コウフ狂想曲
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徳島戦雑感
2009/J2第35節 8/23(日) 徳島 0-1 甲府 鳴門大塚:4,045人 晴27.7℃ 61%
甲(77)マラニョン

テレビ観戦ですが、試合を振り返ってみます。
注目していた徳島の布陣は、甲府の両ウイングに押し込まれて守勢に回ることを恐れたのか、ここ数試合で採用していた3バックをやめてスタートから4バック。
ホームで2連敗中の徳島にすれば、安全策と言えば安全策。
しかし、攻守が表裏一体であることを考えれば、消極策と言えば消極策とも言える選択と目に映りました。
前線は羽地の1トップで柿谷をトップ下に置き、甲府の中盤に相対するような形の4-5-1の布陣となりました。

一方、甲府は中盤の底に林が復帰して、藤田と克哉を2列目に戻した4-3-3。
そして、スタートからマラニョンを右ウイングに置き、徳島のサイド攻撃の推進役である相手左SBの藤田泰成と向かい合わせる形を採りました。
「さあ、勝負だぜ!」と聞こえてくるようなスターティングポジションの妙。
勝負に対する気勢の差は、既にこの時点であったのかも知れません。

その気勢の差が徐々に形になって現われました。
林が中盤に落ち着きをもたらしたことによって、藤田と克哉が前目で自由に動けるようになり、前線との連係プレイがスムーズになりました。
両ウイングが相手SBを押し込み、ボールを奪われても高い位置から幾重にも圧力を掛け続けることで、相手に攻撃の形を作らせない。
徳島はサイドで前に出られず、中盤の底からの組立も前線の動き出しと噛み合わず、急造な布陣が災いしたか、特にトップ下に入った柿谷の良さが消されました。
結局、守勢に回ることになりました。

しかし、甲府もなかなかシュートを打つまでの形に至らず。
引いた相手に突破口を見出せず、ゴール前で堅く守る相手守備陣のバランスを崩すような攻撃のアイデアに欠けていました。
押し込みながらも、ややもするとセットプレイなどで簡単に失点しやしないかと心配になってきた前半終盤、徳島のスローインから羽地がライン際をドリブル突破。
マークした林が自陣ゴールライン際まで並走しながら、スライディングでボールを奪い返して危機回避。
久し振りに先発出場した林でしたが、気迫が伝わる好プレイを見せました。

攻める甲府に守る徳島といった構図は、後半になってもあまり変わらず。
しかし、65分、75分と前線の選手を続けて交代した直後に試合が動きました。
相手の攻撃を凌いだ後、相手DFを引き連れて自陣まで戻っていた片桐を起点にして、その攻撃は始まりました。

片桐が難しい体勢ながら斜め前方の藤田にパス。
藤田を経由したボールは、さらに斜め前方の克哉へと繋がりました。
この時、克哉の前方に立ちはだかるべき相手ボランチのマークがずれました。
ひとりは藤田のマーク、もうひとりは前線の松橋をマーク。
徳島はCBのひとりが片桐のマークで帰陣出来ないため、ゴール前が手薄状態。
ボランチのひとりが残ったディフェンダーと共にD付近でブロックを作らざるを得なくなったことを発端に、克哉の前にスペースが生まれました。

バイタルエリアへ前進する克哉に、もうひとりのCBが対応せざるを得ない状況。
横に流れる倉貫とプレスバックする柿谷も守備に間に合わず、克哉はそのCBが前に出るタイミングを見計らってマラニョンへパス。
相手CBはポジションを取り直すも、マラニョンがその穴を突くように切り返して豪快なミドルシュート。
意表を突いた形で始まった攻撃は、相手守備陣に少しずつズレを生じさせ、試合終盤、より重みを増していた先取点をようやく奪うことが出来ました。
それはまた、前半の大西、そしてクロスバーを叩いた藤田のミドルシュートを含め、ブロックを作ってもボールホルダーに対して寄せが遅れがちな相手守備陣の特性を把握したうえでの、意図のある攻撃が実ったものとも感じました。

vs徳島・布陣

起点となった片桐の動きは面白いものでした。
選手交代のタイミングとも重なって、流動的になった甲府の前線の動きに徳島守備陣の連携が乱れたようにも見えました。
FWの位置に入りながらMFの位置で仕事をするとは、まさにF・M。
FM片桐だとラジオ局のようなので、“フリーマン片桐”。

仙台戦では中盤の“フリーマン”だったために、守備を考えると危なっかしいところがありましたが、守備のリスクの少ない前線に近い位置での“フリーマン”は、相手守備陣のバランスを崩すための手段のひとつになり得そうです。
相手を翻弄する自由奔放、神出鬼没な“フリーマン片桐”。
林、秋本が復帰して2列目に藤田が戻れば尚更のこと、その起用は面白そう。
ただし、問題もあり。
味方の選手をも翻弄してはマズイです。
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