている状態と言っていい。

アウエーゴール裏

J1残留への可能性がない訳じゃないが、本当に厳しくなった。
敗戦を引きずりながら、折れそうな心を持て余していた。
そんな時、こんな話を耳にした。
ある超難関大学に合格した学生さんの話である。

その大学は合格ラインの最低点や入試時の点数が本人に知らされるそうだ。
合格後とは言え、恐る恐る手にした点数の資料を開く。
すると、その学生さん自身の点数と最低点がなんと一緒。
そう、最低点で合格したことになる。

自身の成績のうち、数学の得点は80点満点中の61点だったそうだ。
大問4題だから配点は恐らく各20点ということになる。
3題は手応えありの解答が出来たので、60点は何とかなった。
明暗を分けたのは、「1点」だった。

問題用紙の4題目を読み終えて、試験時間の残りは2分。
既に解き終えた3題の答えを見直すか、それとも4題目に突入するか…。
もちろん、焦ったそうだ。
それでも、勇気を持って前進することを決断した。

残り時間を考えれば、完全に解くことは難しい。
せめて、どう解くかだけでも書こうと決めた。
刻々と少なくなる時間のなかで、正答への道筋を無我夢中で考えた。
渾身の力を振り絞って答案用紙にペンを走らせた。

書けたのは僅かに1行だけだったそうだ。
その時には、後にそれが合否を分けるものになるとは思わなかったに違いない。
しかし、最後にあがいて導いた1行で1点を獲得して合格を手に入れた。
事実は小説より奇なりであり、成功と失敗は紙一重であった。

この話を聞きながら、性懲りもなく気を取り直して甲府の現状とダブらせた。
次節の柏戦に向けて、心の拠り所にしたいようなエッセンスが詰まった話だった。
この学生さんの「何とかなる」ではなく「何とかする」という気持ちが乗り移れと…。
「勇気を持って闘ってるか?渾身の力で闘えよ!」と最後にアジっておく。
百折不撓
第31節 11/10(土) 神戸 4-1 甲府 ホムスタ:11,236人 晴 20.1℃ 43%
神(7)レアンドロ(48)古賀(61)栗原(68)OG 甲(25)秋本

J1に残留するためには負けられない一戦。
しかし、欲しかった先取点はDFからのパスをカットされて神戸のものに。
それでも、自らのミスを取り返した秋本の積極的なシュートで同点。
ペナルティーエリア外だろうが、打てば何かが起こることを実証したゴール。
前半のうちにイーブンに戻し、後半に期待を持たせたのだが…。

後半早々、カウンターから手薄な逆サイドに振られて失点。
出鼻を挫かれて意気消沈したのか。
それとも、いつもの失点パターンに辟易としたのか。
この失点を境に神戸は嵩にかかって攻め、甲府は精彩を欠いたようだった。

テンポとスピードが速い神戸の攻撃を受けて守勢に回る甲府。
ゴール裏から見て、向かってくる甲府の攻撃は濁って淀む川の流れのよう。
一方、神戸の攻撃は一気に逆流する激しい川の流れのようだった。
勢いに差があるのは歴然としていて、成す術なく失点を重ねて惨敗した。

百歩譲って勝敗は別にしても、この先に繋がる“何か”に期待したのだが…。
「ここでやらなきゃいつやるの。もどかしい、歯痒い」
そんな言葉しか思い浮かばない試合終了後だった。
様々な想いを乗せた“ヴァンフォーレ”コールがこの日も選手退場まで続いた。
この声は、いつになったらチームに届くのだろうか。

ホムスタ・甲府ゴール裏

幸運にも大宮と広島が共に敗れて首の皮一枚でJ1残留への道が残された。
次節の大宮戦はラストチャンス、結果を恐れずに全力で闘って欲しい。

百折不撓の精神を今こそ発揮せよ。

J1というディビジョンはもとより、甲府に関わる様々な信頼や希望や未来を懸けた戦いでもあるが、何よりも自分自身のための戦いであることも忘れないで欲しい。
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