コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告 | トラックバック(-) コメント(-)
ナイスゲーム
2009/J2第36節 8/29(土) 甲府 1-0 富山 小瀬:10,527人 曇 28.4℃ 54%
甲(83)國吉

あっと言う間の90分でした。
ロスタイムの4分は、とにかくこのまま早く終わってくれと願うばかり。
難敵富山からやっと勝利をもぎ取り、2試合連続の完封勝利は今季2度目。
試合終了まで目が離せない試合展開が続き、タイムアップの瞬間には、緊張感からの心地良い開放と高揚感を久し振りに味わうことが出来ました。

ここまで8試合負けなしの好調富山。
飛び抜けた選手はいなくても、豊富な運動量を武器に全員攻撃・全員守備を試合終了までやり抜く堅守速攻のチーム。
少ないタッチ数で常に前を選択しながら組み立てる攻撃や前線の選手が虎視眈々とDF裏を狙う攻撃にはスピードがあり、なかなか相手に掴まえ所を絞らせない。
自らのリズムを作り出すことが徹底されているという印象があります。
前回のアウエーでの対戦は、そうした富山の攻撃に翻弄され、度々好守を見せるGK中川を中心に粘り強く守られて、引き分けに持ち込むのがやっとの試合でした。

迷いのないチーム。
そんな形容が似合うチームの攻守の要は、長山と野嶋の両ボランチ。
役割はサイドで起点となって2列目や前線へ効果的な配球をすること。
そして、惜しみない運動量を駆使した帰陣素早い献身的な守備と攻撃参加。
この二人に圧力を掛け続け、富山の好守における連動を分断してリズムを作り出させないことが、甲府が優勢に試合を進めるポイントになるのでは、と思いました。

甲府は体調不良のガウボンに変わってCFに松橋を起用。
相手DFラインが高くなるとボランチとの連携もスムーズになるので、まずはそこを崩すこととスピードへの対応がいまひとつの相手CB攻略(熊本戦では宇留野に勝負を仕掛けられて失点)の狙いがあったものと思います。
前線で攻守にわたって動き回り、前半には藤田からのアーリークロスを頭で合わせましたが、これは相手GKの素晴らしい反応に阻まれて惜しくもゴールならず。
それでも、なかなか先取点を奪えぬ状況ながらも、前節から元に戻った布陣を活かし、高い位置から相手に圧力を掛け続けることで甲府が主導権を握る試合展開になりました。

そうは言っても、自分たちのリズムを掴めなくても簡単に諦めてしまわないところが、今季のJ2新規加入チームのなかにあって富山が躍進を続けている原動力。
富山の粘り強い守備と甲府が高さ勝負ではない前線に単調なクロスを入れるなど、ややちぐはぐな部分もあってゴールを奪うまでには至りませんでした。
また、甲府が流れのなかからピンチを迎える場面は少なかったものの、後半開始直後とその後にはセットプレイからあわや失点となりそうなシーンを作られるなど、気が抜けない状況が続きました。
後半中頃を過ぎると、甲府の足も止まり始めました。
しかし、試合終盤に交代出場した選手がそれぞれの持ち味を発揮することで、遂に膠着した試合に決着がつきました。

vs富山・布陣

甲府右サイド、スローインを受けに戻った相手FWに対して克哉がプレス。
同時に、新がボランチのひとりにプレスを掛け、連動してボールを奪取しました。
克哉からの短いパスを受け、前進する新にもうひとりのボランチが対応しますが、楔に入った森田とのワン・ツーで華麗にかわしてさらに前進。
これで相手ボランチふたりを置き去ることに成功。
新の斜め後方で並走する國吉はフリーになり、新との間合いを計りながらダイアゴナル・ランでシュートレンジへポジションを移しました。
相手DFを引き付けた新がその國吉へパス。
残ったDFも追走してブロックを試みますが、テンポアップした攻撃は相手に守備機会を与えず、狙い済ました國吉のシュートがサイドネットを揺らしました。
國吉のフィニッシュをイメージした一連の動きとシュートそのものの技量は言うまでもなく、キックオフ直後から続けていた相手ボランチへの圧力が実を結んだゴールとも言えるものでした。

交代出場からわずか2分後の決勝ゴール。
國吉にしても、そして本職の位置で良い繋ぎを見せた森田にしても、心身ともに十分な準備が出来ていなければ、なかなか生まれるものではないと思います。
チーム内での切磋琢磨が、ゲームを左右する場面で活きたとすれば頼もしい限り。
適正な競争原理を欠き、水が澱むが如く本来の活力を失い、信用と信頼を退廃させていったどこかの国のマツリゴトとは一味違うものでした。

富山サポいいぞ國吉!
凱旋

難しい試合を勝ち切って、瞬時でしたが暫定1位にもなりました。
結局は上位チームが揃って勝ったために、順位は前節と変わらないものになりましたが、湘南や仙台が後半44分でようやく勝ち越しを決めているように、引き離されない限り、順位に拘る必要のない紙一重の勝負がまだまだ続いていきそうです。
これからの一戦一戦を積み重ねて、たどり着くのが最終順位。
「最後は皆と一緒に笑いたい。出来ることならパレードも見たい」。
そんな想いがいっそう強くなるとともに、心配していた雨が一滴も降らなかったことにやっと気が付いた試合後でした。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。