コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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点と線
サッカーの戦術、またはその戦術を使うチームの特徴は、いくつかのキーワードによって語られることがある。例えば歴代の日本代表チームの場合、最近のオシム・ジャパンでは「ポリバレント」という言葉が頻繁に使われるし、日韓W杯のトルシエ・ジャパンの「フラットスリー」や「オートマティズム」といった言葉は記憶に新しい。加茂・ジャパンでは「ゾーンプレス」、外国籍初の日本代表監督オフトの場合は「アイコンタクト」、「トライアングル」、「スモールフィールド」という言葉が思い出される。それからジーコ・ジャパンの場合は・・・ そういえば、あまり明確な戦術的キーワードを思い出せない。皮肉を言えば「QBK」くらいか。

昨季の甲府の場合は「連動」。そして、今季ここ2試合のキーワードは「スモールフィールド」。これは、ディフェンスラインを押し上げてプレイエリアを狭め、また、片方のサイドに密集するなどして相手選手との距離を近くすることでプレスを掛けやすくする現代サッカーの戦術のひとつ。どちらかと言うと、守から攻への仕掛けに効果を発揮する。可動域を狭めることで中盤の選手の体力的負担を軽減することや相手ゴールに近い位置でボールを奪えば、そのままショートカウンター攻撃に切り替えられる利点がある。

攻撃時において、この「スモールフィールド」でのショートパスと絶え間ない動きでゴールに迫るパスサッカーといえばバルセロナを真っ先に思い浮かべるし、ちょっと前のアーセナルも中盤の華麗なパスワークで相手を翻弄していた。見ていて楽しい、まさにエンターテイメントと呼べるサッカーだが、守備における「スモールフィールド」が組織としての熟成を必要とするのに対して、「スモールフィールド」を保持した攻撃は個人の能力の高さをより必要とする。ボールを失わないように動かしながら“人とスペースを前に動かす”ために、足元やパスの高い技術と的確な状況判断が必要となる。

サテライトvs清水サテライトvs清水

先日の日曜日、三保で行われたサテライトリーグの清水戦を見てきた。生憎、後半からの観戦になったので前半の得点シーンを見ることは出来なかったが、後半の4失点をしっかり見届けることになった。後半のメンバーは以下の通り。

----須藤----
國吉----ジョジマール  (30分過ぎ 國吉→太郎)
-田森----鶴見-
----保坂----
鈴木(健)----奈須
--増嶋--池端--
----鶴田----

最初の失点はDFラインから中盤へ繋げたボールを前へ運べず、ミスからボールを奪われて速攻を許したもの。2点目は甲府の攻の「スモールフィールド」が清水の守の「スモールフィールド」を呼び込むような形になり、プレスからボールを奪われてショートカウンターから失点。3、4点目はバランスが崩壊している状態で修正が効かず、清水のスピードと個人技にやられた。

攻撃は右サイド中心に「スモールフィールド」を形づくるものの、“次の一手”に行き詰まってアタッキングサード(ピッチを3分割した時の攻撃側エリア)に進入出来ない場面が多かった。苦し紛れの中央突破ではなかなか相手DF網をこじ開けることは出来ず、サイドへボールを運んでの攻撃は数えるほどしか見られなかった。攻撃のリズムの悪さが大量失点の引き金になったように見受けられた。

昨季、惜しみない運動量を武器に人とボールを動かすことで相手マークをかいくぐった甲府。長いリーグ戦を安定した力で戦うこと、自陣ゴールから遠い位置での組織的な守備、攻守の切り替えの速さを生かすことなど、この「スモールフィールド」はもちろん甲府にとっても有効だろう。ただ、ショートパスオンリーの線的な動きだけでは限界がある。が、ポゼッションは出来ているだけに、サイド、そしてゴール前といったポイント(点)へ結びつける積極的な動きが生まれさえすれば、この閉塞感を打破できる日は遠くないと信じたい。

“点と線”を織り交ぜた攻撃で次節からの逆襲を期待する。
J1甲府が“砂の器”では忍びない。
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