コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告 | トラックバック(-) コメント(-)
狂熱のシーズン
第6節 4/1(土) C大阪 2-3 甲府 長居:6,282人 曇 13.1℃ 33%
C大(44/PK)ゼ カルロス(75)西澤 甲(38)太郎(63)(72)倉貫x2

「汚ねえ桃色の豚どもをぶっ飛ばせ!」
後ろの座席から酒気を含んだ罵声が聞こえる。
「俺たちは青赤だ!負けるわけがねえー!くそったれ野郎!」
前の座席の大男がいきなり立ち上がって叫んだ。

2号車はいつもこうだ。
朝からアルコールの臭いをプンプンさせたイカツイ男達とツアー料金未払いのウサン臭い客が詰め込まれる。

「運転手、もっと飛ばせ! もうすぐフイタだ。もっと飛ばせ!」
再び前の座席の大男が叫んだ。
「フイタ?それはスイタ(吹田)だ」
ずっと眠そうな隣りの小男がつぶやく。

バスは車体を何度もきしませながら、長居を目指す。
車が揺れるたびに、通路をいくつもの焼酎の小瓶がせわしそうに動き回る。
すると、今度は別の男が一升瓶を片手に立ち上がってこう叫んだ。

「俺たちは青赤だ!負けるわけがねえー!くそったれ野郎!」

・・・・・・・・・







なーんちゃって。
一日遅れのエイプリルフール。(元ネタは有名なサッカーエッセイ)
本当は善良な甲府サポです。

大阪長居スタジアム大阪長居スタジアム
善良な老若男女の甲府サポを乗せた2台の応援バスは、吹田ジャンクションで近畿自動車道に乗り換え、来月5/6の試合会場である万博記念競技場を横目に南下する。昼食タイムなしで走り続けたが、長居スタジアムへの到着は既に1時半を回り、いつもは余裕のある試合前の時間がだいぶ少なくなっていた。

外から見ても内から見ても立派なスタジアムだが、キックオフ1時間前だというのに観客は少なかった。試合開始直前にはそこそこ埋まるのだろうと思っていたら、まるで葉桜のように桜色は最後までまばらなままだった。

出場メンバー出場メンバー

対戦相手のC大阪はここ2戦をホームで連勝して序盤のつまづきを取り戻しつつある。何と言っても森島、西澤、古橋といったタレントを揃えた攻撃力は侮れないチーム。「打ち合いになっちゃうかな」と思っていたら、試合開始直後からその予感を的中させる攻防となった。キックオフ直後、C大阪がスピードに乗って攻め込み、CKからの連続攻撃で森島がシュートを放つが枠を外す。

甲府はいつものように高い位置からプレスを仕掛け、ボールを奪取しては素早い繋ぎから攻撃する。前半10分、杉山から太郎へのフィードを相手GKが弾いたところをバレーがダイレクトで強烈なシュートを放つ。しかし、これはGKに阻まれる。序盤はC大阪の積極さがやや上回った感じだが、どちらも攻撃への意識が強く、攻守の入れ替わりが速く目を離せない試合展開となった。

一進一退のままゲームは進む。連戦の疲れはそう感じられなかったが、バレーはあまり前を向かせてもらえなかった。それでも、相手DFを引き連れてサイドに開くと中央の守備は薄くなった。そうした動きからチャンスが訪れた。前半38分、杉山がサイドに入れたボールをバレーが拾う。バレーの折り返したボールを受けた倉貫が中央へ切れ込む。さらにDFが振られる事でフリーになった太郎へボールを回すと、太郎が落ち着いてゴールへ流し込んだ。

しかし、前半のロスタイムに不可解な判定で相手にPKを与える。目の前なのに、さっぱり見当が付かない程度のプレイに対しての判定。一体何が起こったのだ。でも、しょうがない。文句も出たが「次の1点だ!」と前向きな声も上がる健全な甲府クルヴァ。「そんなに欲しいなら、くれてやれ!」そんな気分で気持ちを切り替えた。

次の1点が勝負の分かれ目と感じていたが、後半開始早々、肝を冷やす。左サイドを駆け上がったゼ カルロスのクロスを森島がヘッド。阿部が防いだこぼれ球をもう一度森島がシュート。次の瞬間、バーを叩く乾いた音がゴール裏に届く。さらに、弾いたボールを拾った後方の選手にシュートを打たれるが、ボールは枠を外れた。

ピンチの後にチャンスあり。後半15分の宇留野のシュートは惜しくもゴールにならなかったが、18分、その宇留野の左サイドからのクロスを太郎がシュート。相手DFに当たってこぼれたボールを倉貫が落ち着いてゴール右に突き刺した。さらに9分後、カウンターからバレー、宇留野、倉貫と繋いで最後は倉貫自身がミドルシュートを放ちゴールネットを揺らした。

甲府がその後のダメ押しの機会を逃すと、粘るC大阪は後半30分に森島のクロスから西澤のヘッドで一点差に迫る。最後まで気が抜けない展開が続き、ロスタイムに突入する。そして杉山が古橋から危険なタックルを受けて両軍が入り乱れる。善良な甲府サポもこの時ばかりはヒートアップした。

