第12節 5/19(土) 甲府 0-0 清水 小瀬:12,422人 曇 19.9℃ 30%
はっきりしない天気で昼頃には雨がぱらついたが、夕方にはすっかり晴天が戻った小瀬。言われて気付いたが、小瀬から見回せる山々の緑もだいぶ深まったようだ。そう言われれば、ピッチの緑色もいくらか濃さを増したようで爽快な気分。しかし、前節の川崎戦以上に風が強く、場所によっては旗がはためく方向を変えるように渦巻いてゲームに影響を与えた。日が暮れると、ナイトゲームにはちょっと肌寒いくらいまで気温が下がっていった。

昨季の開幕戦ではサイドスタンドを埋め尽くした清水サポだが、この日は少し疎らになった。それでもメインやバックスタンドにも駆け付けていて、恐らく今季アウエー側の最大動員数。前節、「川崎さん」ファミリーによるフェアプレイ宣言だったが、この日は「清水さん」ファミリーではなかったようでちょっと残念。前半戦のホームは残るところ「磐田さん」と「大分さん」。これはちょっと難しそうだ。


清水は昨季勝ち点どころか得点さえ奪えなかった相手。ここ4試合無敗で優勝争いに躍り出んばかりの強敵だが、甲府にとっては2連敗後のホームゲームで負けられない一戦。キックオフ直後から、風上に立った甲府の積極さが目立った。茂原のロングシュート、藤田のFKが枠を捉えるが、清水GK西部の攻守に阻まれる。前半終盤には甲府らしいパスワークから攻撃を組立て、サイドチェンジ後に林からのクロスに茂原が飛び込むが一歩及ばず。DF陣の集中力も途切れることなく、相手のシュートをFKの1本に抑えた。
互いにシュートで終わる回数こそ少なかったが、攻守の切り替えが速く、ひとつのミスがゴールに結びつきそうな緊迫した空気を漂わせた。ただ、清水にしてみれば、甲府の細かいパスワークによる攻撃スタイルは織り込み済みだったようで、最後のところは守り切った。しかし、甲府の前線からのプレスに手を焼いて、中盤省略の淡白な攻撃になった。茂原をケアすることになった市川もサイドからの攻撃に絡めず、有効な攻撃を組み立てることは出来なかった。
後半中頃まで甲府ペースでゲームが進んだ。しかし、次第に足が止まり始めた選手が出て来たのと同時にミスが目立ち始めた。攻撃の組立が停滞して守勢に回ったことで清水の時間帯になってしまった。粘る清水を突き崩すチャンスを逸して、逆にピンチを招いた。崩れかけそうな苦しい時間帯だったが、何とかDF陣を中心に守り切って終盤の攻勢に繋げることは出来たが、ゴールを奪う力強さとアイデアに欠けてタイムアップ。先日のナビスコ新潟戦を彷彿させるスコアレスドローで試合が終了した。


今季最高の出来といえる守備とゴールをこじ開けられなかった攻撃。攻守の歯車を噛み合わすことが出来ずに、痛い星を落とした。流れの中からの得点から遠ざかること数試合、この試合も“もどかしさ”を引きずる試合になった。神戸戦や柏戦のように、開き直りを待たなければ、ゴールへの迫力が生まれないのだろうか。
「『危ない』とは思うけど、別に『怖くない』」
対戦相手にそう言われる攻撃では頼りない。順位争いもますます混沌としてきたので、内容を結果に結び付けなければ、尻に火がつくのも時間の問題。出来ることをやらないのはもったいない。時には強引さもなければ、相手は崩れない。
はっきりしない天気で昼頃には雨がぱらついたが、夕方にはすっかり晴天が戻った小瀬。言われて気付いたが、小瀬から見回せる山々の緑もだいぶ深まったようだ。そう言われれば、ピッチの緑色もいくらか濃さを増したようで爽快な気分。しかし、前節の川崎戦以上に風が強く、場所によっては旗がはためく方向を変えるように渦巻いてゲームに影響を与えた。日が暮れると、ナイトゲームにはちょっと肌寒いくらいまで気温が下がっていった。

昨季の開幕戦ではサイドスタンドを埋め尽くした清水サポだが、この日は少し疎らになった。それでもメインやバックスタンドにも駆け付けていて、恐らく今季アウエー側の最大動員数。前節、「川崎さん」ファミリーによるフェアプレイ宣言だったが、この日は「清水さん」ファミリーではなかったようでちょっと残念。前半戦のホームは残るところ「磐田さん」と「大分さん」。これはちょっと難しそうだ。


清水は昨季勝ち点どころか得点さえ奪えなかった相手。ここ4試合無敗で優勝争いに躍り出んばかりの強敵だが、甲府にとっては2連敗後のホームゲームで負けられない一戦。キックオフ直後から、風上に立った甲府の積極さが目立った。茂原のロングシュート、藤田のFKが枠を捉えるが、清水GK西部の攻守に阻まれる。前半終盤には甲府らしいパスワークから攻撃を組立て、サイドチェンジ後に林からのクロスに茂原が飛び込むが一歩及ばず。DF陣の集中力も途切れることなく、相手のシュートをFKの1本に抑えた。
互いにシュートで終わる回数こそ少なかったが、攻守の切り替えが速く、ひとつのミスがゴールに結びつきそうな緊迫した空気を漂わせた。ただ、清水にしてみれば、甲府の細かいパスワークによる攻撃スタイルは織り込み済みだったようで、最後のところは守り切った。しかし、甲府の前線からのプレスに手を焼いて、中盤省略の淡白な攻撃になった。茂原をケアすることになった市川もサイドからの攻撃に絡めず、有効な攻撃を組み立てることは出来なかった。
後半中頃まで甲府ペースでゲームが進んだ。しかし、次第に足が止まり始めた選手が出て来たのと同時にミスが目立ち始めた。攻撃の組立が停滞して守勢に回ったことで清水の時間帯になってしまった。粘る清水を突き崩すチャンスを逸して、逆にピンチを招いた。崩れかけそうな苦しい時間帯だったが、何とかDF陣を中心に守り切って終盤の攻勢に繋げることは出来たが、ゴールを奪う力強さとアイデアに欠けてタイムアップ。先日のナビスコ新潟戦を彷彿させるスコアレスドローで試合が終了した。


今季最高の出来といえる守備とゴールをこじ開けられなかった攻撃。攻守の歯車を噛み合わすことが出来ずに、痛い星を落とした。流れの中からの得点から遠ざかること数試合、この試合も“もどかしさ”を引きずる試合になった。神戸戦や柏戦のように、開き直りを待たなければ、ゴールへの迫力が生まれないのだろうか。
「『危ない』とは思うけど、別に『怖くない』」
対戦相手にそう言われる攻撃では頼りない。順位争いもますます混沌としてきたので、内容を結果に結び付けなければ、尻に火がつくのも時間の問題。出来ることをやらないのはもったいない。時には強引さもなければ、相手は崩れない。
| ホーム |