コウフ狂想曲
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魔境に沈む
第10節 5/6(日) 新潟 3-1 甲府 東北電ス:39,507人 雨 17.1℃ 73%
新(58)(76)エジミウソンx2(89)深井 甲(11)茂原

ゴールデンウィークの最終日、久しぶりに応援バスを利用して新潟へ。生憎の雨の中、応援バス3台は中央道から長野道、上信越道、北陸自動車道といくつもの高速道路を経由しながらビッグスワンを目指した。甲府を6時半に出発、数回の休憩を取りながら12時前にはスタジアムに到着。帰省や行楽帰りなどの渋滞に巻き込まれることなく、雨に霞む妙高や日本海、田園風景を眺めながらの順調な往路になった。朝方からの雨は北上するごとに弱まり、試合前にはいったん上がった。

ビッグスワン

今回の応援バスにはJ's GOALの取材が同行。バスに同乗したのは甲府びいきなプレビューやレポートで有名(甲府サポ限定?)な松尾潤さん。まるで「甲州・右肩上がり党」のスポークスマンのようなエキセントリックな文章から、いったいどんな方なのだろうかと思ったら、ちょっと丸顔で優しそうなお兄さんだった。「あら、意外と若いんだなぁ」というのがオッチャンから見た第一印象だった。

ホームゴール裏

埼玉スタジアムと同じように多くのサポーターで埋まるビックスワン。とにかく相手チームがボールを持つだけでブーイングが沸き起こり、敵対心が溢れている埼スタと違って、ここではゴール裏の応援に合わせた手拍子や歓声が自チームへと向けられる。どちらかと言えば小瀬に近いスタイルだろうが、そのボリュームの大きさとまるで背後からも聞こえてくるようなサラウンド感満点の応援は、小瀬のそれを大きく上回る。圧倒的なホームアドバンテージを持つスタジアム。ブーブー言っているところよりも、邪心のなさが“本物の怖さ”を理性に訴えるところだ。

チアガールバックスタンド
メインスタンド甲府サポ

甲府応援エリアはほんの一角。魔境に放り出されたようなもので、否が応にもアウエー感が襲ってくる。滅多に挑発的なコールをしない甲府だが、試合前には「ロクゼロ、甲府!」のコールがコアから起こった。この魔境ではトラウマを味方に付けるしかなかったか。はたまた、「それくらい頑張らないとここでは勝てないぞ!」という選手へのメッセージか。何れにしても、魔境ゆえに生み出された言葉の端。どちらかと言うと後者のニュアンスの方が強く、不遜な他意はないものと勝手に解釈した。

出場メンバー出場メンバー

試合は右サイド山本からの素晴らしいロングボールを受けた茂原が、巧みなドリブルから豪快なシュートを決めて甲府が先制。アウエー戦では持って来いの展開になった。ポゼッションでゲームを支配しようとする甲府に対してカウンターを狙う新潟。いつもの対戦通りの展開だが、甲府はここ数試合よりもボール保持がやや不安定。新潟の出足鋭いプレスと雨を含んだピッチの影響もありそうだった。一方、新潟のカウンター攻撃も決定機を作るまでには至らず。どちらかと言えば甲府ペースで試合は進んだ。

しかし、ピンチはいきなりやって来た。前半39分、バイタルエリアに抜けたボールをスライディングでセーブに出た阿部がエジミウソンと接触。勢い余ってPA内に倒れるエジミウソン。「うわ、PKか。いや、ダイブか?」と思いきや阿部に一発レッド。PA外からのFKとなってこの場は凌げたものの、残りの半分以上の時間を10人で戦わなければならなくなった。

前半こそリードを保ったものの、後半になると数的アドバンテージと応援に後押しされた新潟の攻撃が勢い付く。前線の人数を削ってバランスを取ろうとした甲府だが、攻守において行き詰る局面が増えていった。パスコースの選択肢が減り、相手包囲網に穴が空く。いつもと変わらぬ戦い方を選択しただけに、数的不利であることが余計に浮き彫りになった。この状態になって、改めて甲府はピッチ上の11人がいかに有機的な連動で戦ってきたかが逆説的に証明される結果にもなった。

愚直な試合運びで、カウンター攻撃から失点を重ねた。まるで船が沈んでいくかのように、成す術なくゲームセットを迎えた。選手は最後まで全力で戦ったし、阿部が退場になるまで勝利を期待できる雰囲気を漂わせたゲームだった。それだけに、悔しさはなおさら募った。数的不利になったとは言え、その段階では1点のリード。2点取られなければ、負けはない。こうした状況のなかで、勝てなくても負けないゲームでしたたかに勝ち点1を奪う試合運び。この先、そんなゲームが出来るチームに進化して欲しいと痛感した。もちろん、この愚直さが甲府のベースであることは百も承知の上での希望だ。

一夜経って、既に気持ちの切り替えは終わった。水曜日にはナビスコ予選が待っている。勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進する。今度こそ、新潟を倒そう。
コメント
この記事へのコメント
遠征ご苦労様でした
はじめまして。
冷静なレポートに感心した新潟サポです。
試合内容については、新潟サポのあいだでも「甲府が上だった」という事は認められています。

ただ、6-0甲府のコールは正直 おとなしい新潟サポに火を点けさせたのではないかと…。
日頃は静かなアウェイ側のスタンドから、あれほどチャンスに激しく手拍子が響いていたのは、あのコールが「忘れたい記憶」(笑)を呼び覚ましてしまったからではと思います。

