コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告 | トラックバック(-) コメント(-)
もどかしい
第11節 5/13(日) 甲府 1-3 川崎 小瀬:12,686人 晴 26.5℃ 19%
甲(3)増嶋 川(10)ジュニーニョ(26)マギヌン(56)森

風の強さが気になったが、5月らしい爽快な天気になった小瀬。対戦相手に川崎を迎え、“川崎さんファミリー”によるフェアプレイ宣言とそれを受けての川崎サポの拍手。小瀬らしい、ほのぼのとした雰囲気に包まれた試合前のセレモニーになった。一転、徐々に対戦気運を盛り上げるかのように、大河ドラマ風なイントロが流れる。選手入場前、それは少しだけ静寂と緊迫感をもたらし、スタンドにはタオルマフラーやゲーフラが掲げられていく。今季の小瀬らしい演出として、だいぶ様になってきた。

川崎サポ

ACL予選突破を決めた川崎がどんなゲームをするのかにも注目したゲームは、開始早々に増嶋のゴールで甲府が先制。主導権を握り、勝てそうな期待感いっぱいでスタートした試合だった。しかし、終わってみれば逆転されて完敗。試合終了と同時に、もどかしさに襲われた。
“もどかしい”
広辞苑では、“ぶつくさと非難したい気分。思うようにならないで気がもめること”とある。まさにその言葉通りのゲームで歯痒い結果に終わった。

出場メンバー出場メンバー

同点のシーンも向こうサイドで詳細が分らず。気になった試合後半の追撃の様子も向こうサイドでよく分らず。そんな事もあり、久し振りに録画しておいた試合をじっくり見てみた。スタジアムと茶の間のテレビでは試合の見え方がちょっと違う。主観と客観の違いもあるが、ボールサイドしか映らないテレビではあまりゲームの正味が伝わらない。どんな凹んだゲームでも、時には「アレ?そこそこのゲーム?」となるから不思議だ。

そのなかでも感じた甲府と川崎との違い。チャンスにせよピンチにせよ、川崎の選手は予見の能力、所謂“読み”がいい。攻撃ではゴールを奪えそうなところに人とボールが的確に動くし、守備では抑えるべき所をしっかり抑える。選手個々が次の動きをいつも敏感に察知しているようで、90分間、それを上手くコントロールしている。それでいて、甲府とは違う形での連動性やシンプルで確実な自分たちのプレイスタイルを持っている。個々の能力と同時に、それ以上にチームとしての共通認識がしっかりしている。やはり、強い。

パスワークからの崩しをベースにする甲府の攻撃には、まだ不確実性が感じられる。前半こそ戸惑いを見せる相手を翻弄できたが、川崎の守備の修正は素早かった。以前から言っている攻撃の多彩さを意識しないとゴールへの手詰り感は増すばかり。何れにしても、強豪相手には先制点を奪い、相手に引かれないような試合展開のなかで、攻守のバランスを粘り強く保ちながら勝機を窺いたかったところ。詰まらないミスからの失点が勝負の分岐点になった。その後は何度かファインセーブを見せた阿部だけに、次の奮起に期待したい。

そして、この試合でも結果として“もどかしい”と判断されそうなプレイがあった健太。それでも、開幕以来使われ続けたことで、ゴールという最後の部分を除いて結果を出しつつある。大宮戦の高い技術のアシストは言うに及ばず、この試合ではチャンスに顔を出すシーンが多かった。シュートの意識も高くなってきている。思い切りのなさに見えるのは、周りが見えるセンスと表裏一体なだけに、そこがまたじれったい。

この頃、ゴールという結果が出ない健太への批判を掲示板等で目にする。ふと、5年前の藤田や克哉はどうだっただろうかと思った。2002年シーズンの成績は次のようになっている。

藤田:33試合/5得点(23歳)
克哉:40試合/4得点(24歳)

共に甲府在籍2年目。藤田はツートップのFWの一角として、克哉はサイドハーフのMFとして起用されていた。上の数字はJ2が舞台なので、J1に置き換えた場合にどういう数字になるかは分らない。が、誰をも納得させる数字を残したとは言い切れない。その存在感の大きさは、現在に比べればまだまだ小さいものだった。ミスがあったり、頼りなかったり。それでも、甲府というチーム事情も幸いして、出場し続けることで成長。そして、今はチームの主力となり、掛替えのない選手になっている。

正面から見るとおっかねー顔のふろん太君チームにしても選手個人にしても、5年前の、もしくはそれより前からの“もどかしい”体験を克服して今のJ1がある。いつか、大木監督が「ティッシュペーパーを積み重ねるように・・・」と言っていたように、薄皮を重ねて骨太な幹になったからこそ咲いたJ1という花なのだ。結果が欲しいのは、誰じゃない選手本人。J1で結果を出すことへの期待と難しさは、あの時の藤田や克哉に課せられていたもの以上だろうと思う。

サポーターは優しいだけでも厳しいだけでもダメと教わったが、“今は、今だけの今ではない”ことも心のどこかに置いておきたい。花が咲いて欲しいのはやまやまだが、咲くのか咲かないのかは誰も分らない。咲いても大輪になるかどうかも分らない。それでも、そのジレンマに耐えながら応援するからこそ、咲いた花に心底から酔えるものだと思っている。

これから前半戦の終盤に突入、一戦一戦今まで以上に大事な試合が続く。
もっと、もっと応援の声を大きくしよう。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
  [必須]
  [必須]
URL:
Comment: [必須]
Pass:   [入力すると編集、削除が可]
Secret:   [管理者にだけ表示を許可する]
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。