コウフ狂想曲
■偏愛・理系■ ヴァンフォーレ甲府を中心に諸々を綴るブログ
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プロとしての責任
第19節 6/11(水) 甲府 0-2 広島 小瀬:8,676人 曇 23.5℃ 65%
広(31)OG(84)佐藤

ホーム小瀬での3連敗を含み、これで6試合続けて勝ち星なし。
遂に順位は12位(暫定)まで後退。
勝点差は中位より最下位チームのほうが近い状態にまでなってしまいました。
戻りたかったJ1は遥か遠く、逆に戻った先は徐々に右肩上がりを始めた2002年よりも前の最下位だった頃のチームに戻ってしまったかのようです。
戻るべき甲府のスタイルがあるにしても、いくらなんでも戻り過ぎです。

順位表

前回のアウエー広島戦、甲府は相手3DFに対して前線からプレスを掛け続け、ボールを繋げなくなった相手中盤を制圧してタイミングの早い攻撃を仕掛けました。
その速攻が功を奏して勝利し、今季の戦い方のひとつのヒントになる一戦でした。
しかし、昨日の広島は前回対戦時の反省からか、甲府の前線からのプレスが厳しいと感じるや縦ポンサッカーを選択。
気持ちも体も前掛りになっていた甲府の隙を突いてゴールを決めました。

アレレ、といった感じのオウンゴール。
欲しかった先制点はあっけなく広島に転がり込みました。
その前にも裏を取られてヒヤリとする場面が2度ありましたが、甲府DFには修正するだけの落ち着きがありませんでした。
不運なゴールのようでもありますが、必然と考えねば失点は止まりません。

甲府は3トップに若手選手を起用し、この前線の選手を含め、試合開始直後からここ数試合には見られなかった積極的な動きでゴールに迫りました。
試合終盤にダメ押し点を奪われてからも、選手の必死さは伝わりました。
しかし、誰がどのようにゴールを奪うかという明確な意志と意図を持ったプレイは、最後まで影を潜めたままでした。
結果、広島のしたたかさの前に屈することになり、チーム状態を立ち直らせるための転機となる試合には出来ませんでした。

広島戦

それにしても、この試合のテーマが“ハードワークと切り替え”だったとは・・・。
2002年以降、“ハードワークと切り替え”こそが甲府のベースであり、それ故にそこから発散されるものが支持され共感を生んだ訳であり、J1昇格も残留もその延長線上にあったチームなのに、何を今さらと思わざるをえません。
どうりで2002年より前のチーム状態に戻ってしまう訳です。
妙に納得しましたが、本当に「何じゃ、そりゃ?」なことで残念で仕方ありません。

確かに第16節の愛媛戦以降、指揮官が“ハードワーク”と唱えなければならないほど、選手からは覇気が感じられませんでした。
先制されなければ目が覚めず、その後になってやっとエンジンが掛かる状態。
受け身で試合に臨んでいる訳ですから、運良く追い付くことが出来てもそこから勝ち越すだけの力強さを感じさせませんでした。

特に、前節の草津戦もそうでした。
昨日の広島と同様に、草津も前回の対戦を踏まえたうえで、ある程度押し込まれることを想定しながらも、試合の流れを読みながら虎視眈々とゴールを奪う機会を窺っていました。
チーム初の連勝で得た勢いがそうさせたのかも知れませんが、勝利のイメージを共有しながら90分間粘り強く戦い、集中力は最後まで切れませんでした。

一方、甲府の選手は判断の遅さが目立ちました。
あと数試合でリーグ戦の半分が終わる段階にも拘らず、まだボールの出し所を「足元かスペースか」で迷っている状態。
意思統一のないただ何となくのプレイを繰り返しているだけでは、必死になって食らい付いてくる相手に余程の幸運でもない限り勝てる訳がありません。
選手から覇気を感じないのは、すべてそこに原因があるように見受けられます。

少し行き詰まってくると昨シーズンの遅攻に逆戻り。
そして、「内容は悪くなかった」。
指揮官が代われど、昨シーズンから繰り替えされる敗戦の弁。
確かに負け試合でもそう言える場合はあると思いますが、果たして草津戦はそう言える試合だったでしょうか。
シュートやCKの数、ボールを保持する時間の長さだけを比較すれば甲府の方が多かったと言えますが、比較するのはそこではありません。
比べるべき内容は、得点を奪う、失点を防ぐという勝敗を決する最も根本的なところで、いかに明確な意志と意図をチームが共有して戦えたかどうかです。

今節、草津は敵地で湘南を破って3位に勝点差8となる7位に浮上しました。
十分、J1昇格争いに食い込んでいける位置にいます。
失礼ながら甲府よりも戦力面で勝っているとは思えません。
それを思えば見事な戦いぶりであることは確かであり、その相手に内容が悪くない戦いを出来るのであれば、甲府の今の順位はないはずです。

草津サポ

昨日の広島戦に臨んだ時と同じ気持ちで鳥栖戦以降を戦えていれば、いくつか勝利を拾えたかも知れません。
アウエーでの広島戦や小瀬での横浜FC戦のように、“狭い、遅い”からの脱却を図って結果を出してもその後が続かず、原因を知る由もなくジョジマールの姿はいつの間にか消えてしまいました。
試行錯誤を通り越し、猫の目のように変わるメンバー。
ずれる意識、噛み合わない歯車。