明日も良い試合ができるといいですね。
2007/05/08(火) 09:55:43 | URL | ta152 [ 編集]
ようこそ!
>ta152さん

コメントありがとうございます。

あちゃー、結局アレが火に油を注ぐ事になっちゃいましたか・・・
仕方ありません、自業自得です。
でも、それに関わらず、先日のスタジアムの雰囲気は素晴らしかったですね。
魔境と言われる由縁を実感しました。

出来れば最後まで11人で戦いたかったところです。
きっと、もっと白熱したゲームを見せられたんじゃないかと思います。
そのへんは残念でした。

もう明日は試合ですね。
ナイトゲームでも平日だと小瀬遠征は大変ですよね。
もし明日は無理でも、リーグ戦の際には是非小瀬にお出で下さい。
勝ち点は譲れませんが、十分なおもてなしでお迎えいたします!
2007/05/08(火) 18:55:59 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
実は・・・
ありがとうございます。
今年の浦和戦では「新潟・新潟くそったれ」のコールの後、2点差を追いついて彼らを呆然とさせていた事もありますので(笑)
あまりスワンで、あからさまなコールは避けられた方が無難かと(笑)。
小瀬は是非行ってみたいアウェイのひとつです。
その時は宜しく御願い致します。
でも勝ち点は頂いて帰ります(笑)。
2007/05/08(火) 20:47:20 | URL | ta152 [ 編集]
そうでしたか
>ta152さん

そんな情報が事前に入っていたら・・・
次はもう少し違う手を考えなきゃいけませんね。

リーグ戦後半の予定は分かりませんが、小瀬開催がいい時期だと良いですね。
山梨の秋もなかなかですよ。
観光ピーアールになってしまいましたが、その時は是非ここにお寄り下さい。
何か良い情報を提供出来るかも知れません。
2007/05/09(水) 00:26:47 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
そうじゃないのよ
「6-0甲府」なんてコールしてたんですか?
新潟ゴール裏には全く聞こえませんでした。
「新潟サポに火を点けさせた」「火に油を注ぐ」
別にそんなことは無いよ。全く聞こえてないんだから(笑)
ta152さんは甲府サポのすぐ近くにいたんじゃないの?
新潟のゴール裏で応援してたら相手の声は浦和並みじゃなきゃ届きませんヨ。
2007/05/09(水) 04:24:00 | URL | 隊長 [ 編集]
すいません
>VFカプリッチオさん
本当にすいません。
自分のブログのコメント欄でもないのに…。

>隊長さん
あいさつくらいはした方が良いと思いますよ。(もちろんVFカプリッチオさんに)

確かに私がいたのはSの2層目です。
でもね、新潟サポはNにしかいない訳じゃないですよね。(サポに聞こえてないって…)
私は「日頃おとなしいアウェイ側のスタンドから~」と書いていますよ。
ゴール裏の献身的な応援はいつも尊敬していますが、スタジアム全体が盛り上がった時の雰囲気が、新潟に「絶対的アウェイ感」をもたらしていると思っています。
そういう意味で、日頃おとなしいEやSのサポやお客さんがもどかしいとは思っています。
それに、某チームと比べてスワンの応援を褒めて貰ったのが面映いので、照れ隠しの意味もありますしね。

いずれにせよ、GKの退場やらなんやらで言いたい事はやまほどあるだろうに、前向きに冷静にレポートを書いているような方に、是非お礼を言って、できれば今後もサッカーの話題を楽しめたらいいなと思っただけです。

この件はこれ以上は何もコメントしません。

>VFカプリッチオさん
山梨の秋 いいですね。
その時はぜひいろいろ教えて下さい。
また来年も懲りずに新潟へいらっしゃって、“勝ち以外の”おいしい新潟を味わって下さい。
もちろんその時は、こちらからここへ押し掛け情報をお伝えしたいと思います。

2007/05/09(水) 09:45:45 | URL | ta152 [ 編集]
気になさらずに・・・
>ta152さん

早速のフォローありがとうございます。

ゴール裏とそれ以外の場所での応援スタンスの違いや温度差についての議論は、各チームに共通している事柄のようですね。
甲府においても、ネット上の掲示板等で様々な意見を見ることができます。
個人的には、「スタジアム全体が盛り上がる」ことが大事だと思います。
そのためには、観戦スタイルの違いもありますから、棲み分けと相互理解がチームを応援するという共通認識のもとに必要だと常々考えています。

相互理解、共通認識という点では、ネット上でのやり取りにおいても同様です。
記事を書くこと、読むこと、行間を含めてそこに何を感じ取るかにおいても、その人そのものの力量が問われます。
新潟ゴール裏に甲府のコールが聞こえたかどうかについては、ここではちょっと的外れな話ではないかと・・・

サッカー発祥の地にはこんな言葉もあります。
「サッカーは子供を大人に、大人を紳士にする。」
スタジアム内外の諸々を含んだ、なかなか奥深いサッカーを楽しみながら、いつもこの言葉を反芻しています。

理屈っぽい話になってしまいました・・・

何はともあれ、素早いカバーリングはナイスです。
さて、仕事に戻らねば夕方の小瀬に間に合いませぬ・・・
2007/05/09(水) 13:44:24 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
日程は・・・
>ta152さん

うっかりしました。
後半戦の日程は会場と時間は未定だけど、開催日はもう決まってましたね。

第23節、8/29(水)でした。
おそらくナイトゲームだとは思いますが、残暑厳しい季節です。
しかも、平日です・・・
2007/05/10(木) 00:24:29 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
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