凱旋そして、やっとタイムアップ。貴重な勝ち点3の奪取に成功した。先行しては追われる展開となったが、攻撃力のあるC大阪相手に逃げ切れた事は大きい。失点2という数字は残るが、勝ち切るための守備は出来たと言えそうだ。痺れたゲームだったが、アウエーで大きな喜びを頂いた。

この試合、とにかく倉貫が素晴らしかった。2得点もさることながら、試合終盤、さすがにどの選手も運動量が鈍ったなかにあって一人気を吐いた。ゴール裏から見て、そのプレスとチェイシングはまさに鬼気迫るものがあった。もちろん、みんな頑張った。それでも、このゲームはキャプテン・カズキのものだ。



そうだ、最後にもうひとふざけ。
「野郎ども、ヴァンフォーレクイーンのユニフォームが決まったぞ!超ミニだ!」
コメント
この記事へのコメント
乗りたいなあ!
いいなあ、そんなバスツアー!
思わず本気でそう思いましたです。

続きをお待ちします!
2006/04/02(日) 12:16:13 | URL | TKラプソディ [ 編集]
あー、だまされたー!
途中まで完全にだまされました。
いつも読ませて頂いております。
更新がまちどうしい。
それにしても、C大阪戦は、
ビデオを何回見ても、いいなーあ。
2006/04/02(日) 17:24:28 | URL | あきら [ 編集]
更新完了!
>TKさん

こんなバスツアーがあったら、僕も乗ってみたい!


>あきらさん

はじめまして、ですね。
コメント有難う。
C大阪戦、サポ冥利に尽きる痺れるゲームでしたよ!
2006/04/02(日) 20:12:28 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
対等な戦い!
フル映像をチェックしました。
セレッソの選手をイライラさせるほど、
対等な試合が出来たことを嬉しく思いました。

2失点を喫したことを忘れずに、
修正に励んでくれることを望んでいます。
2006/04/03(月) 18:05:36 | URL | TKラプソディ [ 編集]
手応えあり!
チームもサポも、一戦毎に自信を深めています。
奢る事無く、この勢いに乗って次の新潟戦に勝ちたいですね。

第9節の横浜FM戦まで負けなしでいければ、いよいよ面白くなりそうです。
2006/04/03(月) 21:46:13 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
明日は勿論!
アルウィンですよネ!
好きなスタジアムなので行きたかったのですが・・・。

お天気がちょっと心配ですが、応援よろしくお願いします!
この辺の相手からしっかり勝点を奪うことが大切です。

僕としては山日の試合速報がなくなったのが痛いです。
結果が出るまで我慢するしかないのかなあ。

無料で試合経過が見れるサイトはないですか?
2006/04/07(金) 19:44:17 | URL | TKラプソディ [ 編集]
「俺たちは青赤だ!負けるわけがねえー!・・」
VFカプリオッチさん
こんばんわ。
以前、コメントをさせていただいた者です(HMは違っていたかもしれませんが)。

>>元ネタは有名なサッカーエッセイ。

無性に読みたくなって、いろいろ検索しましたがそれらしきものが見つかりません。
是非、題名と作者を教えてください。
また、お奨めのサッカーエッセイも幾つか挙げてくだされば幸いです。
よろしくお願いします。
2006/04/18(火) 20:10:39 | URL | 甲府ロマン [ 編集]
この記事のタイトルです
>甲府ロマンさん

いらっしゃいませ。
元ネタのサッカーエッセイの題名と作者は、
「狂熱のシーズン」-ヴェローナFCを追いかけて-
ティム・パークス=著 北代美和子=訳
です。

最初は不慣れなカタカナが多く、少し難解かも知れませんが、読み進めると面白みが出てきます。読み応えはあります。

他には
「ぼくのプレミア・ライフ」
ニック・ホーンビィ=著 森田義信=訳
などはどうでしょう。
(これは、まだ全部読み切っていません・・・)
2006/04/19(水) 00:43:59 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
Re.この記事のタイトルです
出典ご教示いただきありがとうございました。
早速明日書店に走ります。

実はセレッソ戦のバスツアー
私は1号車でしたので、
ネタが明らかにされるまでは
「2号車乗ってればよかったなー」とだまされた一人です。
思い当たる御仁もいましたので(笑)・・。

で、マリノス戦ですよ。
カプリッチオさんの予想楽しみにしています。
私は、ヴァンフォーレが勝つ予感がします。あくまでも予感ですが、川崎戦の時と同じ“胸騒ぎ”がします。
2006/04/19(水) 19:37:40 | URL | 甲府ロマン [ 編集]
おー、1号車でしたか
>甲府ロマンさん

実はこのくだり、二つばかしノンフィクションがあります。
が、どのへんかは内緒です。(笑)

御購入に当たってはこちらも御参照下さい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560049645/249-9236360-0750764

マリノス戦の“胸騒ぎ”、いいですね~
こういう時の予感は当たるものです!
2006/04/19(水) 20:54:15 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
コメントを投稿する
  [必須]
  [必須]
URL:
Comment: [必須]
Pass:   [入力すると編集、削除が可]
Secret:   [管理者にだけ表示を許可する]
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。