“明確な意志と意図”の青写真を描くのは監督の仕事であり、それをピッチの上で表現するのは選手の仕事です。
その差が勝敗になって現れます。
内容が悪かったから負けたのです。
それを認識して修正する努力をしない限り、この泥沼のような状態から抜け出すことは出来ないし、これから先の成長を望むべくもありません。


1999年のJ2リーグ開幕を受け、前年のJ1参入決定戦以降から2006年まで、降格を経験したチームは以下の通りで延べ17チームになります。(追記:1998年の川崎はJFLからJ1参入決定戦で敗れてJ2になったので“降格”ではありませんでした。訂正します。<6/13>)

川崎(1999昇・2000降・2004昇)
札幌(1998降・2000昇・2002降・2007昇)
浦和(1999降・2000昇)
平塚(1999降)
京都(2000降・2001昇・2003降・2005昇・2006降・2007昇)
福岡(2001降・2005昇・2006降)
桜大(2001降・2002昇・2006降)
広島(2002降・2003昇)
仙台(2001昇・2003降)
東緑(2005降・2007昇)
神戸(2005降・2006昇)
柏_(2005降・2006昇)
(※平塚は現在の湘南、桜大はセレッソ大阪、東緑は東京ヴェルディ)

そのうち、1年でJ1に復帰したチームは浦和、京都(2回)、C大阪、広島、神戸、柏の延べ7チームで半分に満たない数です。
また、J2からスタートしたクラブで昇格、降格、そして再昇格を果たしたチームは川崎だけで、仙台は5年越しの挑戦を続けています。

1年でJ1に復帰したチームでJリーグ1年生監督が指揮を執ったのは、広島(小野剛氏)と浦和(斉藤和夫氏)の二例。
広島の場合はサンパイオ(元セレソンのボランチ)、リカルド(Jリーグでの経験あるCB)を補強して平均失点0.8の堅守チーム作りに成功しました。
浦和の場合は元日本代表監督である横山謙三氏を総監督とし、昨日のYBSラジオ中継の解説者でもあった福永氏をはじめ、永井、小野、岡野らJ2では恵まれた戦力を有していました。
その他のチームは、昇格争いやら天皇杯優勝等のキャリアのある監督と20得点近くをたたき出すエースストライカーを擁するなど、条件が整ったなかで尚且つ熾烈な戦いを勝ち抜いてJ1へ復帰していきました。

1年でのJ1復帰を明言したフロントが、どこまで何を承知しているのか疑問を感じ、シーズン当初からの有効な補強がなかったことが悔やまれます。
そして、ナイナイづくしの甲府にとって、J1再昇格は簡単なことではない壮大な挑戦であると改めて思っています。
苦しく、大変なのは分かります。
だから応援してるんです。

昨日の試合終了後の“ヴァンフォーレ・コール”は、そんな想いで発しました。
ブーイング、無言と、その時々で応援する気持ちは同じでも使い分けているつもりですが、昨日の状況ではそれしか選択がなかったのです。
すでに、昨シーズンの末期と同じ心情。
少なくとも個人的には、ハードワークに及第点を与えたものではありません。

1年での復帰は厳しいものとなりましたが、プロとしてまず今シーズン終了までしっかり戦う姿を見せて欲しいと思います。
厳しいことを言うようですが、それがプロとしての責任です。
コメント
この記事へのコメント
イジケるなッ!
昨日見ていても、監督も、選手も、元気がないよねえ。
カラ元気でもいいから、頑張っているのが表に出る選手が必要だよ。
真面目過ぎる「暗い甲府」なんか、もう見たくもない。

こんな時でも、誰か「馬鹿」になれる奴はいないのか?
「下を向いて」、ビクビク、オドオドしながらサッカーをしてもつまらんだけだ。
どうか楽しいサッカーを見せておくれ!
2008/06/13(金) 20:07:26 | URL | TKラプソディ [ 編集]
開き直ればいいんです
>TKさん

応援、お疲れさまでした。

ムードメーカーですか・・・
誰かそうした役回りが出来ればいいですけどね。
根っからのそうしたタイプの選手はいないかなぁ。
ん~、ちょっと見当たらないですね。
ヴァンくんしか思い浮かばないですよ。

もうここまで来た訳だし、腹を据えて開き直ってやって欲しいですね。
白星が何よりの良薬でしょうから、まずは次の試合に全力を出すだけです。
力がないわけじゃないんだから、その気にならなきゃダメ。
とことんやるだけです。
2008/06/13(金) 21:26:20 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
長いトンネルだなあ
応援お疲れさまでした!

僕は仕事のトラブルで行けず・・小瀬皆勤は早くも消滅しました

いやー本当に苦しい、こんなに苦しいとは。
厚い雲の間から光が差して来るのはいつなんでしょうか?
この状況で秋本・宇留野の怪我、戦力ダウンも心配です。

正直、今季の昇格は厳しいかもしれないですが、意地と今後に繋がる闘いを見せて欲しい、勝ってくれ!ホント頼むよぉ。
2008/06/13(金) 23:58:08 | URL | 信玄魂 [ 編集]
いつかは出口が・・・
>信玄魂さん

>僕は仕事のトラブルで行けず・・
平日ですから仕方ないですよね。

ここへ来て、替えのいない秋本の離脱も痛いですね。
守備もだけど、悲しいかな得点源ですから。

ホント、長いトンネルです。
でも、いつか出口に辿り着くでしょう。
このまま地下に潜ってしまわぬように、足掻いて欲しい。
どんな意地を見せてくれるか・・・
辛抱強く見てみましょう。
2008/06/14(土) 09:31:35 | URL | VFカプリッチオ [ 編集]
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