コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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4試合ぶりの勝利
2009/J2第27節 7/12(日) 草津 1-2 甲府 正田スタ:4,937人 晴 27.1℃ 60%
草(54)都倉 甲(8)ダニエル(51)森田

前節の湘南戦に敗れ、今シーズン初めて3試合勝利なしとなった甲府。
この試合に勝てなければ、と言うよりは戦い方に何の工夫も見られなければ、昇格争いから大きく後退してしまうだろうと思っていただけに、そんな不安を少しだけ解消する貴重な勝利になりました。

湘南戦のあと、サンニチに掲載された安間監督のコメントの要約は「攻撃にアイデアがあり、形は出来ている。しかし、ゴールだけが決まらない」というものでした。
ここ数試合、相手の守備を崩す工夫が無く、個の力と運に任せた戦い方にしか見えなかっただけに、ずいぶん認識にズレがあるもんだとチョットがっかり。
この試合の先発メンバーを見た時も、森田が復帰して大西を中盤に起用しただけのものであれば、あまり変わり映えがしない試合になると予想しました。
しかし、試合が始まると森田はCFではなくトップ下で藤田と克哉のドイスボランチ。
いつもとは逆の三角形で中盤を構成し、フォーメーションを変えてきました。

秋本が怪我で戦線離脱し、藤田がアンカーの位置に下がってからの甲府の攻撃は、バイタルエリアを経由または起点とする回数が減っているような気がします。
前線に近い位置で攻撃のお膳立てをする選手の不在、慢性的「藤田依存症」により、他の選手の積極的な仕掛けが少ないことにその原因があるのではないかと。
結果、相手マークは分散しなくなり、サイドへボールを運んでも攻撃はままならず、決定機がない訳ではないけれど、相手に勝ち切るだけの形と数が不十分でした。
そして、守備においても藤田が攻め上がったあとのスペースをカバーする動きがなく、湘南戦でもカウンターからアジエルに危険なミドルシュートを打たれました。
運良く荻の守備範囲内であったために失点を免れたものの、“偶発的”ではないゴールを決められてしまうところでした。

草津サポ甲府ゴール裏

こうした不具合がどういう形で修正されるか。
そんな点に注目した試合でしたが、とても興味深いゲームになりました。
急造なフォーメーションながら、久し振りに先発出場した森田がトップ下でボールをしっかり納め、藤田との連係に一日の長がある克哉が藤田の動きに上手く呼応しながら守備のバランスをとることで、藤田が無理なく攻撃に参加できました。
特に、後半早々に奪った2点目は、この戦術が見事にはまったものでした。
大西と藤田のワン・ツーから大西が抜け出し、スルーパスを受けた大西のクロスに森田が合わせてゴール。
マラニョンとシンヨンをマークする相手CBの間を森田が1.5列目から割って入るように飛び出し、フリーになったことで生まれた得点でした。
ワン・ツーからゴールまで、一連の狙い通りの動きからのゴールシーンは、見ていて本当にスカッとするもの。
残念ながら試合を通してそう多く決定機を作れた訳ではなかったけれど、攻守のバランスを含め、このゴールは最近の手詰り感を少しだけ修正できた場面でした。

ただ、草津の運動量が徐々に落ちていったことに助けられた感もありました。
それでも、中盤の底に位置する松下、櫻田が速いテンポで左右にボールを散らし、廣山、熊林とのパスワークから甲府がボールを支配される時間帯もありました。
攻守が表裏一体であることは分かっていても、相手ボランチに対しての守備が甘く、自由を与え過ぎている点が気になりました。
中途半端な攻撃からボールを奪われたカウンターによる失点も気になりました。
2-0となって安心したのか、より集中力を高めなければならない局面だったが・・・
決定機を掴み損ねていた草津でしたが、甲府のどのFWより得点を重ねている都倉を完封することは出来ませんでした。
勝負の分れ目は紙一重なのに、与えてはいけない時間帯での不用意な失点。
なかなか昇格圏に届かないのは、こうした弱さがあるからなのだという一面も見せました。

試合終盤、足が止まってラグビー選手並みに手で相手選手を捕まえようとする不届き千万な選手をピッチに残しながらも、守備的な布陣にして逃げ切りに成功。
勝負どころとした7月の序盤でつまずき、この試合に敗れようものなら一気に失速しかねない状況だと感じていただけに、試合終了を告げた笛にホッとしました。
シーズンが進めば相手チームの対策も進み、選手個人のコンディションも刻々と変化していくなかで、最後に物を言うのはやっぱりチームとしての力です。
修正できた点と出来なかった点、それぞれをもう一度よく検証して、選手間の共通意識と戦う意思を強め、チーム力の上積みを図って欲しいと感じた一戦でした。

試合終了後、メインスタンドに向かう甲府の選手たち

次はホーム小瀬でセレッソ戦。
この試合の勝利で、J1を競い合うチームとして挑戦権を得ることが出来ました。
その後にヴェルディ、仙台と連戦になるけれど、一戦一戦が次の試合への挑戦権を懸けた試合だと思って挑んで欲しい。
その結果として、この3戦を最低限2勝1分で乗り切れたとしたら、今シーズンでのJ1復帰に半歩近づけるような気がします。
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